ネギの種類図鑑|家庭菜園で人気の品種はどれ?
2023/3/22
料理の薬味にも主役にもなれるネギは、私たちの食卓に欠かせない食材ですよね。そんなネギは、白い部分が長いものや青い部分が多いものなど、さまざまな種類があるんです。
そこで今回は、ネギの種類について定番の品種から甘くて食べやすい品種まで詳しくご紹介します。ぜひ、あなたのお気に入りのネギを見つけてみてくださいね。
ネギはどんな植物?
ネギは、ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に属する植物。日本でも全国的に栽培されており、1年中流通しているネギですが、旬は12月〜2月頃です。
ネギの辛味と独特の匂いのもとになっている硫化アリルは、胃液の分泌を促して、食欲増進や消化促進させる働きがあるといわれています。そのため、体調を崩しやすい冬にぴったりの野菜なんですよ。
ネギにはどんな種類がある?
ネギの種類は多く、約500種類以上あるといわれており、ネギは根元の白い部分が大半を占める「白ネギ(長ねぎ)」と葉の青々とした部分が長い「青ネギ(葉ネギ)」の2種類に分けられます。
白ネギは、茎に光を当てないように、成長と共に土を盛って栽培し、土で覆われていた部分は光合成せずに白くなるのが特徴です。青ネギは、茎を土に埋めずに栽培することから、緑の部分が多く、根元まで食べられ、白ネギよりもミネラルやビタミンが豊富で栄養価が高いといわれています。土に埋めずに育てる青ネギは、家庭菜園やプランターでも栽培できるため、初心者でも育てやすいのでおすすめですよ。
ここからは、ネギについて種類ごとに詳しく紹介します。種類によって、向いている調理法や使い方も合わせて紹介するので、ぜひ下記を参考に、お気に入りのネギを見つけてみてくださいね。
ネギの種類
下仁田ネギ
下仁田ネギは、群馬県下仁田町の特産品で甘みのある白ネギです。太くて、短い特徴的な見た目をしており、糖度は一般のネギよりも高く、加熱すると甘くトロトロとした食感になるため、すき焼きや鍋にぴったりですよ。
九条ネギ
Photo by 週末だけ野良人ISOさん@GreenSnap
九条ネギは、京都で栽培されている青ネギ。九条ネギは、葉の内側に「ぬめり」があり、ここに甘さが凝縮しているため、香りと甘さが強いのが特徴です。香りのいい九条ネギは、薬味や炒め物に使うとワンランクアップした味わいになりますよ。
深谷ネギ
深谷ねぎは、埼玉県深谷市で栽培されている白ネギです。白い部分が長くて太い見た目をしており、春、夏、秋冬の年3回収穫されます。深谷ネギの大きな特徴は、なんといって糖度が高いこと。糖度は10〜15度あり、スイカやみかんなどのフルーツと同じくらいありますよ。
芽ねぎ
芽ねぎは、発芽してから間もない青ネギです。太さは1mm程度でとても細く、長さは6〜10cmくらいあります。辛みが少なく、さわやかな香りが特徴で、寿司ネタや薬味に使われることが多いです。また、家庭菜園でも育てやすく、栽培から2〜3週間で収穫ができるため、これから家庭菜園を始めてみたい方におすすめですよ。
リーキ(西洋ネギ)
リーキ(西洋ネギ)は、地中海沿岸が原産の西洋ネギです。形は、白い部分は太くてやや短く、葉の部分は平べったい特徴的な形をしています。加熱するとトロっとした食感で甘みがあり、ねぎ特有の刺激臭が少ないため、ネギが苦手な方でも食べやすいですよ。
小ネギ(細ねぎ/万能ねぎ)
小ネギは、細ねぎ、万能ねぎとも呼ばれる青ネギです。小ネギは、青ネギを若いうちに収穫したもので、香りがよく薬味としてよく利用されています。料理の仕上げとして彩りにも使われることも多い小ネギですが、β-カロテンが豊富に含まれているといわれていますよ。
平田赤ネギ
平田赤ネギは、山形県酒田市で栽培されている白ネギです。名前の通り、根元が鮮やかな赤い色をしており、生のまま刻んで薬味にすれば爽やかな辛さがアクセントになり、加熱するとトロっとした甘みのある味わいに変化しますよ。
ネギの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
ネギは、種類によって色や大きさ、味わいもさまざまです。青ネギは、成長スピードも早く、家庭菜園でも育てやすいため、これから家庭菜園を始めてみようかなという方に、ぴったりの野菜ですよ。
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