サツキの剪定時期はいつ?大きくなりすぎたら強剪定もOK?
2024/2/14
サツキは名前の通り5月ごろに美しい花を咲かせるポピュラーなお花で、その丈夫な性質から、日本では道路や公園などの様々な場所で見られます。
今回はサツキの剪定方法について、時期や小さくする方法を含めてご紹介します。正しい剪定で、来年も豊かな花を楽しむ準備をしましょう。
そもそもサツキには剪定が必要?
Photo by かさまつさん@GreenSnap
サツキの花を毎年咲かせるためには、必ず剪定が必要です。サツキは新しく伸びた新枝に花芽をつけるので、剪定することで花数を増やし、樹形を整えることができます。
また、剪定によって混み合った枝を除いて風通しを良くし、病気や害虫の予防にもつながります。さらに、適切な剪定はサツキの健康を保ち、長く美しい花を咲かせることができます。
サツキの剪定時期は花後すぐ!
サツキの剪定時期は、花が終わった直後の5月から6月下旬までに行います。
サツキは花が落ちたらすぐに花芽ができるので剪定に適した時期が短いのが特徴です。7月以降、花芽ができてしまったあとに剪定してしまうと、翌年に花が咲かない原因になるので注意しましょう。
剪定のタイミングは、地域や植物の状態によって前後することがあるため、観察しながら最適なタイミングを見極めてくださいね。
サツキの剪定方法をステップで解説!
1.刈り込み剪定:樹形を軽く整える
サツキは生垣や街路樹などとして用いられているように、自由に樹形を刈り込むことができます。四角や丸など、整えたい樹形よりもひと回り小さくなるようにイメージしてざっくりと刈り込み剪定を行いましょう。
刈り込み剪定では、まず枝を短くするイメージで小枝の手前の太い枝をカットします。
2.透かし剪定:風通しをよくする
透かし剪定では、混み合った内側の枝を整えていきます。枝が交互に重なっている部分や、重くなっている部分を中心に間引いていき、風通しを良くしましょう。
3.刈り込み剪定:樹形を整える
最後に、思い描いている形になるように表面をきれいに整えていきます。刈り込み剪定では、表面をカットするため花がつきずらくなるというデメリットもあります。
花芽の位置を確認しながら剪定作業をするのがコツですが、初心者には難しいのでプロにお願いするのも手でしょう。
サツキは強剪定を避けるのがコツ!
サツキの剪定では、太い枝を根本から切り落とす強剪定はなるべく避けましょう。枝を落としすぎたり、太い枝を切ってしまうとサツキが弱って枯れてしまうことがあります。
大きくなりすぎたサツキのみ強剪定で小さくしよう
ただし、サツキの手入れをせずにしばらく放置していると、大きく育ちすぎることがあります。そんな時は、太く長い枝の根元にある細い枝の少し上で太い枝を切っていく「強剪定」を行って樹形を整えましょう。
強剪定は株の体力を使うので、花が咲く前の3月ごろに行います。
サツキの剪定後の管理
サツキはとても丈夫な植物なので、剪定後も普段通りのお手入れをしていれば問題ありません。サツキは乾燥に弱いので、定期的に水やりをし、花後にはお礼肥をやりましょう。
サツキの剪定時期は花が終わったらすぐ!
サツキの剪定は、豊かな花を咲かせるために欠かせない作業です。剪定の時期を逃さず、今回紹介したポイントを実践して、サツキの美しい花を毎年楽しんでくださいね。