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【サンスベリアの増やし方】植え替え時期の株分け・葉挿しがおすすめ

2024/8/21

アドバイザー園芸デザイナー 三上真史

せっかくサンスベリアを育てているなら、さまざまな方法で増やしてみるのがおすすめです。今回は、サンスベリアの増やし方として、葉挿しと株分けの方法について解説します。サンスベリアを上手に増やして、インテリアグリーンを思い切り楽しみましょう。

サンスベリアの増やし方はどれが簡単?

サンスベリアの増やし方には、「葉挿し(挿し木)」「株分け」の2つがあります。

葉挿しは、剪定したときに出た元気いっぱいの葉を挿し穂にし、土に挿す方法です。葉から発根が見られたらポットに植え替えます。株分けは、育ったサンスベリアを株から分けて別の鉢に植え替えるものです。

どちらの増やし方も簡単なので、成長を楽しみたい方は葉挿しを、ガーデニング初心者の方は株分けを試すとよいでしょう。

サンスベリアの植え替え時期が株分けや葉挿しの適期!

サンスベリアは成長速度が早いので、最低でも2年に1度の頻度で植え替えが必要になります。サンスベリアの植え替え時期は、5〜9月頃です。この時期がちょうど株分けや葉挿しにも適しているため、同時にチャレンジしてみるといいでしょう。

植え替えと植え替えるときは水はけのいい土を使用します。市販のサンスベリア専用土か多肉植物用の土がおすすめです。

サンスベリアの増やし方① 株分け

サンスベリア 葉挿し

Photo by lemonnokiさん@GreenSnap

サンスベリアの増やし方について、まずは株分け方法を解説します。葉挿しの方法と見比べながら、自分にあった増やし方を試してみてください。

株分けの方法

  1. 株分けしたいサンスベリアを鉢から取り出す
  2. 根についた土をほぐしながら株を分ける(地下茎で繋がっている子株があれば、ハサミやナイフでそっと切り分ける)
  3. 子株の切り口を日陰に置き、半日~1日ほど乾燥させる
  4. 育てたい鉢に鉢底石を敷いたら、新しく植えるサンスベリアのサイズにあわせて土を入れる
  5. 株分けしたサンスベリアをグラグラしないようやや深めに植える
  6. 土が湿る程度の水をやったら、やや乾燥ぎみに管理する

株分けした後の管理方法

株分け後は、日陰で管理して葉を休ませましょう。1~2週間ほど置いたら、土の様子を確かめ、乾ききっていたらたっぷりの水をあげてください。水受けの水は雑菌が繁殖し、成長の妨げに繋がるので、必ずきれいに捨てましょう。

株分けのあとの水やりは、暖かい時期であれば2週間に1回ほど、冬であれば1月に1回程度で、乾燥ぎみに育ててください。

サンスベリアの株分けについてよくある質問

サンスベリアの植え替えや株分けでよくある失敗例は?

サンスベリアの株分けでよくある失敗例は根腐れです。株分け後は乾燥ぎみで育てながら、必要に応じて水やりすることが大切です。表面が乾燥していても土の中はまだ湿っている可能性があるので、夏場は2週間に1回ほど、冬場であれば1ヵ月に1回ほどに留めてください。

サンスベリアの地下茎が繋がっているときはどうする?

サンスベリアの地下茎が繋がっているときは、ハサミやナイフを使って切り分けてください。切り分けた子株は半日~1日ほど日陰に置き、断面を乾燥させてから土に植えましょう。

サンスベリアの増やし方② 葉挿し(挿し木)

サンスベリア 葉挿し

Photo by みんみん♪さん@GreenSnap

つぎに、サンスベリアを葉挿し(挿し木)方法について詳しく解説します。

葉挿し(挿し木)の方法

    1. 元気いっぱいの葉を選び、根元から切り落とす(剪定したときは、枯れのない元気な葉を選んでください)
    2. 切り取った葉を10cmほどの大きさに切り分け、上下がわからなくならなようペンなどで印をつける

       

    3. 風通しのよい日陰に切り口を向けて、2~3日乾燥させる
    4. サンスベリアを育てたい鉢に鉢底石と土をいれ、切り分けた葉の下側を3分の1~2分の1ほど挿し込む
    5. 水やりをせずにそのまま置くと1ヵ月ほどで発根する。発根が見られたら土に戻し、水やりをする(必ず乾燥ぎみに育てる)

葉挿し(挿し木)したあとの管理方法

サンスベリアを葉挿ししたあとは、日陰で休ませましょう。土が乾いたころはたっぷりの水をあげて様子を見ます。

葉の下側から発根し、新芽が伸びてきたら、植え付けと同様に鉢底石と土をいれた鉢に1本ずつ植えてください。

サンスベリアの葉挿し(挿し木)についてよくある質問

サンスベリアを葉挿しをしてから、根が出るまでの日数はどれくらい?

サンスベリアの葉挿しは、発根まで1~2ヵ月ほどといわれています。もし状態が気になるなら、葉挿しした挿し穂を軽くつまみ、上に持ち上げてみるとよいでしょう。発根が進み根が土に張っていれば、土も一緒に持ち上げられる感覚があるはずです。

なお、挿し穂を持ち上げるときは、やさしく持ち上げてください。季節によっては根を張ったばかりで、持ち上げたことでちぎれる恐れがあります。

サンスベリアの葉挿しは水耕栽培でもできる?

サンスベリアの葉挿しは、土だけでなく水耕栽培でも可能です。

サンスベリアを植え替え時に株分けや葉挿しで増やそう!

サンスベリアは葉挿しや株分けでどんどん増やすことが可能です。剪定によって元気な葉を切り落としたときは、興味のある方法から増やしてみるとよいでしょう。

インテリアグリーンとしても人気の高い観葉植物ですから、ぜひこの機会に試してみてくださいね。

三上真史

サンスベリアは多肉植物なので、葉挿しした後も葉に蓄えてある水分で生きてくれます。よくある失敗の原因は、葉挿し後すぐに水をやり過ぎてしまい、切り口部分から腐ってしまうことなので、水やりはしばらく我慢して根付くのを待ちましょう。もちろん根付いたら水やりをスタートしてくださいね。

アドバイザー
園芸デザイナー三上真史

NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー

2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。

公式HP:https://mikamimasashi.site/

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