ムクゲの剪定|剪定時期や小さく育てる剪定方法を解説
2024/8/27
ムクゲは、暑い夏にハイビスカスのような大輪の花を咲かせるアオイ科の落葉性低木です。とても丈夫で、強い刈り込みにも耐えることから、街路樹として親しまれています。
この記事では、ムクゲの剪定時期やその方法、失敗しないコツについて解説します。
ムクゲの剪定は必要?

Photo by テツヤさん@GreenSnap
ムクゲは剪定をしなくても育ちますが、放任すると生育旺盛なので、どんどん大きくなって樹形が乱れていきます。枝葉が茂りすぎて見栄えが悪くなり、株全体の日当たりも悪くなるので花がつきにくくなります。
剪定をして不要な枝を間引くことで、樹形が整うだけでなく、日当たりと風通しもよくなり、病害虫の被害にあいにくくなります。
ムクゲの剪定時期
ムクゲの剪定時期は、落葉期12〜3月と花後の9月です。ムクゲを含む落葉樹は基本的に、休眠して負担の少ない落葉期に剪定をします。また、ムクゲは生育旺盛なので花後も剪定して、不要な枝を切り落として樹形を整えます。
ムクゲの剪定方法
落葉期の剪定
落葉期12〜3月の剪定は、芯となる太い枝を決め、好みの高さに切ることで、樹高をコントロールします。芯を切ったら、芯の高さに合わせてほかの枝も切り揃えてください。
花後の剪定
花後9月の剪定では、徒長枝は付け根から切り取って、そのほか込み合った枝、古い枝など不要な枝を間引いて、日当たりや風通しをよくしましょう。
ムクゲを小さく育てる剪定方法
ムクゲを小さく育てたい方は、12〜3月の剪定で思い切って切り戻しましょう。また、その年に新しく伸びた枝を前年の枝野付け根近くまで切り戻すことで、そこから新たに枝が伸びて翌年には花芽をつけます。
ムクゲの剪定で失敗しないコツ
ムクゲの剪定で失敗しないためには、その時期に切るべき枝を見極めることが重要です。
休眠している落葉期以外の剪定は、ダメージが大きいので、不要な枝を間引く程度に留めましょう。古い枝や込み合った枝、内側に向いた枝を中心に切り取り、樹形が外向きに開くようにします。また、太い枝を切ったあとは、切り口に癒合剤を塗って、雑菌や害虫から守りましょう。
ムクゲの剪定に挑戦してみよう!
ムクゲは生育旺盛なので、放っておくと枝葉が茂り害虫が発生しやすい花木です。最低でも年1回、落葉期には剪定をして樹形を整えるようにしましょう。刈り込みにとても強いので、初心者の方も思いきって、剪定にチャレンジしてみてくださいね。