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ローズマリーの剪定時期はいつ?木質化したらどこを切る?

2023/7/13

今回は、ローズマリーの剪定時期と方法、木質化したときにどこを切るべきかについてご紹介します。大切なローズマリーを元気に育てるためにも、この記事を参考に剪定するようにしましょう。

ローズマリーの剪定時期

ローズマリーPhoto by はやしももさん@GreenSnap

ローズマリーの剪定に適した時期は4〜6月です。日本も地域によって気温が異なるため、花期を過ぎて2〜4週間ほど過ぎたころと覚えておくとよいでしょう。この時期を過ぎてから剪定すると、秋に咲くはずだった花が見られなくなります。なお、匍匐性の場合は四季咲きが多いため、4~6月でも7~9月に剪定しても問題ありません。

ローズマリーの剪定に必要なもの

ローズマリーの剪定に必要なものは以下のとおりです。

  • 剪定ばさみ
  • ゴミ袋
  • 園芸用手袋
  • ローズマリーの枝はやや固いので、切れ味が安定した剪定ばさみを用意しましょう。消毒したキッチンばさみなどでも代用できますが、切り口が潰れる場合もあるので、切り口が斜めになるよう剪定してください。

    ローズマリーの剪定方法

    ローズマリーの剪定方法は、目的にあわせて選ぶことが大切です。ここでは、目的ごとの剪定方法を2つご紹介します。

    収穫のための剪定

    ローズマリーを収穫するための剪定は以下の手順で行いましょう。

    1. 伸びた茎を探す

    2. 茎の10~15cmほどを切り落とす

    3. 使い道にあわせて乾燥・保存させる

    収穫に限らず、剪定するときは必ず清潔なはさみを使いましょう。汚れたはさみを使用すると切り口から雑菌が侵入し枯れる原因につながります。

    新しい茎や葉を育てるための剪定

    新しい茎や葉を育てるための剪定は以下の手順で行います。

    1. ローズマリーの全体をチェックする

    2. 茎を生えぎわから切り落とす

    3. 全体を整える

    なお、すべての茎を切り落とすと枯れてしまうので、必ず以下の茎に絞って剪定しましょう。

  • 収穫後に葉が生えない茎
  • 内向きの茎
  • 下向きの茎
  • 枯れた茎
  • 細い茎
  • ローズマリーが木質化したときの対処法

    ローズマリーPhoto by lotusさん@GreenSnap

    ローズマリーが木質化したときは、切り戻し剪定か切り落とした枝を挿し木しましょう。切り戻しをするときは新芽がついていることを確認してからにしてください。

    切り戻し剪定の手順は以下のとおりです。

    1. 木質化した枝をチェックする

    2. 木質化した枝の下(また上)から切り落とす

    3. 全体を整える

    なお、切り戻す枝の位置によってメリットとデメリットがあります。

    切り戻す枝の位置が高い場合

    【メリット】

    ・たくさんの枝が出る可能性がある

    ・新しい枝が育つ可能性が高い

    【デメリット】

    ・切る枝数が少ないため、残った枝のほとんどが木質化する恐れがある

    切り戻す枝の位置が低い場合

    【メリット】

    ・木質化した枝を大量の取り除ける

    【デメリット】

    ・新たな枝が育たない可能性がある

    木質化した枝をたくさん切り落とした場合は、病害虫の影響を受けやすい状態です。剪定後は必ず癒合剤を塗って管理してください。

    木質化が進んだ場合の剪定

    ローズマリーPhoto by レレドリさん@GreenSnap

    木質化が進み、新芽が育っておらず切り戻しできない場合は、挿し木で育て直しましょう。挿し木の手順は以下のとおりです。

    1.木質化が進んでいない枝を選んで切り落とす

    2.切り落とした枝から5~10cmの部分で斜めにカットする

    3.葉を取り除いた枝(挿し穂)を挿し木用の土にさし込む

    挿し木に使う土は、腐敗しないよう肥料成分を含まないバーミキュライトや赤玉土などを選びましょう。

    ローズマリーの剪定で失敗しないコツは?

    ローズマリーの剪定において失敗しないコツは、以下2つです。

  • 切り口はちいさくする
  • 剪定後は切り口に癒合剤を塗る
  • ローズマリーの枝は細く、剪定後の切り口によって枯れやすい状態です。剪定後も元気に育って欲しいときは、できるだけ切り口をちいさくし、切り終えた場所は癒合剤を塗って保護するよう心がけましょう。

    ローズマリーの剪定方法についてよくある質問

    ローズマリー全体を丸く剪定したら大きくなりすぎた!どうしたらいい?

    ローズマリーの全体を丸く剪定したことで、大きく育ちすぎた場合は、枝をさかのぼって確認し、枝分かれした部分で切り落としてください。

    そうすることで脇芽が育つことがないため、ちいさな樹形を保てます。なお、ちいさく仕上げる剪定は、梅雨入り前か9~10月ごろに行いましょう。

    ローズマリーを剪定後、挿し木で育てることは可能?

    ローズマリーを剪定したあとの枝は、木質化していないものであれば挿し木でも育てられます。なお、挿し木で育てる場合は挿し穂を用意する必要があるため、木質化していない状態の枝から5~10cmほど挿し穂を作り、肥料成分の含まれていない土に挿して育てましょう。

    ローズマリーの剪定、タイミングはいつがいいの?

    ローズマリーを剪定するときに適したタイミングは以下の2つです。

  • 咲き終わった花が残っていて見栄えが悪いとき
  • 下の方が木質化して葉がないとき
  • もし木質化している枝があるときは、切り戻し剪定を行う必要があります。そのときは、必ず枝先に新芽があることを確認してから実施しましょう。

    ローズマリーを剪定してきれいな樹形をつくろう!

    今回はローズマリーの剪定時期と方法、木質化した場合の対処法を中心にご紹介しました。ローズマリーをそのまま放置すると、木質化してうまく育たなくなります。ローズマリーのかわいらしさを保ち、収穫も楽しみたいと考える方は、こまめに樹形を整えるなどの剪定を行い、木質化を防ぐよう心がけましょう。