sp logo
カート

キーワードで商品を探す

バラの品種図鑑|種類の分け方とそれぞれの特徴や開花時期を解説

2023/2/28

バラは誰にでも優しく微笑むような魅力があります。今回はバラの種類図鑑として、作成年数や樹形、おすすめの楽しみ方について詳しく解説します。

バラとはどんな花?

バラPhoto by Rikasgardenさん@GreenSnap

“花の女王”とも呼ばれることの多いバラは、北半球の温帯地域を中心に分布する植物です。落葉高木が多いものの、常緑や半落葉などさまざまな種類もあります。

一重咲き八重咲きなどと咲き方にも違いがあるほか、花びらの枚数にも5~100枚と大きな違いがあります。

バラにはどれくらいの種類・品種がある?

バラは現在4万種類ほど確認されているそうです。種類によっては地植え向きのものも多く、天候や気温に適した環境であればすこやかな生長を見せます。

生育スピードも種類によって異なるものの、早い者だと1週間で10cmも伸びるものもあります。

バラの種類・品種の分け方

バラの種類は大きさや樹形、作成年数などから見ると簡単に見分けることができます。ここではそれぞれの特徴や概要についてご紹介します。

開花時期

四季咲き

四季咲きバラの開花時期は春〜秋にかけてで、繰り返し花を咲かせることができる。四季とあるが、厳密には冬には開花しない。

一季咲き 年に1度だけ花を咲かせる。 一季咲きバラの開花時期は春が多い。

大きさ・樹形

ここでは大きさ・樹形ごとに分けた種類について紹介します。

大輪(ハイブリッドティーローズ)

大きさ:10cm~樹形:木立性(ブッシュ)

中輪(フロリバンダローズ)

大きさ:5~8cm樹形:木立性(ブッシュ)

ミニバラ

大きさ:3~5cm樹形:立性(ブッシュ)

つるバラ

大きさ:小輪~大輪でさまざま樹形:つる性

作成年数

ここではバラの作成年数に分けた種類について紹介します。

ワイルドローズ

野生種自生地にそのまま存在するもの北半球を中心に分布し、その種類は約200種ともいわれる。

オールドローズ

エレガントな花形が印象的花びらはフリルが重なったようにも見える。その多くが一季咲きの半つるまたはつる性。

モダンローズ

春~秋にかけて咲く花の総称で、四季咲きで大きい者だと15cmと大きな花をつける。香りは弱いが生命力に優れている。

花びらの形

ここではバラの花びらの形に分けた種類について紹介します。

剣弁

剣のようにとがった花びらのこと。大輪のバラに多い。

半剣弁

剣弁ほど鋭くないものの、花びらが外側に反り返り、ややとがったものを指す。

丸弁

丸く花びらが沿っていないもののこと。丸い形なので穏やかさややさしさが感じられる。

波状弁

花びらが波打つように見えるものを指す。

花の咲き方

ここではバラの咲き方に分けた種類について紹介します。

高芯咲き

花の芯が高く盛り上がっている咲き方。中心が高いので、花が咲くにつれて反り返るように外側に広がる。

平咲き

横から見たときに平たく見えるものを指す。

ポンポン咲き

花びらが細かくふわふわとした印象のものを指す。アーチなどにつけるポンポンが由来。

ロゼット咲き

横からみたときに平たく、また外側の花びらほど大きく配列する咲き方を指す。

人気のバラの種類・品種 〜四季咲き大輪〜

ここでは人気のバラの種類・品種についてご紹介します。最初は四季咲き大輪タイプから見ていきましょう。

ラ・フランス

ラ・フランス バラPhoto by 660flowerさん@GreenSnap

ラ・フランスはハイブリッドティーローズで、モダンローズに分類されるバラです。半剣弁高芯咲きで、バラと聞くと誰もが一番先に浮かぶ形をしています。

中央から外側にかけて花びらのピンクが薄くなる特徴があるので、鉢植えや地植えにするとラ・フランスの変化を楽しめますよ。

レオナルドダヴィンチ

レオナルドダヴィンチ バラPhoto by komichiさん@GreenSnap

レオナルドダヴィンチはワイルドローズタイプの四季咲き大輪タイプです。香りは弱いものの、エレガントさを感じさせます。

日本では直立性のシュラブ樹形が多いです。クォーター・ロゼット咲きで、地植えにおすすめの品種です。

ブルームーン

ブルームーン バラPhoto by SNOOPYさん@GreenSnap

ブルームーンは柑橘系のような強い香りが特徴のバラです。ブッシュ樹形でカップ咲きなので、花瓶に生けて切り花にするほか、ブーケに仕立ててプレゼントとしてもおすすめです。

害虫や雨水に弱い傾向にあるので、害虫対策や気候に気を配りながら管理する必要があります。

ボレロ

ボレロ バラPhoto by いちごみるくさん@GreenSnap

ボレロは魅力的な香りが楽しめるカップ咲き・ブッシュ樹形のバラです。樹高は80cmほどとさほど小さいので、鉢花や地植えにおすすめです。

クリーム色や白、ピンクなどさまざまな色が楽しめるので、ガーデニングにすると華やかな庭先を演出できますよ。

ピース

バラ ピースPhoto by たけのこのっこさん@GreenSnap

ピースは半剣弁高芯咲きの淡い黄色が印象的なバラです。ブッシュ樹形で花びらの端がややピンク色になるかわいらしい種類です。

地植えにすると、天候や気温によっては色がうまくつかないことがあります。ピースに違和感があるときは、鉢花にして屋内で管理すると良いでしょう。

人気のバラの種類・品種 〜四季咲き中輪〜

ここでは人気のバラの種類・品種について四季咲き中輪タイプのバラをご紹介します。

エーデルワイス

バラ エーデルワイスPhoto by カーチさん@GreenSnap

エーデルワイスは丸弁カップ咲き・ブッシュ樹形のバラです。香りは弱いものの、存在感のある種類です。

秋にはクリームイエローとピンク色が濃くなる傾向にあるため、季節によってさまざまな変化を楽しめます。地植え向きなので、こまめな害虫対策を心がけましょう。

アイスバーグ

アイスバーグPhoto by コロスケさん@GreenSnap

アイスバーグは丸弁咲き・ブッシュ樹形のバラです。“世界バラ会議”でも殿堂入りに選ばれるほど、多くの人に愛される種類です。

耐陰性・耐暑性・耐寒性に優れるほか、害虫にも強い性質があるので、地植えや鉢花でも元気に育ちます。

うらら

バラ うららPhoto by あんなココさん@GreenSnap

うららはピンクのグラデーションが印象的なバラです。丸弁咲きで香りは弱い傾向にあるものの、見頃を迎えたうららはとても華やかです。

丁寧な手入れを心がければ長持ちします。うららは切り花向きなので、ブーケやドライフラワーとの相性もぴったりです。

ガブリエル

バラ ガブリエルPhoto by しおんさん@GreenSnap

ガブリエルは波状弁咲きのバラです。波打つような花びらは、美しさのなかにもどこか繊細さを感じさせます。

鉢花との相性が良いので、リビングや寝室に飾れば、いつでもツヤのある香りを楽しめますよ。

人気のミニバラの種類・品種

ここではミニバラの種類・品種について人気のあるものをご紹介します。

グリーン・アイス

バラ グリーン・アイスPhoto by m.gardenさん@GreenSnap

グリーン・アイスはシュラブ樹形のバラです。ロゼット咲きなのでかわいらしい印象があります。

花瓶に生けて切り花にしたり、鉢花にして育てたりするとインテリアとしても楽しめますよ。

スイートメモリー

バラ スイートメモリーPhoto by gakky✧さん@GreenSnap

スイートメモリーは半剣弁咲きのバラです。ロゼット咲きなのでエレガントに見えるほか、ピンクを基調とするのでかわいらしさも感じられます。

香りはふんわりと香る程度なので、強い香りが苦手な方でも鉢花として育てやすい品種です。

ミサキ

バラ ミサキPhoto by M_Kガーデニングさん@GreenSnap

ミサキは四季咲きタイプのバラです。カップ咲きなのでバラならではのエレガントさを楽しめるほか、つる性なので地植えにもぴったりの品種です。

花持ちも良いので、花瓶に生けて生け花にしてもおしゃれなインテリアに仕上がります。

人気のつるバラの種類・品種

ここではつるバラの種類・品種についてご紹介します。上述したミサキもつる性のミニバラなので、そちらも合わせてご覧くださいね。

レイニーブルー

バラ レイニーブルーPhoto by ゆかりんさん@GreenSnap

レイニーブルーはシュラブ樹形のバラです。小さな花をつけるので、見頃を迎えるとかわいらしい庭先を演出します。

ロゼット咲きなので切り花との相性が良く、大切な方へのプレゼントにしても喜ばれますよ。

羽衣

バラ 羽衣Photo by ひろろさん@GreenSnap

羽衣は剣弁高芯咲きのバラです。耐寒性・耐暑性に優れているので、日本でも育てやすい品種とされています。

花は淡いピンク、葉は深緑色なので、地植えにすると花と葉のコントラストが楽しめるでしょう。

バレリーナ

バラ バレリーナPhoto by ほっぺさん@GreenSnap

バレリーナは5~11月にピンクや白の小さな花を咲かせるバラです。シュラブ樹形で、可憐な印象が楽しめます。

鉢植えや地植えに向いているので、庭先を多くの花で囲まれたい方におすすめです。

クリスティアーナ

バラ クリスティアーナPhoto by まささん@GreenSnap

クリスティアーナは中央が淡いピンクに色づくバラです。バラのエレガントさに加えて、どこか可憐さを感じさせます。

カップ咲き・シュラブ樹形の種類で、地植えに向いています。淡いピンクと緑のコントラストが美しく、訪れた客人をも魅了するでしょう。

バラの種類・品種に関するよくある質問

ここではバラを育てるうえで、よくある質問について2つご紹介します。

病気に強いバラの品種はどれ?

病気に強い品種としては、野生種(オールドローズ)や野生種寄りに品種改良されたものが良いでしょう。

切り花におすすめのバラの品種はどれ?

今回ご紹介したバラの中では、以下6つが該当します。

  • ブルームーン
  • うらら
  • ガブリエル
  • グリーン・アイス
  • ミサキ
  • レイニーブルー

ほかにもラ・マリエやパリス、イブピアッチェやルミナスなどもおすすめです。

バラは種類によって開花時期や花姿も異なる

今回はバラの種類についてご紹介しました。現在では4万種類以上もあるとされるバラは切り花や鉢花、地植えや贈り物としても人気の高い植物です。

GreenSnapSTOREではミニバラ・スイートルビー5号やピーチ姫、ミサキ、などさまざまなバラを取り扱っています。バラを迎え入れたい方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!

関連記事