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バラのおすすめ肥料|追肥の時期はいつ?施肥のやり方や注意点を解説

2024/11/26

バラは肥料喰いといって、たくさんの栄養を必要とし、肥料が足りていないときれいに咲きません。しかし、専門書や情報サイトによって与える時期が微妙に違ったり、肥料の種類が小難しかったりして、初心者は混乱してしまいますよね。

そこでこの記事では、バラ栽培初心者でも肥料に迷わないよう、簡単かつ簡潔にバラの肥料についてご紹介します。

初心者必見!バラにおすすめの肥料

バラ

Photo by mocoさん@GreenSnap

バラの肥料は、市販されているバラ専用肥料がおすすめです。バラ専用肥料には、バラにとって必要な栄養が調合されています。

とくに鉢植えではひとつ用意しておけば元肥・追肥の両方に使えるのでとても便利です。

バラの元肥のやり方

元肥とは、植え付ける際に土へ混ぜ込み、バラの苗が新しい環境で健康的に成長するための基盤をつくります。

元肥を与えるときは、植え穴を掘った後、その底にバラ専用肥料を規定量まいて、土と軽く混ぜ合わせまます。そのあと、バラの苗を植え穴に置き、残りの土で穴を埋め戻します。

だいたいのバラ肥料製品は、根が直接肥料に触れても問題ないようにつくられていますが、根の周りの土にバランスよく栄養が広まることも大切なので、よく土と混ぜ合わせて与えましょう。

バラの追肥時期とやり方

追肥とは、バラの成長過程で追加の栄養を与え、花を咲かせ続ける目的で与える肥料です。バラの追肥は、と秋、冬の年3回が一般的です。

  • 3〜5月の春:芽出し、開花のためのエネルギー補充。
  • 9〜10月の秋:開花で使ったエネルギーを補う。
  • 12〜1月の冬:翌年の基礎的なエネルギーを蓄える。

追肥のやり方は、バラの幹に直接肥料が触れないように3〜5cmは離して、ドーナツ状になるように製品の規定量にそって与えましょう。

バラの肥料を与える際の注意点

バラは肥料喰いである一方、肥料を与えすぎると、肥料焼けを引き起こす可能性があります。

バラ専用肥料は気温によって栄養成分の溶け出すスピードが変わります。そのため、春〜秋の時期はとくに肥料のやりすぎに注意してください。

肥料を与えすぎて肥料焼けを起こしてしまったらどうすればいい?

バラが肥料焼けを起こしてしまった場合は、傷んだ葉や枝を取り除き、過剰な肥料を洗い流すために、たっぷりと水やりをしましょう。

そのあとは、肥料の与え方を見直し、推奨される量を守って施肥するようにしてください。

バラの肥料についてよくある質問

バラの肥料に牛ふんは使える?

牛ふんは、バラの生育に必要なアンモニア成分を豊富に含んでおり、バラにおすすめの肥料のひとつです。ただし、牛ふんは元肥として使用し、追肥には緩効性化成肥料や液肥を使うようにしましょう。

バラ専用ではなく草花用肥料ではダメ?

草花用の肥料では育たないということはありませんが、バラ専用肥料を与えた方が花つきや生育はよいでしょう。

花草用の肥料を使いたいという場合は、バラは肥料の三要素のひとつ、カリ(K)が多いとうまく育たないことがあるので、よく確認しておきましょう。

本やサイトによって追肥時期に違いがあるけどなにが正しいの?

基本的には、春、秋、冬の季節で1回ずつ追肥するのが一般的ですが、生産者や専門家によっては、冬の寒肥は不要とする意見や、夏の開花後にも与えるべきといった意見も目にするかもしれません。

しかし、どれかが間違っているというわけではなく、地域の気候や土壌の状態、バラの品種などによって最適な時期は異なるのです。

はじめのうちは判断は難しいため、初心者の方は使っているバラ専用肥料の商品表示にある推奨施肥時期を参考にするとよいでしょう。

鉢植えと地植えで肥料のやり方に違いはある?

バラ専用肥料でも製品によって、鉢植えと地植えで与える量や時期が違うことがあるので、よく確認しておきましょう。また、鉢植えと地植えでは肥料持ちが異なるため、様子を見ながら調整していくとよいです。

一般的に、鉢植えでは水やりの際に栄養が流れでるため、肥料の量を控えめにしつつ、頻繁に追肥を行うのがよいとされています。

一方で地植えは、土壌に栄養が蓄積されやすく、鉢植えに比べて施肥回数は少なくすみ、冬の寒肥だけで開花する場合もあるようです。

バラは育てながら肥料の時期を見極めよう!

バラに肥料を与える時期や量については、与えるバラ専用肥料の製品によって変わることもあります。春、秋、冬の時期に与えることを念頭におきつつも、初心者はは製品表示の施肥時期と量を守るようにしましょう。