バラのドライフラワーに作り方|吊るし方やアレンジと飾り方を紹介!
2024/9/4
バラは花の女王と称される美しい花ですが、生花としての寿命は意外と短くすぐに散ってしまいます。そんなバラはドライフラワーにアレンジすることで、その美しさを長く楽しむことができます。
今回はバラのドライフラワーの作り方や、アレンジ方法、長持ちさせるコツなどをご紹介します。
ドライフラワーで楽しむバラの魅力とは?
Photo by ミコノスさん@GreenSnap
バラの花びらは薄めのものが多いため、ドライフラワーにすると繊細で上品な風合いが生まれます。赤いバラは深紅に、白いバラはアンティークなベージュに、グラデーションのあるバラはコントラストがくっきりとした色が出て、より洗練された趣きが加わるのです。
また、バラはドライフラワーになっても色や形がしっかり残るため、アレンジメントに取り入れやすいのも特徴となっています。生花とは一味違う、ノスタルジックでロマンティックな雰囲気を演出できるので、お部屋のインテリアにアレンジするのもおすすめです。
ドライフラワーなら長期間飾っておけるので、お気に入りのバラの美しさを、手軽にいつまでも楽しむことができます。
バラのドライフラワーの作り方
バラのドライフラワーの作り方は、ハンギング法、シリカゲル法、ドライインウォーター法の3つが代表的です。どの方法も難しくないので、挑戦してみましょう。
バラのドライフラワーの作り方:ハンギング法
バラのハンギング法は、バラを逆さまに吊るして自然乾燥させるドライフラワーの作り方です。ハンギング法で作ったドライフラワーは、アンティークな雰囲気が魅力となっています。天井やカーテンレールに吊るせば、おしゃれな雰囲気も楽しめます。
バラのハンギング法の手順
- バラの茎を10cmほどの長さにハサミで切り揃え、葉を取り除く
- 数本の茎を麻ひもなどでまとめて束ね、S字フックを使って逆さまに吊るす
- 風通しが良く直射日光の当たらない場所で、2〜3週間ほど乾燥させる
バラのドライフラワーの作り方:シリカゲル法
バラのシリカゲル法は、バラをシリカゲルに埋めて水分を吸収させ、短期間で乾燥させるドライフラワーの作り方です。ハンギング法に比べて色や形が崩れにくいのが特徴となっています。鮮やかな色合いを保ったまま、ボリューム感のあるドライフラワーに仕上がります。
バラのシリカゲル法の手順
- バラの茎を短く切り、花の部分だけにする
- 密閉できる容器の底に1〜2cmの厚さでシリカゲルを敷き詰める
- シリカゲルの上にバラの花を並べ、花の周りと上にシリカゲルをかぶせるように入れる
- ふたをして密閉し、1週間ほど常温で放置する
- 1週間後、容器からバラの花を取り出し、筆などでシリカゲルをはらう
バラのドライフラワーの作り方:ドライインウォーター法
ドライインウォーター法は、少量の水を張った花瓶にバラを生けて自然乾燥させる、手間いらずのドライフラワーの作り方です。自然な形で乾燥させるので、ふんわりとした花びらの形を残せるのが特徴となっています。
ハンギング法のようなアンティーク調の仕上がりが期待できますが、花首が下がる場合があるので注意してください。
バラのドライインウォーター法の手順
- 花瓶に少量の水を張り、茎の長さを揃えたバラを生ける。
- そのまま水を足さずに、1〜2週間ほど直射日光の当たらない風通しの良い場所に置いておく。
- バラが乾燥したら、茎を短く切ってアレンジを楽しむ。
コツは、最初に張る水の量を花瓶の半分ほどにすることです。水量が多すぎると腐ってしまう可能性があるので注意しましょう。
バラのドライフラワーのアレンジと飾り方
バラのドライフラワーは、そのまま飾ってもとっても素敵ですが、アレンジを楽しむのもおすすめです。以下のようなアイデアを参考に、自分だけのオリジナルアレンジを作ってみてください。
1本だけ飾る
Photo by Risaさん@GreenSnap
バラのドライフラワーをガラス瓶などに1本だけ入れて、シンプルながら洗練された印象に飾ることができます。
大きめの花瓶にたっぷりと飾る
Photo by みかみかさん@GreenSnap
大き目の花瓶にバラのドライフラワーをたっぷりと生けることで、ボリューム感があり豪華な雰囲気を演出できます。
ほかのドライフラワーと組み合わせてブーケを作る
Photo by KMKさん@GreenSnap
かすみ草やユーカリなどほかのドライフラワーを組み合わせてブーケを作ることで、優しい色合いのナチュラルなアレンジにできます。
ウォールデコレーションにして飾る
Photo by どくだみさん@GreenSnap
フレームに紐を渡し、そこにバラのドライフラワーを吊るしてウォールデコレーションにすることで、お部屋をロマンチックな雰囲気にしてくれます。
ドライフラワーのリースにする
Photo by はなさか兄さんさん@GreenSnap
リースの土台にバラのドライフラワーを絡めて、プチブーケを付けると可愛らしいお花のリースを作ることができます。
バラの色や形の美しさを活かしつつ、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせてアレンジを工夫してみてくださいね。ドライフラワーの魅力を最大限に引き出せるはずです。
バラのドライフラワーを長持ちさせる方法
せっかく作ったバラのドライフラワーを長く楽しむためには、正しい保存方法が大切です。直射日光は色あせの原因になるので避け、湿気の多い場所も避けましょう。
乾燥剤と一緒にケースに入れるか、風通しの良い場所で保管しましょう。時々ホコリを払うのもポイントです。また、強い衝撃を与えると壊れやすいので、優しく取り扱ってくださいね。
バラのドライフラワーを作って飾って楽しもう!
バラのドライフラワーは、作り方によって仕上がりが変わるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。お気に入りの方法が見つかったら、色んな品種のバラでアレンジを楽しんでみてくださいね。長く飾れるドライフラワーなら、バラの美しさをたっぷり堪能できますよ。