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パキラが根腐れする原因とは?末期状態からも復活できる?

2024/1/31

観葉植物の中でも人気のパキラは、初心者にも育てやすいとされています。ですが、突然元気がなくなったり、気がつかないうちに枯れてしまうこともあります。その理由のひとつが根腐れかもしれません。

今回は、パキラの根腐れについて詳しく解説します。根腐れの原因を知って、正しく対処しましょう。

パキラが根腐れする原因

パキラ

Photo by おりささん@GreenSnap

パキラの根腐れの原因はいくつかありますが、適切な管理を心がけることで根腐れを防ぐことができます。ここでは、主な原因を紹介します。

水やりが多すぎる

パキラは暑さと乾燥には強いですが、過湿の状態には弱い植物です。完全に土が乾燥してから水をやるのが根腐れを防ぐ一番のポイント。

水のやりすぎは根腐れの一番の原因となります。完全に土が乾いてから、鉢底から溢れるくらいたっぷりと水をやりましょう。頻繁な水やりは禁物です。

日当たり・風通しが悪い

パキラは日陰に強い植物ですが、基本的には風通しのいい明るい場所を選んで育てましょう。風通しが悪く日光が当たらない湿った場所で育てると、根が湿ったままになりやすいため、根腐れを引き起こす原因になります。

また、枝葉が増えて混み合った状態になると、葉と葉の間に風が通らず湿った状態になります。生長に合わせて、混み合った枝葉を剪定して風通しをよくしておきましょう。

植え替えていない

パキラを何年も植え替えせずに育てると、鉢の中で根が呼吸できないほど密になってしまったり、土が固くなって通気性が悪くなります。土が固くなると水を吸収できず、水はけが悪くなって根腐れを引き起こすことがあります。

基本的には2年に1度の頻度で新しい鉢に植え替えますが、鉢底から根が出ている場合は植木鉢のサイズよりも大きく育っているサインです。使用している植木鉢よりもひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

肥料が多すぎる

元気に育てようと肥料を使いすぎることも根腐れの原因になります。特に液体肥料の使用時は注意が必要です。適切な量と頻度で肥料を与えることが大切です。

根腐れしているパキラの見分け方

根腐れしているパキラは、以下のような症状が現れます。これらの症状に注意し、早めの対処を心がけましょう。

初期:根っこが臭う

パキラの根腐れの初期段階では、水やり後の鉢底から異臭がすることがあります。水やりの際に臭いが気になったら根腐れを疑いましょう。この時点で対処をすると、パキラを救うことができます。

中期:葉っぱが枯れる

根腐れが中期まで進むと、パキラの葉が枯れたり葉色が抜けてしまったりします。根腐れが起きると、根から養分や水分を吸収できなくなり、窒息状態になることで葉の状態が悪くなります。

末期:幹がぶよぶよになる

根腐れがさらに進行して末期になると、幹が柔らかくなり、触るとぶよぶよとした感触になります。また、白カビが発生して幹が白くなることもあります。この段階まで進むと、復活が難しい場合もあります。

根腐れしたパキラはどうする?

根腐れしたパキラの対処法は、症状の進行度によって異なります。ここでは、症状ごとの対処法を紹介します。

初期:土を乾燥させる

初期段階では、水やりを控えて土を乾燥させることが効果的です。直射日光の当たらない日当たりと風通しの良い場所を選んで移動させ、鉢皿にたまった水は捨てましょう。

中期・末期:根腐れした箇所を切って、挿し木をする

根腐れはだんだんと広範囲に進行していきます。腐った部分を取り除いて挿し木にすることで、挿し木から新しい根を育てることができます。

末期状態のパキラでも、幹の健康な部分を探して挿し木を試みることで復活の可能性があります。幹がスカスカになっていたり、ブヨブヨしていたら復活は難しいですが、幹の中がまだきれいであればまだ復活できる可能性が高いでしょう。健康な部分を挿し木にして育ててみましょう。

パキラの根腐れ末期から復活できるかは、幹を切ってみないとわからない!

パキラの根腐れは、早めに気づいて対処するのが復活させる一番のポイントです。根腐れが進行していても、幹がまだ生きていれば復活する可能性は高くなります。

もしパキラが根腐れで枯れてしまっても、復活できる部分を探して挿し木を試してみましょう。