【万年青が枯れる原因】元気がないときの復活方法とは？

縁起物である万年青。枯れると縁起が悪いといわれていますが、じつは枯れる理由があり、枯れたことは自然の摂理なので気にする必要はありません。

今回は万年青が枯れる原因と枯れたと思われる万年青の復活方法などについてご紹介します。

万年青が枯れる原因

Photo by Fuchsiaさん@GreenSnap

長年育てた万年青が枯れるのは自然の摂理でもあり、長年元気に生き続けた株が寿命を迎えてだんだんと弱って枯れていくことはおかしいことではありません。

しかし、数年で枯れてしまった場合、育て方にや環境がよくなかったと考えられます。

万年青が枯れる主な原因には、以下のようなものが考えられます。

水のやりすぎ

肥料のやりすぎ

日光の当てすぎ

カイガラムシなどの害虫

立ち枯れ病などの病気

植え替え時のミス

万年青が枯れるのを防ぐためにも、今一度、正しい管理方法を見直しておきましょう。

万年青を枯らさないための管理方法

置き場所について

まず基本的に万年青は、半日陰の風通しのよい場所で育てます。半日陰とは、午前中に明るい日差しが十分に差し込み、午後は少し日が陰るような場所です。

直射日光に長時間当たると葉焼けを起こしたり、水切れを起こしたりすることがあるので、西日が当たる場所は避けます。

水やりについて

万年青には適度な湿り気は必要ですが、過剰な水やりは根腐れを起こし枯れてしまう原因となります。気温が10℃以上のときは成長期なので、水を必要としますが、10℃を下回る時期は万年青の生育も緩やかになり休眠期になります。

この休眠期に水をやりすぎると根腐れを起こしやすくなります。土が乾いているかどうかを指でさわって確かめるなどして、乾いてたら2~3日経ってから水をあたえましょう。

土が乾いているかよくわからない場合は、霧吹きなどで適度に土や葉を湿らせておくとカイガラムシの発生も抑えることができます。

肥料について

万年青はあまり肥料を必要としません。与えるのであれば、春と秋に液肥を2週間に1度与えるだけで十分です。

害虫について

万年青は害虫に弱い植物ではありませんが、「カイガラムシ」や「アブラムシ」などがつくことがあります。これらの害虫は葉や幹から栄養を吸い、植物を栄養失調状態にして弱らせます。万年青の株がまだ幼年で小さいとそのまま枯れてしまうケースもあるので注意しましょう。

これらを発見したら、できるだけ早期に、ピンセットやテープなどで取り除くもしくは、水で洗い流してしまえば大丈夫です。発見することを意識して取り除きましょう。

立ち枯れ病などの病気

万年青は病気に弱くはありませんが、立ち枯れ病や赤星病などの病気にかかることがあります。立ち枯れ病の予防のためには、高温多湿な状態を避け、できるだけ風通しのよい場所で育てるてください。「赤星病」の発生を防ぐには、水やりや日光、風通しなどの生育環境を整えてあげるましょう。

植え替え時期のミス

植え替えは時期を誤ってしまうと、万年青の株に大きなダメージを与え、枯らしてしまうことがあります。万年青の植え替え適期は、9月上旬と4月頃です。植え替え直後は、直射日光を避け、最低限の風通しを確保しつつも強風に当たらない環境で育てます。

枯れた万年青はどうする？復活させる方法はある？

万年青は葉が茶色くなって枯れることがありますが、根っこまで枯らしていなくて、正しい環境で管理できれば、実は放っておいても次の葉が生えてまた復活します。

万年青は「常緑多年草」と呼ばれ、一年中葉を落とさない植物なので、ずっと葉が枯れないわけではなく、葉が一部枯れてもまた新しい葉が生えて復活するということを覚えておきましょう。

万年青が枯れると縁起が悪いって本当？

Photo by 田舎のRinko.さん@GreenSnap

万年青は縁起物の一つです、「万年」とおめでたい漢字が名前につくので、引っ越しの際や長寿のお祝いにも喜ばれる品です。

万年青が枯れると縁起が悪いと呼ばれる理由は、万年青だけに限らず、風水において枯れた葉や植物の株は運気を下げて悪い気を集めるので、ずっと置いておくのはよくないといわれる所以です。

ただ枯れるのはどんな植物においてもいつか寿命は来るのですし、「自然の摂理」なので、あまり気にすることはないでしょう。

万年青が完全に枯れる前なら導入活力剤「cu:Leaf」を使うのもおすすめ！

cu:Leaf（キュリーフ）は、弱っている植物を回復させるためにつくられた、GreenSnapオリジナルの植物専用活力剤です。

人間の血管の保護が必要な患者に処方される医薬成分を、植物に合うよう応用しました。従来の活力剤や栄養剤を、より根から浸透・吸収しやすくなるように根の回復を促すため、"導入活力剤"として初めにお使いください。また、抗菌剤も配合しているため、植物の病気予防としても効果的です。

上の写真は、別の植物に当該商品を散布した様子ですが、万年青にもお使いいただけます。

万年青が枯れる原因と復活方法をしっかり把握しておこう！

万年青が枯れる原因は、日光の当てすぎや水の与え過ぎに加え、肥料のやりすぎなどいくつもの条件が重なって最終的に弱って枯れてしまうといわれています。

また枯れたと思っても、新しい葉がまた生えてくることがあるので、すぐに処分してしまわずにじっくり時間をかけながら育てていきましょう。