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万年青の種類図鑑|品種によって大きさや花が違う?小さめに育てられるのは?

2023/1/31

地中からしなやかにすっと伸びる葉や、梅雨の季節になめらかな生クリームのような色の花を咲かせる万年青。冬には赤い実を付け、1年中愛らしい姿が楽しめることから、幅広い世代に親しまれる植物です。今回は、そんな魅力豊かな万年青の種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。

万年青はどんな植物?

万年青Photo by みどりさん@GreenSnap

万年青はキジカクシ科、またはユリ科の植物です。南は九州、北は宮城県までの地域を中心に自生します。日本の気候との相性が良く、観葉植物としても人気があります。

日本の伝統植物のなかでも特に人気が高く、庭先で育てる家庭も多いです。万年青は一年通して常緑で、その生命力の強さはどれも共通しています。葉は大きく育つものから深緑でツヤのあるものまでと幅広く現存しています。

万年青にはどんな種類がある?

万年青の品種は現在で1,000種類を超えるとされており、原種は以下7種類からと言われています。

・縞獅子

・大黒殿

・端泉

・秋津島

・外輪山

・聖光都の図

・千代田の松

いずれも和名なのは、万年青の原産が日本であることから。江戸時代の1590年頃、江戸城に徳川家康が入城の際に、徳川家の栄誉を願い常に葉を付ける万年青を献上したというエピソードもあります。

万年青の種類は大きく分けて葉が30cm以上になるもの、20cm程度の薄葉のもの、5〜10cmの小さめのものに分けられます。生長スピードは1年に2〜4枚ほどの葉を付けるほどで非常にのんびり。春〜秋の生長期に有機肥料をあげるとすくすくと育ちます。

常緑性であるものの、耐陰性に優れ、初心者でも育てやすい植物です。

万年青の種類

万年青・宝船

万年青・宝船Photo by 君にバラバラさん@GreenSnap

万年青・宝船は、ユリ科で常緑・革質な特徴を持つ万年青です。40cm〜60cmほどに育つものが多く、庭先のガーデニングのほか、観葉植物としても人気があります。

5月~7月頃には生クリームのようなやさしいクリーム色の小さい花を付けます。梅雨を過ぎる頃にはツヤのある赤い実を付けるので、1年を通して楽しめる植物です。

特に宝船は葉に黄斑があるのが特徴的で、殺風景な玄関やリビングにもマッチします。

万年青・福雀

万年青・福雀は、繁殖力が高く初心者でも育てやすい万年青です。複数の植物を寄せ植えする際にもおすすめです。

日差しが大好きな福雀なので、暖かい時期はレースカーテンから漏れる場所に置き、日光浴させるとすくすく生長しますよ。

水は春〜秋は1日に2回ほど、冬は土の乾き具合を見ながら、5日〜7日の間に1回あげると良いでしょう。

万年青・雪雷

万年青・雪雷は、細い葉に葉芸が入る特徴的な万年青です。鋭い葉先を持つ植物は古くから邪気払いとしても取り入れられることが多く、主に玄関に置くのがメジャーでした。

雪雷も葉が細くミニサイズなども豊富なので、玄関をはじめ、ガーデニングとして取り入れるのもおすすめです。

日本の気温になじむ性質から、寒さにも強いと言われています。初心者でも育てやすい植物と言えるでしょう。

万年青・端泉

万年青・端泉は非常に丈夫で育てやすい万年青です。ミニサイズのものが多いものの、生命力が高いため、どなたでも育てられます。

ちんまりとしたその愛らしい姿は、引っ越し万年青としても人気があります。肉厚の葉には雅糸竜や熨斗葉が見えることも。これは端泉のみの特徴です。

実が付くことはないものの冬でも枯れにくいので、寒冷地方でも気軽に育てられる植物です。

万年青・残雪

万年青・残雪Photo by 紫雲楽さん@GreenSnap

万年青・残雪は濃紺緑色の歯全体にさまざまな黄斑を付けた万年青です。万年青のなかでも特に古風な印象があり、和室や玄関などのインテリアとしても人気があります。

残雪の発見は江戸時代末期とも言われており、今もなお多くの人を楽しませる植物です。

日差しを好む性質のため、春~秋の間は日光浴させるのがポイント。有機肥料をあげればいつまでも元気な状態を維持しながら育てられますよ。

万年青・福包

万年青・福包はシンプルな葉が特徴的な万年青です。葉芸はないので、シンプルに万年青を楽しみたい方におすすめです。

1年に4枚~5枚ほどの丸い葉が育ちます。ふわっとしたそのやさしげのある葉は、いつ見ても癒し効果を与えてくれます。

繁殖力に優れているので、子上げにして寄せ植えにするといったアレンジも楽しめますよ。鉢は高級感のある黒をベースにすると、万年青の高級感がぐっと引き立ち、部屋の雰囲気をがらりと変えてくれるでしょう。

万年青・千代田の松

万年青・千代田の松Photo by 紫雲楽さん@GreenSnap

万年青・千代田の松は濃紺緑色の葉と二面竜雅糸竜を見せる万年青です。千代田の松は力強い印象を持つことから、観葉植物から元気をもらいたい方にぴったりです。

千代田の松は、千代田系の植物の中でも代表的な品種。生命力が高いので、春~秋は有機肥料をしっかりとあげて日光浴させるとすくすくと育ちます。

根は太くみずみずしいのが特徴です。植え替えもしやすいので、小さめの観葉植物として育てるほか、さまざまな品種の万年青と寄せ植えしても素敵に仕上がりますよ。

万年青・千代田城

万年青・千代田城Photo by 紫雲楽さん@GreenSnap

万年青・千代田城は千葉や静岡、徳島県などで有名な万年青です。葉全体にクリーム色の表皮が覆われているように見えるのが特徴です。

古風なイメージのある万年青のなかでも、千代田城は西洋寄り。和室や寝室のほか、リビングにも合わせやすいのが魅力。

ただし、クリーム色の部分がほかの万年青に比べて多いため、葉焼けしやすいです。直射日光は避け、遮光カーテンの隙間から入る日差しに当てるのがポイント。

万年青・縞獅子

万年青・縞獅子は葉がくるくると巻く特徴を持つ万年青です。ゆるいカーブがおしゃれなので、リビングや玄関に置くのもおすすめ。小さめの品種も多いので、窓際に並べてもかわいらしいリビングに仕上がりますよ。

生命力が高いので、引っ越し祝いや開店祝いといった贈り物などにも喜ばれる品種です。濃緑の葉と白色の模様が美しく、訪れた人の目を引く品種です。

万年青・富国殿

万年青・富国殿は鋭い葉と美しい総雅糸竜が魅力的な万年青です。丁寧なお手入れが必要な品種なので、こまめに手を掛けて育てたいと考える方にぴったりです。

3才頃から富国殿の特徴でもある黄色の模様を付けた葉が芽吹くので、成長過程が楽しみやすい品種です。細い葉と下に下がる葉が育つので、高級感も感じられます。

春と秋は富国殿の生長期でもあるため、有機肥料と日光浴、定期的な水やりを行うことで元気に育ちますよ。

ムラサキオモト

ムラサキオモトPhoto by koichiさん@GreenSnap

ムラサキオモトはオモトと付くものの全く別の科です。ムラサキオモトはツユクサ科・ムラサキオモト属の品種で、一方の万年青はキジカクシ科やユリ科。購入する際は品種が異なるので注意しましょう。

ムラサキオモトは葉が万年青にそっくり。また葉の裏は紫に染まっていることから、ムラサキオモトと呼ばれるようになりました。

日光浴が大好きで、日照不足が続くと葉の色ツヤが落ちます。寒さには弱いものの、暑さには強いので春から夏にかけてぐんぐんと生長する姿が楽しめますよ。

ムラサキオモト・オーロラ

ムラサキオモト・オーロラはムラサキオモトと同じツユクサ科・ムラサキオモト属です。万年青に似ているものの、ほかの品種に比べて斑が大きいといった特徴があります。

育て方はムラサキオモトと同じように、日光浴をさせること。夏が生長期なので、有機肥料や水やりをこまめに行うことで元気に育ちます。

根詰まりなどを起こすと葉が変色することがあります。鉢の下から根の伸び具合を確認しながら生長期に合わせて植え替えをすると良いでしょう。

万年青の種類はたくさん!お気にいりを見つけてみて

万年青にはたくさんの種類があります。クリーム色の斑を付けたり、赤い実を付けたりなど、1年を通して楽しめる品種が豊富です。

GreenSnapSTOREでは、舞子獅子や端泉と福雀のセット、双天などさまざまな万年青をご用意しています。

万年青を育ててみたい方やどんなものがあるのか気になる方は、ぜひこの機会にGreenSnapSTOREを覗いて見てはいかがでしょうか。

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