【万年青の花言葉】縁起がいい意味とは?引っ越し祝いにぴったり?
2023/2/21
葉を観賞するための植物として、日本で古くから親しまれていた万年青。葉を落とすことがなく、その様子が「長寿」を連想させることから、縁起物としてさまざまな人に大切にされてきました。
今回はそんな万年青の花言葉と特徴、プレゼントにおすすめのお祝いシーンについてご紹介します。
万年青の花言葉
万年青の花言葉は「長寿」「長命」「母性の愛」「崇高な精神」です。従来の観葉植物と異なり、万年青には葉を落とす習性がありません。そのような特徴から命や精神にまつわる花言葉が付けられました。
なお、万年青には怖い花言葉は一切なく、縁起の良い花言葉が多いとされています。敬老の日などにぴったりなので、安心して選びましょう。
万年青ってどんな観葉植物?花や実もなるの?
万年青の歴史にはさまざまな説があります。そのなかでも特に有名なのが、初代天皇でもあった神武天皇が万年青を抱えながら日本を創造したとされるものです。
また4000年前の中国の薬草書や神農本草経、1000年前の日本の薬草書にもその名は記載されていることから、アジアでは古くから親しまれている植物だったと言えます。
万年青はユリ科オモト属であることから、4~6月に花を咲かせます。花と言ってもユリのような花ではなく、どこかトウモロコシに似たクリーム色の肉穂花序です。また、11~12月にはこの肉穂花序が変色し、赤や黄色のずっしりとした実に変わります。
万年青は縁起がいいといわれる理由は?
万年青が縁起が良い植物といわれる理由は、万年青の別名にあります。万年青には「緑起草」という別名がありますが、そのルーツは戦国時代に遡り「関ヶ原の戦い」後の1612年、舞台は徳川家康のいる「江戸」です。
大きな戦を終えたあとから着工を進めていた徳川幕府の象徴ともされる「江戸城」の本丸がついに完成し、徳川家康は家臣から3鉢の万年青を祝いの品として受け取り、大切に飾っていたそうです。
その後、江戸幕府は数百年にまで栄華を極めたことから、大変縁起の良い植物と言われるようになりました。
万年青はこんなお祝いシーンでのプレゼントがおすすめ
Photo by 田舎のRinko.さん@GreenSnap
徳川幕府とのエピソードや花言葉によって、万年青はお祝いシーンにはぴったりの植物と言えます。ここではプレゼントに特におすすめしたい3つのシーンをご紹介します。
引っ越し祝い
万年青は引っ越し祝いにおすすめの植物です。徳川家康の江戸城本丸完成時に受け取ったエピソードにも通じるように、移転祝いや改築祝いなどにもおすすめです。
ただし、新しい場所に大きなものを贈ってしまうと、飾る場所に困る場合があります。引っ越し祝いや移転祝い、改築祝いなどに万年青を贈るときは、タイミングを見計らってからプレゼントすると、ぴったりの場所で大切に育てられるでしょう。
敬老の日
「長寿」や「長命」「崇高な精神」など、命や精神にまつわる花言葉があることから、敬老の日の贈り物としても万年青はおすすめです。
風水では上向きの葉の万年青には陽の気が宿るとされ、気分上昇やポジティブさに効果を成すとされています。なかなか思うように体が動かず、「歳を取ったなぁ」と感じる祖母や祖父に上向きの葉の万年青を贈れば、きっとポジティブな気持ちを取り戻すでしょう。
また、小さな葉の万年青には活力の気が宿ることから行動力の向上につながるとされています。小さな葉、そして上向きの葉をした万年青を贈れば、みるみるうちに若さを取り戻してくれるかも知れませんよ!
万年青の花言葉は縁起がよくて、お祝いにぴったり♪
万年青には江戸時代中期の徳川家にまつわるエピソードのほか、命や精神にまつわる花言葉が多くあります。敬老の日の贈り物はもちろん、引っ越し祝いや移転祝い、改装祝いなどに選ぶのもおすすめです。
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