ロックガーデンに植えたいおしゃれな植物10選!デザインや石の合わせ方は?
2023/1/26
ロックガーデンは、石などに植物を組み入れてつくる、おしゃれなガーデニングスタイルです。石と石の間で育つ植物たちの姿は、自然界でたくましく育つ勇壮さや味わい深さがあります。
この記事ではロックガーデンに植えたいおしゃれな植物10選と、デザインや石の合わせ方についてまとめているので、ぜひロックガーデンをはじめたい方は参考にしてみてくださいね。
ロックガーデンとは
ロックガーデンとは、庭に石を組み立て、そのすき間に植物を植えた、ガーデニングデザイン、スタイルのひとつです。笹やつつじなどを植えれば和テイストの庭園に仕上がり、ユッカやヤシの木などを植えれば異国のリゾート地のように仕上がります。
ロックガーデンには和・洋のいずれもあるものの、洋風のデザインをさすのが一般的です。
ロックガーデンにはどんなデザインがある?
ロックガーデンと一口に言っても、そのデザインはさまざま。ここではロックガーデンに用いられるデザインとして有名なものを3つご紹介します。
ドライガーデン
ロックガーデンのデザインとして1つ目に挙げられるのが「ドライガーデン」です。ドライガーデンとはその名のとおり、乾燥を好む植物をメインに育てるガーデニングのこと。
今話題の多肉植物をはじめ、サボテンやユッカなどを植えたい方におすすめです。海外ではアリゾナガーデンと呼んだり、デザートガーデンと呼んだりすることもあります。乾燥に強い植物を育てることから、ほかのガーデニング方法より簡単なのもポイントです。
乾燥に強い植物は青々とした種類が豊富。そのため、モノトーンで統一した家やごつごつとした岩がたくさんある家と相性が良いです。
サキュレントガーデン
ロックガーデンのデザインとして2つ目に挙げられるのが「サキュレントガーデン」です。
「サキュレント」、つまり多肉植物を植えていくロックガーデンの一つで、多肉植物の庭のようなイメージをさします。多肉植物を密集させてガーデニングを行うため、広い庭がなくても楽しめるのがポイントの一つ。
どのような家にでも合うため、集合住宅や戸建ての方でも気軽に楽しめるのも魅力です。
リゾートガーデン
ロックガーデンとして3つ目に挙げられるのが「リゾートガーデン」です。その言葉通り南国のリゾート地をイメージさせるデザインで、ヤシなどを中心に組み合わせていきます
開放感のなかにもリラックスできる雰囲気があり、朝食やランチを楽しむのもおすすめです。植物の選び方によっては、さまざまなリゾート地を演出できることから、行ってみたい場所や思い出の強いリゾート地を自宅で楽しみたい方にはぴったり。
高さのある植物を選ぶなら大きな庭のある家で、広々とした空間でリッチガーデンを楽しみたいなら大きめのテラスがある家に取り入れると良いでしょう。
ロックガーデンにおすすめ!おしゃれな植物10選
ロックガーデンをはじめるにはその植物選びも大切です。ここでは和風・洋風どちらのデザインにも合わせやすい植物を10種類ご紹介します。
植物の耐陰性や耐寒性についても解説しているので、ロックガーデン初心者の方はお住まいの地域に適した植物を選んでくださいね。
ドラセナ
とがった葉先で、しなやかさと自然界でたくましく育つ強さを感じさせるドラセナ。洋風のデザインと合わせやすく、取り入れれば異国のリゾート地をイメージさせる植物です。
耐陰性・耐寒性に強く日本でも育てやすい植物であるものの、斑模様のある種類は耐寒性が低いので注意しましょう。
ユッカ
洋風に合わせやすい植物の一つユッカ。その颯爽と生え広がる葉の特徴から「勇壮」「偉大」といった花言葉があります。
耐陰性に優れているので日陰の多い庭でも育てやすいです。耐暑性・耐寒性に優れているため、気軽に取り入れやすい植物の代表格とも言えるでしょう。
アロエ
ぷっくりとした葉はみずみずしさに溢れ、ひと目見ただけでも元気を与えられるアロエ。多肉植物の一つとしても親しまれているので、サキュレントガーデンにぴったりです。
太陽光が大好きなアロエは、日当たりの良い場所で育てましょう。品種によって地植え向きとそうでないものがあるので、耐寒温度をチェックして選ぶといいですよ。
サボテン
和風・洋風いずれのデザインにも合わせやすいサボテン。トゲトゲとした特徴から、玄関先に置いて厄払いとして取り入れることも多いです。
もともと温かい地域の植物なことから耐暑性に優れているものの、耐陰性・耐寒性にはやや弱いといった特徴があります。地植えよりも鉢植えで管理するのが良いでしょう。
ヤシ
ロックガーデンのシンボルツリーにおすすめなのがヤシ系の植物です。日本の気候にあったヤシの種類はカナリーヤシや蘇轍(ソテツ)、ココスヤシなどが代表的です。
とくにココスヤシはやや小ぶりに育つので、一般的な住宅のお庭でも管理しやすいのが魅力。-7度ほどまでは耐えられる耐乾性があるため、やや冷え込みやすい地域でも育てられます。
ちょっとした積雪にも強いので、異国のリゾート地を理想とした洋風のデザインに仕上げたい方にもおすすめです。
スイートアリッサム
白やピンク、黄色などの花色でほんのりと甘い香りが漂うスイートアリッサムは、和風・洋風のデザインにも合わせやすいです。耐乾性に優れているのでガーデニング初心者にも人気があります。
ただし、高温多湿になりやすい場所や寒い場所には弱いので、鉢植えや寄せ植えとして管理すると良いでしょう。
セダム
ぷっくりとした星のような葉がいくつも連なるセダム。多肉植物の一つでロックガーデンには最適な植物です。和風・洋風いずれのデザインにも合わせやすいので、初心者にも人気があります。
種類によって耐陰性・耐寒性が異なるので、セダムを選ぶときは特徴をチェックしてから地域にあったものを選びましょう。
ローズマリー
うっそうと生い茂るローズマリーは、耐暑性・耐乾性いずれにも優れた特徴を持つ植物です。乾燥や風にも強いため日本各地の気候にも合わせやすいのが魅力。
和風・洋風のデザインにも合わせやすいほか、料理や美容、芳香剤などにも使えることから、多用途で活用したい方にぴったりです。
レモンバーム
ハーブの一種としてさまざまな世代に親しまれるレモンバーム。葉をやさしくこするとレモンのような香りが楽しめるので、紅茶や料理にも用いられる植物です。
耐陰性に優れているため、岩場や木の下、庭先に植えても育ちやすいといった魅力があります。和風・洋風にも合わせやすく、ガーデニング初心者にもぴったり。
ウスユキソウ
日当たりの良い岩場に生えるウスユキソウ(別名エーデルワイス)もロックガーデンにおすすめです。多年草なので一度植えればいつまでも楽しめます。
しかし、高温多湿や乾燥する場所には不向きなので、水やりは夕方以降にするのが効果的。和風・洋風のいずれにも合わせやすく耐乾性にも優れているので、寒冷地などでのガーデニングに最適です。
ロックガーデンにおすすめの石
ここではロックガーデンにおすすめの石について4種のカラーに沿ってご紹介します。なおロックガーデンで使用する石は溶岩石や軽石を選びましょう。
これらの石は多孔質と呼ばれるたくさんの穴が空いているといった特徴があります。雨や水やりによって取り込まれた水分が石全体に浸透しやすいことから、植物との相性が抜群なのです。
ロックガーデンにおすすめの石の特徴を照らし合わせながら、好みのカラーをチョイスしましょう。
ホワイト系
ロックガーデンにおすすめの石として1つ目はホワイト系が挙げられます。ゴツゴツとしたイメージのある白砕石やナチュラルな明るさが魅力的なホワイトロックは、ロックガーデンに最適です。
白砕石であれば厳かな雰囲気を楽しめる純和風なテイスト、ホワイトロックであればハワイやグアムなどの海岸のようなイメージに仕上がりますよ。
レッド系
ロックガーデンにおすすめの石として2つ目はレッド系が挙げられます。溶岩石もクラッシュピンクも洋風のデザインに最適。
赤の映える石を選べばユッカやヤシの木といった南国らしい植物との相性が良く、初心者でもすぐにリゾート地のような庭先に仕上がります。
イエロー系
ロックガーデンにおすすめの石として3つ目に挙げられるのがイエロー系です。ベージュロックやクォーツロックなどがあり、一目見ただけでも華やかなイメージをもたらします。
ユッカやサボテンなどと合わせれば、まるでSNS映えするカフェのようなデザインに。
ブラック系
ロックガーデンにおすすめの石として4つ目はブラック系です。ゴツゴツとした石の印象と暗い色味のブラック系だからこそ笹や芝桜、つつじなどと合わせれば和テイストに仕上がります。
一方、大ぶりの葉や先端のとがった葉などを合わせれば、ハワイの海岸沿いのような雰囲気に仕上げることも。ブラック系はどんな植物にも合わせやすいので、好みの植物に合わせて選んでも良いでしょう。
おしゃれなロックガーデンに挑戦してみよう!
おしゃれなロックガーデンを楽しむためには、石の選び方や植物の特徴を知ることが大切です。
好みのガーデニングイメージが浮かんだら、GreenSnapSTOREで販売中のユッカや多肉植物を覗いて見てはいかがでしょうか?きっとお気に入りの植物と出会うことができますよ。