シャクナゲの剪定時期はいつ?強剪定より花がら摘みや芽かきが大事?
2024/2/14
シャクナゲ(石楠花)は、春に気品あふれる美しい花を咲かせる人気の花木です。その美しさを最大限に引き出すためには、毎年の剪定が欠かせません。この記事では、シャクナゲの剪定に最適な時期や方法、花がら摘みや花芽摘みのやり方を詳しく解説します。
シャクナゲは強剪定の必要がないって本当?
Photo by 〇〇さん@GreenSnap
シャクナゲは、ほかの樹木のような樹形を整えるための強い剪定や刈り込みは通常必要ありません。これは、シャクナゲが枝が少なく、古い枝から新しい芽が出にくい性質を持っているためです。
しかし、手入れをしないと花のつきが悪くなるので、シャクナゲに合ったケアが大切です。シャクナゲのケアは主に、強く剪定するよりも、「芽かき」「花芽摘み」「花がら摘み」の3つを行うことが重要です。
シャクナゲの剪定時期は花が終わったら
シャクナゲの手入れの時期は、花が終わった直後の4〜7月の間です。気温が安定している暖かい時期にお手入れを行うことで、株のダメージを少なくすることができます。
シャクナゲの整え方
花がら摘み
花がら摘みとは、枯れた花やしぼんだ花を剪定ハサミなどで取り除くことです。花が枯れたあとそのままにしていると、すぐに種ができてしまいます。種を作ると株の体力を使い切ってしまうので、花が咲き終わったらすぐに花首の付け根から花がらを取り除きましょう。
芽かき
芽かきとは、名前の通り芽を摘み取ることです。シャクナゲの花がらを摘んだあと、枝から少し伸びてきた新芽も一緒に摘み取っていきましょう。芽かきをすると、脇芽が伸びることでよりボリュームのある株にすることができます。
花芽摘み
花芽摘みとは、一番元気な花芽を残して、他の花芽を摘むことです。不要な花芽を取り除くことで、残った花芽に十分な栄養が行き渡り、より大きく美しい花を咲かせることが可能になります。
シャクナゲの剪定でよくある質問
シャクナゲの樹形をこんもりさせたいときはどう剪定する?
シャクナゲの樹形をこんもりとさせたい場合は、芽かきを行います。新芽が伸びてきたら、競合する芽や不要な芽を摘み取ります。これにより、残った芽から新しい枝が生え、樹形が密になります。
シャクナゲが大きくなりすぎた!強剪定しても大丈夫?
樹形をコンパクトにしたい場合は強剪定を行ってもいいですが、木が弱る可能性があるので注意しましょう。
樹形が大きくなりすぎた場合でも、急激に大量の枝を切り落とすことは避けましょう。間引き剪定を行い、徐々に樹形を整えていくのがポイントです。
シャクナゲは剪定より花がら摘みをしっかりすべし!
シャクナゲの剪定は、美しい花を咲かせるために重要な作業です。花がら摘みや芽かき、花芽摘みを丁寧に行うことで、シャクナゲは来年も美しい花をたくさん咲かせてくれるでしょう。剪定に自信がない場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。大切なシャクナゲを健康に育て、美しい花を楽しみましょう。