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【彼岸花の花言葉】怖い意味はある?青や白、赤で意味がちがう?

2024/8/14

どこか誰かを想うような、そして誰かを待つように咲く彼岸花には、特徴にあった花言葉がつけられています。今回は彼岸花の花言葉と特徴、たくさんの別名がある秘密についてご紹介します。

日本の「お彼岸」との関係性や怖い意味についても解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

彼岸花の花言葉

彼岸花(ヒガンバナ)

彼岸花(ヒガンバナ)の花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」です。これらは墓地などで見かけることの多い花であることが由来とされています。

なお、日本特有の「彼岸」を用いた彼岸花は「夏の終わりに咲く」といった特徴が由来です。どこかさみしげな特徴もある彼岸花は、いつも誰かを想って咲いているのかも知れませんね。

彼岸花の色ごとの花言葉

彼岸花には共通する花言葉のほかにも花色ごとに特徴になぞらえた花言葉がつけられています。ここでは、彼岸花のなかでもオーソドックスな5種類の花言葉をご紹介します。

赤い彼岸花

赤い彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」です。これらの花言葉は故人を偲ぶ思いが由来とされています。

白い彼岸花

ヒガンバナ

白い彼岸花の花言葉は「また会う日を楽しみに」「想うはあなたひとり」です。「想うはあなたひとり」は、花が落ちた後に葉がでる様子からつけられたとされています。「また会う日を楽しみに」は、赤い彼岸花同様、故人を偲ぶ思いが由来です。

黄色の彼岸花

黄色の彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「追想」「深い思いやりの心」「陽気」「元気」です。赤や白とは異なり、ビタミンカラーであることが花言葉に通じていると考えられています。

オレンジの彼岸花

彼岸花(ヒガンバナ)Photo by ぷりんちゃんさん@GreenSnap

オレンジの彼岸花の花言葉は「妖艶」です。日陰でもエキゾチックな色をつける特徴に由来しています。

青い彼岸花

アニメでも一躍有名となった青い彼岸花ですが、残念ながら現実世界で見ることはできません。なお、さまざまな色合いの彼岸花があるのに青系の花が咲かないのは、青の色素を作り出す酵素遺伝子がとても少ないことが理由と言われています。

彼岸花の花言葉には怖い意味もある?

彼岸花の花言葉に怖い意味はありません。しかし墓地に咲くことも多く、また故人を偲ぶ思いが花言葉につけられていることから、怖いイメージが先行していると考えられます。

なお、墓地で彼岸花を見かけることが多いのは、彼岸花の持つ毒が理由です。モグラやネズミから遺体やお供え物を守るために毒性の強い彼岸花を植えたことが、墓地で多く見かける理由とされています。

彼岸花とはどんな花?

彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する多年草の植物です。田畑のあぜを赤く染めると、秋の到来を感じさせます。

開花時期は9月で、花が咲く時期には葉をつけないといった特徴があります。花が終わってから葉をつける様子は、花言葉の「また会う日を楽しみに」に通じます。

翌年には前年につけた葉が枯れ、最小限の茎や根、葉で光合成を行いますが、これは地中の根や鱗茎と呼ばれる部分に多くの栄養を蓄えるためと考えられています。

彼岸花にはたくさんの別名があるって本当?その理由は?

彼岸花にはたくさんの別名が存在していることをご存じですか?その理由は、彼岸花には強い毒性があるからです。彼岸花の別名は以下のとおりです。

  • 曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃかとも呼びます)
  • 死人花(しびとばな)
  • 地獄花(じごくばな)
  • 毒花(どくばな)
  • 痺れ花(しびればな)
  • 幽霊花(ゆうれいばな)
  • 剃刀花(かみそりばな) など

彼岸花の花全体には毒性があり、ガーデニングやインテリアとして飾ると小さい子どもやペットに触れる可能性があります。多量に摂取すると嘔吐や腹部けいれんなどを発症する場合がありますから、取り扱いには細心の注意を払いながら管理してください。

彼岸花の花言葉には怖い意味はないので安心して!

彼岸花は墓地で見かける機会が多いことから、故人を偲ぶ思いに通じた花言葉がつけられています。怖い花言葉はないものの、さみしげな花言葉が多いので、贈り物にするのは控えた方が良いと言えるでしょう。

また、彼岸花の花には毒性があり、多量に摂取すると嘔吐や腹部けいれんなどに陥ることがあります。自宅や庭先で彼岸花を育てる場合は、小さい子どもやペットが触れないよう十分に気を付けながら管理することが大切です。