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彼岸花はどこに毒がある?触ると危険?致死量や起こる症状を解説

2024/7/26

彼岸花は秋のお彼岸の時期に独特な形の赤い花を咲かせる草花で、近所に田んぼや川原がある方は親しみがあるのではないでしょうか。一方で、毒があるから触ってはいけないと子どもの頃に教わったりもします。この記事では、そんな彼岸花の毒性について詳しく解説します。

彼岸花はどこに毒がある?

彼岸花

Photo by ひまわりさん@GreenSnap

彼岸花の毒は株全体にあります。とくに球根の内側である鱗茎に多く含まれており、「リコリン」「ガランタミン」など約20種類ものアルカロイドという毒素を持っています。なかでもリコリンは毒性が強く、人体に害を及ぼします。

彼岸花の毒による症状

彼岸花は触れる程度であれば害はありませんが、彼岸花に触れた手で食品を扱ったり、誤食してしまうと食中毒を起こす危険性があります。

もし彼岸花を誤って摂取してしまった場合、腹痛や嘔吐、下痢、最悪呼吸困難を引き起こします。彼岸花に触れたあと、もしこのような症状が現れたら、念の為病院で診察を受けた方がよいでしょう。

彼岸花の毒で死ぬことはある?

リコリンの致死量は一般的に10g、中毒症状は2〜3gほどで起こるといわれています。彼岸花に含まれるリコリンの量は、鱗茎を含む球根に0.65gほど、葉に3.0gほどです。そのため、一度に大量に摂取しない限りは、深刻な症状には陥ることはないでしょう。

ただし、子どもやペット、とくに小動物にとっては少量でも危険なことがあるため、注意してください。

彼岸花の毒は強くはないが、ペットや子どもは注意!

彼岸花はもともとは、害獣や害虫対策のために田んぼや畑の近くに植えられたそうです。彼岸花1株あたりの毒性は強くはありませんが、それでもペットや体の小さい子どもにはどのような影響が出るかわからないので近所に咲く場所がある方は注意しましょう。

一方で、アルカロイドは水に溶ける性質があるので、アク抜きをして正しく処理したあと非常食として食べられていた歴史もありますよ。