ずっと咲き続ける花(多年草)のおすすめ一覧!育てやすいのは?
2025/5/12
ずっと咲き続ける花々は、花壇や鉢植えの主役として人気です。手入れを工夫すれば、半年以上も花を楽しめることもある多年草の中から、育てやすいものを厳選してご紹介します。
「ずっと咲き続ける花」とは多年草のこと?
「ずっと咲き続ける花」とは、一般的には開花期間が長く、さらに毎年繰り返し咲いてくれる多年草を指すことが多いです。ただし、はっきりとした定義はなく、単に開花時期が長い花を指すこともあります。
もちろん、文字通り永遠に咲き続ける花は存在しませんが、開花時期が季節をまたぐほどつづくと、まるで“ずっと咲いている”ように感じられるため、ガーデニングでも重宝します。また、翌年以降も咲き続けることから、初心者でも扱いやすいといえます。
そのため、この記事では「ずっと咲き続ける花=開花時期の長い多年草」としてご紹介します。
ずっと咲き続ける花(多年草)のおすすめ8選
ガザニア
ガザニアは、春から秋(4~10月頃)まで長い期間花を咲かせる多年草です。太陽の光が当たると花が開き、曇りや夜は閉じる性質があります。
花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンクなど多彩で、花壇やグランドカバーにおすすめです。日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥には強いですが、過湿には弱いので注意が必要です。育てやすく、初心者にも向いています。
エリゲロン

Photo by mahosihoさん@GreenSnap
エリゲロンは、5〜11月までの長期間にわたり白やピンクの小さな花を咲かせる多年草です。
草丈は10~30cmほどで、日当たりと風通しの良い場所を好みます。乾燥には強いですが、蒸れや過湿には弱いので、水はけのよい土を選びましょう。耐寒性・耐暑性ともに強く、育てやすい植物です。こぼれ種でもよく増えるので、手間がかかりません。
ガウラ
ガウラは、5〜11月まで長く咲き続ける多年草です。白やピンクの蝶のような花が特徴で、風に揺れる姿が人気です。
日当たりと水はけの良い場所でよく育ち、乾燥にも比較的強いです。成長が旺盛なので、広がりすぎる場合は切り戻しや株分けで調整します。初心者でも育てやすいですが、株が大きくなったら更新のために株分けをすると元気に育ちます。
チェリーセージ
チェリーセージは、5〜11月まで鮮やかな赤やピンク、白、黄色など多彩な花を咲かせます。
日当たりと風通しの良い場所を好み、乾燥や暑さに強いのが特徴です。成長が早く、草姿が乱れてきたら夏前に刈り込むことで形を整えられます。寒さにはやや弱いですが、関東以西の平地なら冬越しも可能で、初心者にも育てやすいハーブです。
宿根バーベナ
宿根バーベナ(三尺バーベナ)は、5〜11月まで長期間花を咲かせる多年草です。紫色の小さな花が茎の先にまとまって咲き、花壇やグランドカバーとして人気があります。
日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥にも強いです。成長が旺盛なので、広がりすぎる場合は切り戻しや間引きで調整します。丈夫で育てやすいので、初心者にもおすすめです。
ランタナ
ランタナは、5〜11月まで長く咲き続ける多年草(日本では半耐寒性または一年草扱いの場合も)です。花色は赤、黄、ピンク、オレンジなど多彩で、咲き進むにつれて色が変化するのも特徴です。
日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥に強く丈夫です。成長が早いので、広がりすぎた場合は剪定で調整します。初心者でも育てやすい花です。
オステオスペルマム
Photo by 慶子さん@GreenSnap
オステオスペルマムは、春(3~6月)と秋(9~11月)に花を咲かせる多年草です。白やピンク、紫、黄色などの花色があり、花壇や鉢植えに人気です。
夏の高温期は花が休みますが、涼しくなると再び開花します。日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥にも比較的強いです。育てやすく、初心者にもおすすめです。
エキナセア
エキナセアは、6〜10月ごろまで花を咲かせる多年草です。ピンクや白、黄色、オレンジなどの花色があり、中心が盛り上がった独特の花姿が特徴です。
日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥や暑さにも強いので育てやすいです。丈夫で手間も少なく、ガーデニング初心者にも向いています。
ずっと咲き続ける花(多年草)一覧
花の名前 | 開花時期 | 開花期間 |
---|---|---|
ガザニア | 4〜11月 | 約8か月 |
エリゲロン | 4〜11月 | 約8か月 |
ガウラ | 5〜11月 | 約7か月 |
チェリーセージ | 5〜11月 | 約7か月 |
宿根バーベナ(三尺バーベナ) | 5〜11月 | 約7か月 |
ランタナ | 5〜11月 | 約7か月 |
オステオスペルマム | 3〜6月・9〜11月 | 約6か月(2季咲き) |
エキナセア | 6〜9月 | 約4か月 |
おすすめのずっと咲き続ける花(多年草)まとめ
こうした花々は、一度植えるだけで何年も育てられるうえに、手入れ次第で開花期を延ばすことも可能です。ただし、意外にもそう多くの品種が存在するわけではないので、花を長く楽しみたい方は、これらの花々を育ててみてはいかがでしょうか。 ちなみに、多年草以外のずっと咲き続ける(開花時期の長い)花といえば、パンジーやペチュニアなども有名ですよ。