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菜の花の種まき時期と方法!直まきやポットまきのコツは?

2024/3/21

春の訪れを告げる黄色い花、菜の花。アブラナ科の一年草で、種まきから花が咲くまでの期間が比較的短いことから、花壇づくりにもおすすめの植物です。今回は菜の花の種まき方法とコツについてご紹介します。

菜の花を種まきから育てるのは難しい?

菜の花 種まき

Photo by まりりんさん@GreenSnap

菜の花の種まきは、そう難しいものではありません。発芽適温が10〜20℃と幅広く、発芽率も高いので、初心者の方でも簡単に育てられます。種まきから育てられると、一度にたくさんの苗がつくれるので安価に菜の花畑や収穫が楽しめますよ。

家庭菜園やガーデニングへの第一歩として、菜の花の種まきからチャレンジしてみましょう。

菜の花の種まき時期

菜の花の種まき時期は、年2回の春まき:3月下旬〜4月上旬秋まき:9月上旬〜10月上旬です。関東以西では秋まき、東北以北の寒冷地では春まきがおすすめです。

菜の花の種まき前の準備

用土の準備

菜の花の種まきには、ポットまきやプランターに直まきする場合には、野菜用培養土か草花用培養土を用意しましょう。畑などに直まきする場合は、庭土に3〜4割の腐葉土を混ぜて、緩効性肥料を元肥として適量まぜておくといいです。

種の選び方

菜の花の種を買うときは発芽率の高い新しい種を選ぶことが大切です。種袋の裏面に書かれた発芽率を確認し、できるだけ80%以上のものを購入しましょう。開封後はしっかりと密閉し、涼しい場所で保管します。

浸透性殺虫剤があるといい!

菜の花はアブラナ科の植物。名前からもわかる通り、アブラムシがわきやすい植物です。そのため、できれば植え穴や土にあらかじめ浸透性殺虫剤を施しておくとアブラムシ予防になります。

菜の花の種まきのやり方

菜の花の種まきは①畑に直まきする方法と、②ポットに種まきして育苗し植え付ける2通りの方法があります。どちらかというと一般的なのは直まきのほうですが、ポットまきは温度管理がしやすいので栽培地を問わず春まき・秋まきができるメリットもあります。

①直まきの方法

  1. 幅90cm、高さ20cmほどの畝を立てて、表面をよく耕します。
  2. 畝の表面に、3〜4cm間隔の種まき溝を浅くつくります。
  3. 種まき溝に5cm間隔で種を置き、1cm程度の深さで土をかぶせます。
  4. 優しくたっぷりと水やりします。

②ポットまきの方法

  1. 種まき前日にポットに種まき用土を入れ、水やりをして湿らせておきます。
  2. 1ポットあたり2〜3粒の種を置き、種が隠れる程度に土をかぶせます。
  3. 霧吹きで表面をしっかり湿らせます。
  4. ビニール袋をかぶせるなどして、乾燥と低温を防ぎます。
  5. 発芽後は徐々に袋を外し、本葉が2〜3枚になるまで育苗します。

菜の花を種まきした後の管理

最適な発芽条件・環境

菜の花を種まきした後は、土の乾燥と夜間の低温に注意しましょう。とはいえ暑すぎるのもよくないので気温が20〜25℃の間になるよう、室温を調整するかビニールトンネルをつくって管理してください。

間引きの方法と時期

菜の花が発芽して本葉が2〜3枚に育ったら、間引きを行います。生育の良い苗を残し、ポットまきなら1株になるよう、直まきなら株間が5〜10cmになるよう間引きしましょう。

直まきの場合、観賞用なら1回の間引きでいいですが収穫用の場合は、本葉が5〜6枚のタイミングでもう一度間引きし、最終的に株間20〜30cmになるようにしてください。抜き取った苗は、他の場所やポットに移植すれば無駄にはなりません。

ポットまきした菜の花の苗の植え付け

植え付け時期と適地

本葉が5〜6枚になったら、苗を畑に定植します。春まきでは4月中旬〜下旬、秋まきでは10月中旬〜11月上旬が適期です。日当たりと水はけのよい場所を選び、連作は避けましょう。

植え付けの手順

植え付け前日から苗によく水やりをし、植え付け当日は根を崩さないように抜き取ります。畑に20cm間隔の植え穴を掘り、苗を植えつけます。株元に土を盛りたっぷりと水を与えたら完了です。

菜の花を種まきでたくさん育てよう!

菜の花は、種まきから手軽に栽培できる植物です。プランターでの栽培も可能なので、ベランダガーデニングにもおすすめです。育てた菜の花は、観賞だけでなく、ハーブとしても利用できます。ぜひ、種まきで菜の花を育ててみましょう!

菜の花は、アブラナ科の一年草で、春と秋の年2回種まきができる植物です。排水性と保水性のよい用土を準備し、直まきとポットまきの2通りの方法で種まきしましょう。発芽後は間引きや水やりにも気をつけ、病気や虫害の予防対策も忘れずに。ガーデニングの基本を学ぶ題材としても最適な菜の花、ぜひ挑戦してみてくださいね!