【かぼちゃの空中栽培のやり方】支柱の立て方やメリットを解説
2024/7/17
かぼちゃはある程度放任していてもよく育ち、家庭菜園におすすめの野菜のひとつです。しかし、かぼちゃの栽培には広い畑が必要になるため、十分なスペースがなくかぼちゃ栽培を諦めた方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みを解決するかぼちゃの空中栽培の方法やそのメリット、方法について詳しく解説します。
かぼちゃの空中栽培(立体栽培)とは

Photo by かねーちゃんさん@GreenSnap
かぼちゃの空中栽培とは、かぼちゃのつるを地面に這わせるのではなく、支柱やネットを使って垂直方向に誘引し、空中に実がなるように栽培する方法です。この方法を用いることで、限られたスペースでもかぼちゃを栽培することができます。
空中栽培には、500g未満の小さい実のかぼちゃで「坊ちゃん」「プッチィーニ」「栗坊」などがおすすめです。
かぼちゃの空中栽培のメリット
かぼちゃの空中栽培のメリットは、なんといっても限られたスペースで、プランターでもかぼちゃを育てることができる点です。また、できた実が地面に触れないため、傷や病害虫の被害を受けにくく、きれいな実を収穫することができます。そのほか、日当たりと風通しがよくなり健康に育つ、実がよく見えて収穫適期わかりやすいなどがメリットとしてあげられます。
一方で、スペースが限られているため収量は一般的な栽培方法よりも少なくなるでしょう。
かぼちゃの空中栽培の支柱の立て方
かぼちゃの空中栽培は、支柱を立てて張ったネットにかぼちゃのつるを誘引し絡ませて育てていきます。
準備するもの
- 太さ16mm長さ210cmの支柱:9本〜
- 園芸ネット
- シュロ紐
- 輪ゴム
空中栽培の支柱の立て方
- 輪ゴムを使って、3本の支柱を上から10cmほどの位置でまとめ、仮止めとする。
- 3本の支柱を輪ゴムで仮止めしたものを、もう1セットつくる。
- 仮止めした支柱を交差し三又になるよう開いて土に挿し込み、栽培地の両側に設置する。
- 同じように輪ゴムで2本の支柱をまとめ、仮止めする。
- 2本の支柱を交差させて、栽培地の中央に挿し込む。
- シュロ紐で支柱をそれぞれ固定する。
- 立てた支柱の上に一本支柱を通して固定し、強度を上げる。
- 園芸ネットを支柱にひっかけて紐で固定し、セットする。
- ネットにかぼちゃのつるを誘引する。
支柱同士の間隔は30cmを目安に、畑の幅が広い場合は間の支柱を増やしてください。
空中栽培しているかぼちゃの育て方
空中栽培しているかぼちゃの育て方は、基本的に同じです。ただし、摘心や整枝、誘引などを怠らないようにしましょう。
かぼちゃを空中栽培してみよう!
空中栽培は、かぼちゃを狭い庭やプランターで栽培をしたいときにおすすめの栽培方法です。丈夫な支柱さえ立てて誘引してあげれば、基本的な育て方は変わりません。ぜひこの記事を参考にかぼちゃの空中栽培にチャレンジしてみてくださいね。