ポトスの植え替え時期はいつ?土は何を使うべき?根を切る必要はある?
2024/1/4
育てやすいことから人気のポトスですが、いくら丈夫といえども植え替えをせずに育てれば弱って枯れてしまうこともあります。初心者だと植え替えに失敗しそうという恐怖心もあるかもしれませんが、時期さえ守れば失敗しづらく難しくないので挑戦してみましょう。
ポトスの植え替え時期はいつ?
Photo by T*yukiさん@GreenSnap
ポトスの植え替え時期は4〜6月、10〜11月のいづれかの時期に作業しましょう。気温が15〜25℃の時期に植え替えするのがおすすめです。
これ以外の時期だとポトスの成長がゆっくりになる休眠期になってしまい、失敗する可能性があります。基本は春か秋のどちらかに植え替えしてください。
ポトスを植え替えするタイミングの見極め方
ポトスの植え替え頻度自体は2〜3年に1回が目安ですが、3〜4号の小さめのポトスを育てている場合、早く大きくしたい場合は毎年の植え替えがおすすめです。
ただし、ポット苗を購入した場合や、以下の兆候がでていたら根詰まりや病害虫の繁殖の可能性があるので、次の春か秋に早めに植え替えましょう。
- 寒くないのに葉が黄色くなる、落ちる
- 鉢の底や土の表面から根が出てきている
- 水やりしてもすぐに吸い込まず、土の上に水が溜まりがち
- ひょろひょろと葉の間隔があいて間延びしてしまう
- 茎がブニブニしていて根腐れしている
- 鉢と植物のバランスが悪く、倒れそう
ポトスの植え替えに必要なもの!土と肥料はどれがいい?
ポトスの植え替えにあたって、以下のものを用意しておきましょう。
- 観葉植物用の土
- 鉢底石&鉢底ネット
- 緩効性肥料
- 一回り大きい鉢(直径が現在の鉢より3cm大きく底に穴があるものを選ぶ)
- ヘゴ支柱(誘引したい場合のみ必要)
- 割り箸などの長細い棒
- 清潔なハサミ スコップ
- 新聞紙や園芸シートなどの汚れ防止シート
ポトスを植え替えるときの土は市販の観葉植物用の土が便利で、なおかつ室内に置くなら有機物不使用の虫がわきにくい室内タイプがおすすめです。園芸店はもちろん、最近では100均にも売っています。
また、植え替えのときに用意しておくと便利なのが、1年間効果が持続するようなマグァンプKなどの緩効性肥料です。植え替えのときの土に混ぜると、必要以上に効きすぎることもなく追肥せずに育てられるので、今後の手入れの手間が減りますよ。
ポトスの植え替え方法!根を切る必要はある?
- 植え替えの数日前から水やりを控え、土を乾燥させておく。
- 新しい鉢の底穴を鉢底ネットでふさぎ、底から2〜3cm分くらいの量を敷き詰める。
- 支柱を立てる場合はこの段階で鉢の真ん中に据え立てる。
- 新しい鉢へ、新しい土を3分の1ほどいれる。
- 緩効性肥料を新しい土の上に規定量ふりかけて軽く混ぜる。
- 元の鉢からポトスを取り出し、古い土を3分の1ほど落とす。
- このとき、黒くヒョロ長い根があれば清潔なハサミなどで取り除く。
- 根がよく広がるよう新しい土の上に据えて、隙間を新しい土で埋めていく。
- 割り箸などを使いながら、根の隙間まで土が行き渡るようにする。
- 鉢の上口から2〜3cmあけた深さまで土をいれる。
- 鉢底から水がよく流れるまでたっぷりと水やりする。
ポトスを植え替えた後のお手入れ
ポトスを植え替えた後は、1週間ほど半日陰に置いて管理しましょう。水やりは変わらず、土が完全に乾いたら与えてください。また、室内の冷暖房の風が直接当たらないように気をつけることも大切です。
ポトスの植え替えは時期を守ればかんたん!
植え替え自体は難しいと思われがちですが、ポトスは持ち前の生命力の高さもあるため、初心者でも失敗しにくいです。大きくしたくないからといって何年も植え替えせずにいると枯れてしまうので、春か秋の時期に植え替えしてみましょう。