じゃがいもの収穫時期はいつ?掘り上げのサインと収穫後にすべきこと
2023/12/12
じゃがいもは植え付けから収穫までの期間が短いため、栽培しやすい野菜の一つです。今回はそんなジャガイモの収穫時期の見極め方やタイミングのほか、収穫のコツ、収穫後の保存方法などについてまとめています。できるだけ芋を大きくしてから収穫できるようにポイントをおさえておきましょう。
じゃがいもの収穫時期はいつ?
Photo by kurara*さん@GreenSnap
じゃがいもの収穫時期は、春と秋の2回あります。春植えの場合は5〜6月頃、秋植えの場合は11〜12月頃が適期です。
ジャガイモの収穫は、種芋の植え付けから約100日といわれています。
じゃがいもを収穫するタイミングの見極め方は?
ジャガイモを収穫するタイミングは、葉茎の色の変化や芋の肥具合によって判断できます。
ジャガイモを収穫できるタイミングになると、茎がだらんと垂れ下がり、数枚の葉が黄色く変色し、枯れていきます。これらの変色が確認できたら、少し土を掘って、実が肥えているかどうかを確認するとよいでしょう。
じゃがいもの収穫の仕方
準備するもの
スコップ、軍手(ゴム手袋)など
園芸用の先の少し尖ったスコップを使うとうまく掘り起こせます。また深い土の中に掘り残したじゃがいもがないかを手探りで探す必要もあるため、軍手やゴム手袋を用意しましょう。
収穫方法
ジャガイモを傷つけないよう、株元から少し離した位置にスコップを差し込み、株を持ち上げるように土を掘り上げます。その後は株元を手でやさしく掘り出します。
ジャガイモの掘り残しがある可能性もあるので、土の中もある程度かきまわしてあげるといいでしょう。
じゃがいもの収穫後にすべきこと
収穫したジャガイモは、まず皮の表面をよく乾かしましょう。その後は段ボールや新聞紙などで遮光し、冷蔵庫の野菜室など風通しがよく気温が10℃程度の場所に保存します。
じゃがいもを日光に当ててしまうと、皮が緑色に変色してソラニンやチャコニンなどの天然毒素が発生するので注意しましょう。
ジャガイモは上手に保存できると、数か月以上は保存することが可能とされています(※品種によって芽が出やすいものもあり)。
じゃがいもの収穫についてよくある質問
じゃがいもの収穫は何時頃した方がいいですか?
特に決まりはありませんが、ジャガイモの収穫は朝の時間帯がおすすめです。
じゃがいもの収穫後に表面を乾燥させる必要があるため、掘り上げたあとに日光に当てることができる朝が好ましいといえます。また、晴れの日を選ぶことも重要です。
新じゃがいもを収穫したい!時期やタイミングは通常と違うの?
新ジャガイモとは、収穫後に保存されずすぐ出荷されるもののことをいいます。そのため、新ジャガイモと通常のジャガイモとの間に、大きな収穫時期の違いはありません。
一つの種芋から採れるじゃがいもの収穫量はどれくらい?
品種にもよりますが、一つの種芋からだいたい10個前後のジャガイモを収穫することができます。
じゃがいもの収穫時期が遅れたらどうなる?
ジャガイモは収穫が遅れると、芋の肥大が進んで、芋の中心に空洞ができたり、芋が大きく割れたりしてしまいます。
特には春植えの場合は、収穫が遅れると梅雨明けの高温多湿の時期と重なり、芋が熱でやわらかくなり、傷みが発生しやすくなります。
収穫したじゃがいもはどれくらいで食べられるの?
ジャガイモは2ヶ月ほど保存しておくのが一般的ですが、収穫後にすぐ食べることもできます。
収穫してすぐのジャガイモは、一般的なジャガイモよりも水分が多く、蒸かしたりゆでたりするとしっとりとした仕上がりになります。また、皮が薄くやわらかいのも特徴で、皮ごと調理してもおいしいです。
じゃがいもの収穫時期は葉っぱを目安にしよう!
土の中で育つジャガイモの収穫時期は、葉っぱの色で収穫のタイミングを見極めるようにすると芋がよく成長した段階で収穫することができます。収穫したジャガイモは、傷がついているものはできるだけ早く食べ、それ以外のものは日光に当てないよう涼しい場所で保存することをお忘れなく。