【ポインセチアの夏の管理方法】夏越しできれば寿命はどれくらいになる?
2024/7/3
クリスマスの季節を彩るポインセチア。その美しい赤い葉を楽しんだ後、多くの人が「来年も咲かせたい」と思うものです。しかし、ポインセチアの夏越しは難しいと言われています。
本記事では、ポインセチアを夏越しさせる方法や注意点を詳しくご紹介します。適切なケアを行えば、来年のクリスマスシーズンに再び美しい姿を楽しむことができるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
ポインセチアは夏越しできる?
Photo by のーしゅさん@GreenSnap
結論から言えば、ポインセチアは夏越しが可能です。しかし、ポインセチアは本来メキシコ原産の植物であることから、日本の高温多湿な夏の環境は苦手です。
また、市販で販売されているものは短日処理と言われる処理を施されているため、赤く美しい葉を持っていますが、短日処理を行わないと葉はみどりのままとなります。
夏越しを成功させて、クリスマスの前に短日処理を行えば、来年のクリスマスシーズンにも赤く美しい葉を楽しむことができますよ。
ポインセチアの寿命はどのくらい?
ポインセチアの寿命は5年ほどとされていますが、個体差や育て方によって3年程度で寿命を迎えるものもあれば、7年以上生き続けるものもあります。寿命を延ばすには、夏越しを成功させて、適切な環境で育ててやることが大切です。また、毎年の剪定や定期的な植え替えを行うことで、より長く楽しむことができるでしょう。
ポインセチアの夏越しに適した環境
ポインセチアの夏越しには、適した環境づくりが不可欠です。基本的には、午前中に日が当たる、直射日光を避けた「半日陰」で栽培するのが理想的です。
温度は20〜25度程度が最適で、寒さに弱いため夜間の温度が15度以下にならないよう注意が必要です。風通しの良い場所に置くことで、病気の予防にもなります。
基本的には室内で夏越しさせるのがいいですが、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。屋外で管理する場合は、雨風の当たらない安定した環境の軒下などで夏越しさせるといいでしょう。
ポインセチアの夏越し方法
ポインセチアの夏越しは、以下の手順で行います。
- 4〜5月頃:元気な葉を残して切り戻します。元気な葉がない場合は、株の高さを20cm程度残して切り戻しましょう。
- 5月頃:大きく生長し、根が回っている場合は、一回り大きな鉢に植え替えます。この際、水はけの良い土を使用します。
- 6月から8月:定期的に水やりと1週間に1回程度液体肥料の施肥を行います。
- 9月以降:短日処理を始めて葉を赤くしましょう。
ポインセチアの夏越しで注意すること
ポインセチアの夏越しには、いくつかの注意点があります。まず、水やりは涼しい時間帯に土の表面が乾いたら行い、根腐れを防ぐため鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。ただし、水のやりすぎには注意が必要です。
また、高温多湿な環境はうどんこ病などの病気を引き起こしやすいので、風通しには特に気を付けましょう。害虫対策として、定期的に葉の裏側をチェックし、アブラムシなどの害虫は早めに発見しましょう。
ポインセチアの夏越しを成功させよう!
ポインセチアの夏越しは、確かに手間のかかる作業です。しかし、適切なケアと愛情を持って育てることで、来年のクリスマスシーズンに再び美しい姿を楽しむことができます。
本記事で紹介した方法や注意点を参考に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。夏を乗り越え、再び赤い葉を咲かせたポインセチアは、きっと特別な愛着を感じさせてくれるはずです。