【梅の花言葉】怖いものはある?紅梅と白梅の花言葉も合わせて紹介
2024/9/18
梅の花は、桜と並んで古くから日本で愛されている花のひとつです。1月下旬〜5月上旬まで、長い期間をかけてゆっくりと日本列島を北上し花を咲かせていきます。
各地にいち早く春の訪れを知らせる梅の花には、どんな花言葉があるのでしょうか。今回は、梅の花言葉について詳しくご紹介します。
梅の花言葉と由来
Photo by KUさん@GreenSnap
梅の花言葉は、「気品」「忠実」「高潔」「忍耐」です。
「気品」「忠実」という花言葉は、平安時代の貴族で学問の神様としても知られる菅原道真が無罪の罪で福岡県・太宰府天満宮に左遷されたときに自宅の庭で大切に育てていた梅の木に語りかけるように詠んだ「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」という別れの歌が由来しています。
主人を思った梅の花は、一夜にして京都から太宰府まで飛んできたと言い伝えられ、太宰府天満宮では、「飛梅」という梅の木を御神木とし、大切にされています。
「高潔」「忍耐」という花言葉は、梅の花がまだまだ寒さの厳しい時期にいち早く花を咲かせることからつけられたとされています。
また、梅の花には西洋でつけられた「fidelity(忠実)」 「Keep your promise(約束を守る)」「beauty and longevity(美と長寿)」という英語の花言葉も持っています。
紅梅の花言葉
紅梅の花言葉は「優美」「艶やか」というものがついています。赤やピンクの花を咲かせる紅梅は、華やかで美しい姿の花を咲かせることに由来しています。
また、紅梅は平安時代の作家である清少納言が愛した花でもあり、梅に関連したたくさんの歌が残されています。
白梅の花言葉
白梅の花言葉には「気品」「澄んだ心」「厳かな心」がついています。これは、白梅が気品あふれる白い花を咲かせることから由来したとされています。ピンクの梅(薄紅)の花言葉
ピンク色の梅には、「清らかさ」という花言葉がついています。梅の花言葉に怖いものはある?縁起が悪いというのはなぜ?
梅の花言葉に怖い意味はありません。いち早く春を告げる美しい花として花束などのプレゼントにも安心して贈っていただけますよ。
また、春先一番に花を咲かせる梅は、生命力の強さから正月祝いや長寿を祝う縁起のよい花とされています。一方で、「桜は散る 梅はこぼれる」と表現されることから結婚式では縁起が悪いといわれています。
梅はどんな花木?
梅は「バラ科・サクラ属」に分類される中国原産の落葉高木です。観賞用の花木としては、桜よりも歴史が古く、枝がしだれる枝垂れ梅や、花が八重咲きのもの、2色咲きのものなど、数多くの園芸品種が存在しています。
また、花を楽しむ「花梅」と、梅干しなどに使われる実の収穫を目的とした「実梅」が存在しています。梅の実は5月〜6月ごろに熟し、収穫の時期を迎えます。
梅の花びらは円に近い形をしていて、雄しべが目立つのが特徴です。