【鬼灯の花言葉】怖い意味はある?花や赤い袋ができる時期はいつ?
2024/7/2
初夏から夏にかけて見頃を迎える「鬼灯(ホオズキ)」には、さまざまな花言葉がついています。今回は、ホオズキの花言葉をご紹介します。外出先でホオズキを見かけたときは、この記事で紹介する花言葉を思い出しながら楽しんでみてくださいね。
鬼灯の花言葉
Photo by ゆんさん@GreenSnap
ホオズキの花言葉は「自然美」「心の平安」「偽り」「ごまかし」「私を誘って」「私を誘惑して」です。
「自然美」「心の平安」は、ホオズキの茎根が民間薬として用いられることにちなんでいます。「偽り」や「ごまかし」は、ホオズキの風船に似た実のつけ方に由来します。萼(がく)の中にはちいさな実がある一方、中はほぼ空洞なことが理由です。
鬼灯には怖い意味の花言葉はある?
ホオズキには「浮気」や「半信半疑」といったネガティブな花言葉があります。これは食用と観賞用のホオズキの特徴にちなんでいます。
食用のホオズキには毒性がないものの、観賞用のホオズキには毒があるといった特徴からついたとされています。観賞用の毒を持つホオズキは、江戸時代の堕胎方法として存在していました。浮気をした女性が浮気相手の子を身ごもったときに、ホオズキを食べて堕胎していたことから「浮気」とつけられたそうです。
一方、「半信半疑」は「自然美」や「心の平安」と同じように、茎根を民間薬として使うのが理由です。いずれもネガティブなイメージを連想させる花言葉なので、プレゼントにするときはごく親しい方までに留めるか、メッセージカードを添えて贈るのがよいでしょう。
鬼灯とは?花や実がつく時期はいつ?
Photo by ゆめ☆さん@GreenSnap
ホオズキはナス科ホオズキ科に属する多年草の植物です。草丈は60~80cmと小さく育ち、原産地は東アジアで、日本では大分県を中心に広く出回っています。
6~7月頃にクリーム色の花を咲かせます。
また、ホオズキのイメージを象徴するオレンジ色の袋のようなものは、花が咲いたあとにできます。これは花後の萼が実を包むようにふくらみ、徐々に熟して緑からオレンジ色に変化することでつくられます。
鬼灯の名前の由来とは?
和名で「鬼灯」と書く理由は、お盆にご先祖様がこの世に帰ってくるときに、道に迷わないよう導くためとされています。赤い萼が灯火のように見えることから、「あなたの家はここですよ」と目印として地植えにする地域も多くあります。
ホオズキを飾る家々を見つけると日本がお盆の準備に入ったことが一目でわかるため、夏の風物詩としても広く親しまれています。
鬼灯の花言葉をお祝いでプレゼントするときの注意点
赤い萼が特徴的なホオズキは、お祝いのプレゼントにもおすすめです。ここではプレゼントにおすすめのお祝いシーンを2つご紹介します。
なお、ホオズキにはネガティブな花言葉もあります。プレゼントに選ぶときは親しい人までに留めるか、誤解を与えないようメッセージカードを添えることをおすすめします。
誕生日
ホオズキは親しい友人や家族への誕生日プレゼントにおすすめです。「自然美」といった花言葉があるので、とくに女性へのプレゼントにあわせやすいでしょう。
誕生花は7月8日なので、7月生まれの方にぴったりです。なお、ホオズキはブーケにアレンジすることで夏の風物詩を感じやすいギフトに仕上がります。トルコキキョウやバラ、マリーゴールドなどとあわせれば、いつまでも心に残る思い出になるでしょう。
母の日
ホオズキは母の日のプレゼントにもおすすめです。「自然美」といった女性らしい花言葉のほか、民間薬として用いられる理由にちなみ「心の平安」といった花言葉もついています。
「あなたの存在によっていつまでも心穏やかに暮らせるよ」といった思いを、ホオズキに乗せて伝えることができるでしょう。
母の日のプレゼントも、ホオズキをブーケにアレンジしたものを選ぶとよいでしょう。母親の誕生花をあわせたり、イメージにあった花を取り入れたりすることで、いつまでも大切に残しておきたいプレゼントになりますよ。
鬼灯の花言葉を贈ろう♪
今回はホオズキの花言葉を中心にご紹介しました。ネガティブな花言葉もあるので、ギフトに選ぶときは親しい人までに留めるか、メッセージカードを添えて誤解を与えないよう工夫しましょう。
この記事でご紹介した花言葉を振り返りながら、夏の風物詩であるホオズキを楽しんでください。