鬼灯の花言葉に隠された怖い意味とは?花や赤い袋がつく季節はいつ?
2025/7/7
初夏から夏にかけて見頃を迎える「鬼灯(ホオズキ)」には、さまざまな花言葉がついています。今回は、ホオズキの花言葉をご紹介します。外出先でホオズキを見かけたときは、この記事で紹介する花言葉を思い出しながら楽しんでみてくださいね。
【鬼灯の花言葉】怖い意味はある?
Photo by ゆんさん@GreenSnap
ホオズキの花言葉は、「自然美」「心の平安」「偽り」「ごまかし」「私を誘って」「私を誘惑して」「浮気」「半信半疑」などです。
いい花言葉:「自然美」「心の平安」
「自然美」「心の平安」は、ホオズキの茎根が民間薬として用いられることにちなんでいます。
怖い花言葉:「偽り」「ごまかし」「浮気」「半信半疑」
「偽り」や「ごまかし」という花言葉は、ホオズキの風船に似た実のつけ方に由来します。萼の中にはちいさな実がある一方、中はほぼ空洞なことが理由といわれています。
「浮気」は、食用のホオズキには毒性がない一方、観賞用のホオズキには毒性があることから、江戸時代に浮気した女性がホオズキを食して堕胎していたという話にちなんでいます。
鬼灯は"堕胎"につかわれる縁起の悪い花だった?
観賞用の毒を持つホオズキには、微量のアルカロイド系毒素が含まれています。
花言葉の由来にもなっているとおり、毒を持つ観賞用のホオズキはその昔、江戸時代に堕胎方法として存在していました。浮気をした女性が浮気相手の子を身ごもったときに、ホオズキを食べて堕胎していたといわれています。
観賞するだけであれば全く問題はありませんが、どうしてもネガティブなイメージが先行してしまうため、贈り物としては不向きなものといえるでしょう。
鬼灯とは?花や実がつく時期はいつ?
Photo by ゆめ☆さん@GreenSnap
ホオズキはナス科ホオズキ科に属する多年草の植物です。草丈は60~80cmと小さく育ち、原産地は東アジアで、日本では大分県を中心に広く出回っています。
6~7月頃にクリーム色の花を咲かせます。
また、ホオズキのイメージを象徴するオレンジ色の袋のようなものは、花が咲いたあとにできます。これは花後の萼が実を包むようにふくらみ、徐々に熟して緑からオレンジ色に変化することでつくられます。
鬼灯の名前の由来とは?
和名で「鬼灯」と書く理由は、お盆にご先祖様がこの世に帰ってくるときに、道に迷わないよう導くためとされています。赤い萼が灯火のように見えることから、「あなたの家はここですよ」と目印として地植えにする地域も多くあります。
ホオズキを飾る家々を見つけると日本がお盆の準備に入ったことが一目でわかるため、夏の風物詩としても広く親しまれています。
鬼灯のは何月何日の誕生花?
ホオズキの誕生花は7月8日です。
鬼灯の花言葉を贈るのは要注意!
今回はホオズキの花言葉を中心にご紹介しました。ネガティブな花言葉もあるので、ギフトに選ぶときは親しい人までに留めるか、メッセージカードを添えて誤解を与えないよう工夫しましょう。
この記事でご紹介した花言葉を振り返りながら、夏の風物詩であるホオズキを楽しんでください。