フィロデンドロンの種類図鑑|斑入り品種や希少種は?赤や黒い葉もある?
2022/10/20
南国の雰囲気が感じられるフィロデンドロンはエキゾチックな雰囲気で、インパクトある見た目が魅力的な観葉植物です。インテリアとして人気が高く、斑入りやカラーリーフなどのおしゃれでユニークな種類がいくつもありますよ。
今回はそんな見た目が美しいフィロデンドロンの種類について、人気品種から希少品種まで詳しくご紹介します。
観葉植物フィロデンドロンについて
サトイモ科のフィロデンドロンは、熱帯~亜熱帯地域にかけて生息する多年草の観葉植物です。あまりメジャーな観葉植物ではないですが、暑さや日陰に強い傾向があるので室内でも管理しやすく、初心者の方でも育てやすいですよ。
フィロデンドロンはある程度成長すると気根を生やし、気根を岩や他の植物などに着生させて成長します。草丈は種類によって異なりますが、一般的に観葉植物として人気の品種は、大きくなっても1m以下程度にしかならないものがほとんどなので、室内で育てやすいサイズ感ですね。
フィロデンドロンにはどんな種類がある?
フィロデンドロンの種類は400品種以上あるとされ、つる性やほふく性などの種類があり品種によって成長のしかたにも大きな違いがあります。
また、品種によって葉がギザギザになるものや、斑入りが美しいもの、赤や黒い葉になるものなど、見た目のバラエティーが豊かです。
異なる種類のフィロデンドロンの観賞も楽しめますね。 ここからはフィロデンドロンを種類ごとに詳しく紹介します。同じフィロデンドロンでも特徴などはさまざまなので、ぜひともあなただけのお気に入りを見つけてみてくださいね。
フィロデンドロンの種類
フィロデンドロン・バーキン
バーキンは白い斑入りのフィロデンドロンで、最近になって市場に流通し始めた珍しい種類です。上品な雰囲気で新芽には白い縞模様が入り、成長するにつれて全体的に緑色に変化します。
葉のコントラストが美しく、丈夫なので初心者の方でも育てやすいです。 バーキンは観賞価値が高くコンパクトに育ち、茎から気根を生やすのでヘゴ棒などに着活させて育ててもおしゃれですよ。
フィロデンドロン・セローム
セロームは観葉植物の中でも人気がある、ユニークな見た目が楽しめるフィロデンドロンです。別名「ヒトデカズラ」とも呼ばれ、葉にはヒトデのような切れ込みが入っていることが特徴です。
本来なら6月頃には水芭蕉のような花を咲かせますが、花を咲かせることは難しく、咲いても2日ほどと短い期間しか開花しないといわれています。
セロームは原産地では4mほどまで成長し、日本でも育て方によっては約2mの大きさまで成長させることができる大型種。おうちのシンボルツリーにもおすすめです。
フィロデンドロン・ザナドゥ(クッカバラ)
ザナドゥは直立性のフィロデンドロンで、茎が長く全体的にギザギザした葉が特徴の観葉植物です。葉の切れ込みはセロームよりも少なく、大きさも一回りほど小さめ。クッカバラという名でも流通しています。
見た目はザナドゥの品種によって異なりますが、成長すると見た目もインパクトがありインテリアとしてもぴったりですね。ザナドゥは他のフィロデンドロンのように日陰の環境にも強い傾向があるため室内でも育ち、ユニークな観葉植物をお探しの方にはおすすめします。
フィロデンドロン・シルバーメタル
シルバーメタルは名前の通り銀葉が美しく、エレガントな雰囲気を持ち合わせているフィロデンドロンです。つる性の種類なので成長するにつれてつるをどんどん伸ばしていき、仕立て方次第でさまざまな形状が楽しめますよ。
シルバーメタルは見た目もコンパクトで乾燥にも強く丈夫なので、室内での置き場所を選ばず、育てやすい観葉植物です。水やりも比較的少なめでOKなので、初心者の方でも育てやすいです。
フィロデンドロン・プリンスオブオレンジ
プリンスオブオレンジは名前のごとく新芽がオレンジに色づき、見た目が美しいつる性のフィロデンドロンです。成長時期によって葉の色がグリーンやイエロー、オレンジになるので色の変化が楽しめ、小ぶりなので室内のさまざまな場所に置きやすいですよ。
プリンスオブオレンジは水を好む種類なので、生長期の春~秋にかけてはたっぷり水を与え、逆に冬場は乾燥気味に育てましょう。
フィロデンドロン・サンレッド
サンレッドは新葉がきれいな赤色で、見た目が美しいフィロデンドロンです。成長するとだんだん緑色に変化する楽しさがあり、暑さはもちろん寒さや日陰の環境にも強い傾向にあるので育てやすいですよ。
サンレッドは市場での流通量が少ないため、フィロデンドロンの中でも希少品種です。全体的にシックで落ち着いた印象で、コンパクトなサイズ感なので室内のインテリアとしてもぴったりですね。
フィロデンドロン・ブラックカーディナル
ブラックカーディナルは葉全体に黒みを帯びていることが特徴で、上品な雰囲気が感じられるフィロデンドロンです。葉は肉厚で光沢があり、葉の裏面は赤銅色なのでユニークな見た目ですね。
フィロデンドロンの多くのカラーリーフは日当たりによって葉の色が変わることがありますが、ブラックカーディナルの場合は日なたと日陰どちらで育てても葉の色にそこまで差はないです。モダンインテリアにもぴったりですよ。
フィロデンドロン・ロジョコンゴ
ロジョコンゴは葉が大きく、存在感のある見た目が特徴のフィロデンドロンです。濃い緑色の葉と赤い茎のコントラストが美しく、おしゃれな雰囲気なのでインテリアとしてぴったりですね。
日陰に強い傾向がありますが、長時間日の当たらない場所で管理すると徒長することがあるので、室内では窓際に置くとよさそうです。 ロジョコンゴは市場に出回り始めたばかりですが、ユニークな観葉植物をお探しの方にはロジョコンゴをおすすめします。
フィロデンドロン・ピンクプリンセス
ピンクプリンセスは1枚の葉が大きく、ピンク色の斑がランダムに入るつる性のフィロデンドロンです。見た目のインパクトも抜群で、インテリアとしてはもちろんプレゼントにもおすすめ。
ピンクプリンセスはあまり市場には出回らない希少品種なので、珍しい観葉植物を育ててみたい方にはぴったりです。ただし、水を与えすぎると枯れる原因にもなるので、水やりの量には気を付けましょう。
フィロデンドロン・ベルコーサム
ベルコーサムはビロードのような質感のハートの葉がかわいらしい、フィロデンドロンの中でも人気なのですが、流通数がかなり少ないため、ネット上では高値で取引されることもあります。
ちなみにベルコーサムは日に当てると葉の色が薄くなり、反対に日陰に置くことで葉色が濃くなります。好みの色味に変えられる珍しい観葉植物を育ててみたいという方は、ベルコーサムがおすすめです!
フィロデンドロン・ビレッティア
ビレッティアは、大きなハート型の葉にオレンジの茎が特徴のきれいなフィロデンドロンです。大きな葉は見た目にもインパクトがありスタイリッシュな印象なので、インテリアとして存在感が抜群ですね。
ビレッティアの葉や茎の部分は丈夫なので、初心者の方でも育てやすいです。他のフィロデンドロンのように日陰の環境でも育てやすいですが、室内では風通しのよい環境で管理しましょう。
フィロデンドロンの種類はたくさん!お気に入りを探してみて
フィロデンドロンは見た目がユニークな種類が多いので、珍しい観葉植物に興味がある方はぜひ育ててみたいですね。ただし、寒さには弱い種類が多いので、冬場は暖かい室内に移動させて管理することをおすすめします。
GreenSnapSTOREでは、見た目が美しく魅力のあるフィロデンドロンを多数販売しています。今回ご紹介した以外の珍しい種類や品種もあるので、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。