胡蝶蘭の花が終わったらどこで切る?肥料はストップした方がいい?
2024/9/24
贈答品としてもらうことも多い胡蝶蘭。花が咲いている間はいいものの、花が終わったらどうしたらいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、胡蝶蘭の花後の手入れの方法について詳しく解説します。
胡蝶蘭は花が終わる時期はいつ?
Photo by 時々gardener♡さん@GreenSnap
胡蝶蘭の花は基本的には3〜5月に開花し、2〜3ヶ月鑑賞を楽しむことができます。そのため、胡蝶蘭の花が終わる時期は5〜8月頃となります。
ただし近年では、通年で花が咲いた鉢を入手することができるため、時期ではなく花の状態で終わり時期を見極めるといいでしょう。花弁がしおれて色が褪せてくると、花が終わるサインです。
胡蝶蘭の花が終わったらどうする?
Photo by まい@うずらとひじきさん@GreenSnap
胡蝶蘭の花が終わったら、以下のような正しい手入れを施すことで、その後も元気な株を育てることができます。
1.まずは花がらをつむ
胡蝶蘭は一つの茎からいくつもの花を咲かせます。終わった花から適宜花がらをつんでいきます。やさしく花を手で持ち、花首からひねるように摘み取るのがポイントです。
こうすることで、無駄なエネルギーを終わった花に使わずに済みます。
2.花茎を剪定する!どこで切るの?
一つの茎の花が3分の2ほど咲き終わったら、花茎を剪定します。
1年で2度花を咲かせたい場合は、下から3〜4節目を切り落としましょう。長期的にしっかり育てたい場合は、根元の方からバッサリ切り落としましょう。
3.数年に1回は植え替えしよう!
数年に1度は、花が終わったタイミングで植え替えをします。
花が終わった胡蝶蘭の管理方法
花が終わった胡蝶蘭はどこに置くべき?
花が終わったあとの胡蝶蘭は、強い直射日光を避けた、明るくて風通しのいい場所に置きます。温度管理も重要で、昼夜で安定して15~25℃程度を保つのが理想的です。
花が終わった胡蝶蘭に肥料は与えるべき?
花が終わって休眠期に入った胡蝶蘭に、肥料は不要です。そもそも、胡蝶蘭はもともと肥料をあまり必要としません。
植え替え直後や生長期の5〜9月のうち30℃を超えない期間のみ、必要に応じて肥料を与えましょう。なお、胡蝶蘭には洋ラン専用の肥料を与えるのがおすすめです。
花が終わった胡蝶蘭の水やり頻度は?
水やりは根が乾いてから与えるくらいで十分です。これらの通り、適切な環境を整えることで、次の開花につながります。
花が終わった胡蝶蘭を、2度咲きさせるのはむずかしい?
1年で胡蝶蘭の花を2回楽しむ(2度咲きさせる)ためには、前述にもあるとおり、適切な温度管理と水やり、肥料が必要です。
ただし、日本の気候で2度咲きをさせるのはやや難易度が高いといわれています。
胡蝶蘭が枯れたあとも復活できる?
胡蝶蘭の葉が黄色くなって枯れたように見えても、適切に対処すれば復活させることも可能です。
まず、根の状態をチェックし、腐っていないか確認しましょう。 根が健康であれば、復活の可能性が高まります。傷んだ根や葉を取り除き、発根剤を混ぜた水で濡らした新しい水苔に植え替えましょう。
葉がすべて枯れたあとや、根元が腐っているものの復活はむずかしいでしょう。
胡蝶蘭の花が終わったら花茎を切ろう
花が終わったら、花茎を適切に切りましょう。花が終わったあとのお手入れによって、次の花を楽しめるかどうかが変わります。ぜひこの記事を参考に、胡蝶蘭の花を長く楽しんください。