ペチュニアの切り戻し時期はいつまで?こんもりさせるにはどこを切る?
2024/6/4
春から秋まで色鮮やかな花を咲かせ続けるペチュニアは、切り戻しを行うことでさらに豪華で美しい花を咲かせることができます。
今回はペチュニアの切り戻しの必要性や、時期、方法について詳しく解説します。上手に切り戻しして、ペチュニアをより美しく育てましょう。
ペチュニアに切り戻しが必要な理由は?
Photo by 美結さん@GreenSnap
ペチュニアは開花期間が長いため、適度に切り戻しすることでより美しく育てることができます。切り戻しには以下のようなメリットがあります。
株のバランスを整える
混み合った枝葉を調整し、株全体のバランスを整えることができます。これにより、株がコンパクトにまとまり、見栄えが良くなります。
花数が増える/こんもり樹形に仕立てる
切り戻しを行うことで、新しい枝が伸びてより多くの花を咲かせることができます。結果として、ペチュニアらしいこんもりとした豪華な花を楽しむことができるのです。
病害虫の発生を防ぐ
混み合った枝葉を切り戻すことで、風通しが良くなります。これにより、病害虫の発生を防ぐことができます。
以上のように、ペチュニアを美しく育てるためには、切り戻しが欠かせない作業です。適切な切り戻しを行うことで、健康的で美しいペチュニアを育てることができるでしょう。
ペチュニアを切り戻し時期!いつまでに終える?
ペチュニアの切り戻し時期は、4〜9月がおすすめ。切り戻しの時期は、花が少なくなってきた頃や、枝が伸びすぎて形が崩れてきた頃が目安です。
切る位置は、葉の付け根の少し上で切るようにしましょう。特に、梅雨前と夏の終わりには、しっかりと切り戻しをしておくことをおすすめします。
ペチュニアの切り戻し方法!どこを切る?
ペチュニアの切り戻し方法は、とてもシンプルです。生育旺盛によく育つ植物なので、たくさん花を咲かせたいのなら全体の1/3〜1/2まで思い切ってカットしてしまっても大丈夫。
株元から10cm程度残し、脇芽の上辺りをカットします。切り戻すことで、梅雨や夏の時期の蒸れ対策にもなるでしょう。
- 伸びすぎた枝を見つけたら、根本から10cmほどの高さをキープして、わき芽の上あたりからカットします。
- 込み合った枝、弱った枝、病気の枝をカットします。
- 同じ手順で、全体がドーム状になるように思い切って株を切り戻します。
ペチュニアを切り戻して、こんもり美しく仕立てよう!
初めての切り戻しは勇気がいるかもしれませんが、思い切ってチャレンジしてみてください。切り戻しを繰り返すことで、ペチュニアは見違えるほど美しく変身します。
こまめな切り戻しを行うことで、春から秋まで美しいペチュニアを楽しむことができますよ。ぜひ、切り戻しを習慣づけて、素敵なお庭やベランダを演出してくださいね。
NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー
2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。
公式HP:https://mikamimasashi.site/
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1株でこんもりとたくさん咲かせるために私がやっている方法は、4、6、8月と2ヶ月ごとに切ることです。切っても1ヶ月ほどでまた咲いてくれるので、秋には花数倍増!ドーム型に満開に咲かせることができちゃいます。