大葉を育てるなら水耕栽培がおすすめ!始め方や管理、収穫の方法などを解説
2024/6/5
大葉はシソ科シソ属の多年草で、薬味や天ぷらなど日本料理に欠かせない人気の香味野菜のひとつです。今回は大葉の水耕栽培のやり方やその管理方法などを解説します。
大葉は水耕栽培で育てられる?

Photo by mimiさん@GreenSnap
大葉は生命力が強いので初心者でも育てやすく、生育が早いので2〜3週間ほどで収穫ができ、水耕栽培に適しています。また水耕栽培であれば、病害虫の被害にあいにくく、大葉の栽培で注意が必要な増えすぎや交雑して風味が落ちるなどの問題もおきません。
大葉の水耕栽培を始める時期
大葉の水耕栽培は、室内の日当たりのよい窓辺で管理すれば一年を通して行えます。15〜25℃くらいのできるだけ気温の安定した生育環境が理想的です。
また、種まきや苗、挿し木から大葉の水耕栽培ができます。市販の苗を使うのが最も簡単で早く収穫できるのでおすすめです。種まきから始める場合は4〜6月が適期で、発芽適温は20〜25℃ですが、室内で育てるのであまり気にしなくてよいでしょう。
大葉の水耕栽培のやり方
種まきからの水耕栽培
準備するもの
- 大葉の種
- ペットボトル
- 食器洗い用スポンジ
- カッター、またはハサミ
- 爪楊枝や竹串
手順
- キャップを外したペットボトルの上部7〜8cmほどの位置でカットし、飲み口を逆さにして重ねる。
- ペットボトルの下部に飲み口が浸る位置まで水を入れる。
- スポンジを2〜3cm角にカットし、中央に十字の切れ込みを入れる。
- カットしたスポンジに水を含ませて、ペットボトルの飲み口部分にセットする。
- スポンジの切れ込みに、爪楊枝などを使って大葉の種を2〜3粒軽く挟み込む。
- ラップをして爪楊枝で空気穴を開けたら、暖かい日陰に置く。
苗からの水耕栽培
準備するもの
- 大葉の苗
- ペットボトル
- 食器洗い用スポンジ
- カッター、またはハサミ
水耕栽培の手順
- ポットから苗を取り出して土をほぐしたら、水で完全に洗い落とす。
- キャップを外したペットボトルの上部7〜8cmほどの位置でカットし、飲み口を逆さにして重ねる。
- ペットボトルの下部に飲み口が浸る位置まで水を入れる。
- スポンジを2〜3cm角にカットし、本のように開けるよう中央に切れ込みを入れる。
- 大葉の根を傷つけないようにペットボトルの飲み口に差し込む。
- 株元をスポンジで挟んで、位置を調整する。
水耕栽培している大葉の管理方法

Photo by たろうさん@GreenSnap
大葉の水耕栽培は、日当たりのよい場所で管理して、3〜7日に一回必ず水換えしましょう。水換えをしていないと水質が悪くなり、藻や匂い、病気の原因となります。種まきから始めた場合は、スポンジが乾かないように管理をして、1〜2週間ほどで発芽します。
また、水だけでは栄養がないので水耕栽培用の液体肥料を施して、栄養を与えるようにしましょう。このほか、根が伸びて広がりすぎたら、根をカットしてペットボトルのサイズに合わせるとよいです。
水耕栽培している大葉の収穫
水耕栽培している大葉は一気に収穫せずに、2〜3枚ずつ収穫することで長く楽しむことができます。また、収穫した葉を挿し芽にして水耕栽培して株を増やせば、さらに収穫できるようになります。
大葉を水耕栽培で育ててみよう
水耕栽培であれば、土を使わずにキッチンなどの室内の窓辺で、手軽に大葉を育てることができます。また、病害虫の心配も少なく、身近な生活用品で始められるのも嬉しいポイントですね。ぜひこの記事を参考に大葉を水耕栽培してみてくださいね。