sp logo
カート

キーワードで商品を探す

宿根草とは?多年草との違いや正しい読み方を徹底解説

2025/4/24

お庭でガーデニングを楽しむためには、庭に植える植物の性質を知ることが大切です。宿根草は、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれるので、お庭に上手に取り入れてみましょう。今回は、宿根草について詳しくご紹介します。

宿根草とは?正しい読み方は?

Photo by クリ*さん@GreenSnap

宿根草とは、一度植えたらその場に根付き、何年も花を咲かせる草花のことをいいます。

宿根草は丈夫な品種が多く、毎年数を増やしていくので、何度も植え付けたり掘り上げたりする必要がありません。手間要らずで、育てやすいのが魅力です。

ちなみに、"宿根草"の読み方は「しゅっこんそう」が正しいです。

宿根草と多年草との違いは?

宿根草とは? 多年草との違い

「あれ?植え付け後に何年もくり返し花を咲かせる草花のことは、"多年草"と区分するのでは?」そう疑問に思った方も多いでしょう。これは間違いではなく、宿根草は多年草の一種なのです。

宿根草と多年草の違いは「生長期以外のあいだに、地上部が枯れるか枯れないか」です。

宿根草は、花が枯れたあとに地上部は枯れるが、根は生きているがものを指します。一方、多年草は花が枯れたあとも地上部に葉や茎などの常緑部分を残すもののことを指すのです。

宿根草の地上部が枯れたあとのお手入れ

Photo by しおんさん@GreenSnap

宿根草は植え替えなどの手間はかかりませんが、その分普段のお手入れはこまめにしてあげましょう。花が咲き終わった後の花がら摘みやお礼肥、剪定・切り戻し、冬越しの準備などお手入れを欠かさないようにしてくださいね。

花がら摘み

宿根草の花が咲き終わったあとは、しっかりと花がらを摘みましょう。花がらを放置していると、種ができて株の体力が落ちてしまいます。

種ができるまで放置してしまうと、種にエネルギーを使われてしまうので花数が少なくなったり株が弱ってしまうことがあります。

剪定・切り戻し

宿根草は、花が咲き終わったあとに地上部が枯れるので、枯れた部分を全てバッサリと切り取りましょう。そのままにしていると見た目も悪くなってしまいます。夏に花期が終わるものは夏剪定、冬に花期が終わるものは冬剪定を行います。

また、地上部がなくなっても冬越しの準備は忘れないようにしましょう。

冬越しのためのお礼肥、マルチング

宿根草の冬越しの前には、株の周りに完熟堆肥や油粕を少し散布してやりましょう。宿根草は肥料のやりすぎに注意が必要ですので、少なめで大丈夫です。枯れた葉や茎を取り除いたら、株元を腐葉土やバーグチップ、マルチなどで覆って寒さから守りましょう。

2〜3年に一度は株分けを行う

宿根草は、地下茎を増やしてどんどん大きく生長する品種もあります。2〜3年に一度は、古い根を切り捨てて整理するという意味でも株分けを行いましょう。放置していると、他の植物の栄養を奪ってしまう場合もあるので、定期的に株分けをして庭の生態系を保ちましょう。

宿根性は多年草と違い、一年に一度は枯れるもの!

Photo by ビンカさん@GreenSnap

植えっぱなしでも健気に花を咲かせてくれる宿根草、シーズンに合わせて上手に植え付けると、一年中花を楽しめる素敵な庭をつくることができます。

開花後のお手入れを欠かさないことで、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。多年草と違って、多くは冬頃に地上部が枯れてしまいますが、株自体は生きているので間違えて処分しないように注意しましょう。

ぜひ今回ご紹介したお花を取り入れて庭を彩ってくださいね。