桃の種類図鑑!人気の白桃から希少品種まで、甘さや食感の違いを徹底解説
2023/7/3
甘くてジューシーな桃は、子どもから大人まで人気の高い果物ですよね。じつは、そんな桃には、数多くの種類があり、色や食感にも違いがあるんです。
今回は、桃の種類について詳しく紹介します。人気品種や高級な品種まで図鑑形式で紹介するので、ぜひお気に入りの桃を見つけてみてくださいね。
桃の特徴!どんな果物?
Photo by くみくみさん@GreenSnap
桃は、バラ科スモモ属に属する果実です。桃の実の表面には、細かいうぶ毛が生えており、日焼けや傷つかないように保護する役目があると考えられています。
また、桃には、食物繊維、カリウム、クエン酸などが豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果や疲労回復効果があるといわれています。
桃にはどんな種類がある?
桃は、日本で約100種類以上が栽培されているといわれています。桃は果肉の色によって、白桃と黄桃に分けられており、ネクタリンや蟠桃(ばんとう)も桃の仲間です。
白桃は、皮も実も白くて、やや実が柔らかい桃です。白さの理由は、桃が熟す前に1つずつ袋を被せて、手をかけて育てられています。そのため、高価な白桃もあり、お歳暮や贈り物として人気があります。そのほか、黄桃は白桃にくらべて実が硬いため缶詰でよく利用されています。
ここからは、定番の桃や、高級な桃も合わせて、桃について種類ごとに詳しく紹介します。
桃の種類
あかつき
Photo by ぷん太さん@GreenSnap
あかつきは、全国で最も広く栽培されている白桃です。若いと皮は手でむけませんが、熟すと簡単に手でむけます。桃らしい香りもあり、糖度は12〜14度と高く、強い甘味が特徴です。やや硬めの桃なので日持ちがよいのも魅力です。
黄金桃(おうごんとう)
Photo by りゅうせいさん@GreenSnap
黄金桃は、生食向けに改良された黄桃の代表的な品種。袋を被せて育てると表面の皮は黄色のままになり、日光を浴びると皮は赤く色付きます。実はきれいな黄色をしています。缶詰に利用されている黄桃より、とてもジューシーで強い甘味が特徴で、生食でもおいしいく食べることができます。
清水白桃
Photo by sweetbasketさん@GreenSnap
清水白桃は、岡山県で栽培されている最高級の白桃。1玉5000円以上の値がつくこともあるほどの高価な桃で、華やかな香りととろけるような舌触りで上品な甘さがあります。大切な方への贈り物にもぴったりですよ。
川中島白桃
Photo by rayさん@GreenSnap
川中島白桃は、パリッとした食感が好きな方におすすめの白桃です。1玉300gを超えることもある大玉で、肉質は硬く締まっているためシャキシャキとした食感が楽しめます。実が崩れにくいため、コンポートにしてタルトにしてもきれいに仕上がるのでおすすめですよ。
白鳳(はくほう)
Photo by アルさん@GreenSnap
白鳳は、ジューシーで甘い桃の代表的な桃です。嚙んだ時にぼたぼたと果汁が出るくらい果汁がたっぷりとあり、甘みが強く、酸味がほとんどありません。そのおいしさから白鳳をかけ合わせた品種が数多く生まれており、それらの品種を「白鳳系」と呼ばれるようになりました。
ファンタジア
Photo by ケントさん@GreenSnap
ファンタジアは、アメリカ生まれのネクタリンです。日本で栽培されているネクタリンの主要品種で、果肉はしっかりとしており、ジューシーで甘みと酸味のバランスもよいのが特徴です。8月中旬頃から9月上旬頃まで市場に出回ります。
蟠桃(ばんとう)
Photo by アーシャさん@GreenSnap
蟠桃は、中国が原産とされる平たい形をした桃です。一般的な丸い桃とは違い、円盤のような形をしており、実は柔らかく甘味も強いことが特徴です。日本では生産量がとても少ないため、幻の桃とも呼ばれており、希少性から高値で販売されることが多いです。
家庭菜園で育てやすい桃の品種は?
家庭菜園で育てやすい桃の品種は、一本でも結実する品種や、早生品種で袋がけが不要の品種がおすすめです。ひめこなつ、日川白鳳(ひかわはくほう)、あかつき、は、いずれも一本でも結実するタイプです。
ひめこなつは市販の桃よりもふたまわりほど小さいですが、梅雨前に収穫できる品種であるため袋がけが不要。家庭菜園では一番気軽にチャレンジできる品種ですよ。
桃の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
桃は、そのまま剥いて食べても、コンポートやタルトにしてもおいしいですよね。桃には、さまざまな種類があり、色や食感、味も種類によって違うので、ぜひいろんな種類を食べくらべしてみてくださいね。