桃の種類図鑑|桃の人気品種一覧や鉢植えでおすすめの品種を紹介
2024/10/28
甘くてジューシーな果実が人気の桃には多くの種類があり、色や食感にも違いがあります。
今回は、桃の種類について人気品種や鉢植えにおすすめの品種を紹介します。ぜひお気に入りの桃を見つけてみてくださいね。
桃はどんな果物?
Photo by くみくみさん@GreenSnap
桃はバラ科スモモ属の中国が原産の果樹です。耐寒性と耐暑性ともに優れおり、桃の実の表面には細かいうぶ毛が生えており、日焼けや傷つかないように保護する役目があるいわれています。
また、桃には食物繊維やカリウム、クエン酸などが豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果や疲労回復効果があるといわれています。
桃には何種類ある?
桃は日本で約100種類以上栽培されているといわれています。桃は大きく分けて「白鳳系」「白桃系」「黄桃系」の3つに分けられます。
白鳳系と白桃系の違いはなに?
白鳳系と白鴎系はいずれも果肉が白く似ていますが、食感や日持ちなどの特徴が異なります。
白鳳系は熟すのが早く、果肉が柔らかくて果汁が溢れるほどたくさん出るのが特徴です。一方で白桃系は果肉がよりしっかりとしていて、甘みが強いです。また、白鳳系は日持ちが短く、白桃系は日持ちがよいので、シーズン後半は白桃系が多くなります。
このほか、黄桃は白鳳系や白桃系にくらべて実が硬いため缶詰でよく利用されています。
桃の品種一覧
あかつき |
黄金桃 |
清水白桃 |
川中島白桃 |
白鳳 |
ファンタジア |
蟠桃 |
あかつき
Photo by ぷん太さん@GreenSnap
あかつきは、全国で最も広く栽培されている白桃です。若いと皮は手でむけませんが、熟すと簡単に手でむけます。桃らしい香りもあり、糖度は12〜14度と高く、強い甘味が特徴です。やや硬めの桃なので日持ちがよいのも魅力です。
黄金桃
Photo by りゅうせいさん@GreenSnap
黄金桃は、生食向けに改良された黄桃の代表的な品種。袋を被せて育てると表面の皮は黄色のままになり、日光を浴びると皮は赤く色付きます。実はきれいな黄色をしています。缶詰に利用されている黄桃より、とてもジューシーで強い甘味が特徴で、生食でもおいしいく食べることができます。
清水白桃
Photo by sweetbasketさん@GreenSnap
清水白桃は、岡山県で栽培されている最高級の白桃。1玉5000円以上の値がつくこともあるほどの高価な桃で、華やかな香りととろけるような舌触りで上品な甘さがあります。大切な方への贈り物にもぴったりですよ。
川中島白桃
Photo by rayさん@GreenSnap
川中島白桃は、パリッとした食感が好きな方におすすめの白桃です。1玉300gを超えることもある大玉で、肉質は硬く締まっているためシャキシャキとした食感が楽しめます。実が崩れにくいため、コンポートにしてタルトにしてもきれいに仕上がるのでおすすめですよ。
白鳳
Photo by アルさん@GreenSnap
白鳳は、ジューシーで甘い桃の代表的な桃です。嚙んだ時にぼたぼたと溢れ出るくらい果汁がたっぷりとあり、甘みが強く、酸味がほとんどありません。そのおいしさから白鳳をかけ合わせた品種が数多く生まれており、それらの品種を「白鳳系」と呼ばれるようになりました。
ファンタジア
Photo by ケントさん@GreenSnap
ファンタジアは、アメリカ生まれのネクタリンです。日本で栽培されているネクタリンの主要品種で、果肉はしっかりとしており、ジューシーで甘みと酸味のバランスもよいのが特徴です。8月中旬頃から9月上旬頃まで市場に出回ります。
蟠桃
Photo by アーシャさん@GreenSnap
蟠桃は、中国が原産とされる平たい形をした桃です。一般的な丸い桃とは違い、円盤のような形をしており、実は柔らかく甘味も強いことが特徴です。日本では生産量がとても少ないため、幻の桃とも呼ばれており、希少性から高値で販売されることが多いです。
鉢植えにおすすめの桃の種類は?
鉢植えで育てやすい家庭菜園におすすめの桃は、ひめこなつ、日川白鳳、あかつきはいずれも一本でも結実するタイプです。
なかでも、ひめこなつは市販の桃よりもふたまわりほど小さいですが、梅雨前に収穫できる品種であるため袋がけが不要と手間が少ないです。家庭菜園では一番気軽にチャレンジできる品種ですよ。
桃の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
桃は、そのまま剥いて食べても、コンポートやタルトにしてもおいしいですよね。桃には、さまざまな種類があり、色や食感、味も種類によって違うので、ぜひいろんな種類を食べくらべしてみてくださいね。