パキラの植え替え時期とおすすめの土!ぐらぐらするときの対策は?
2023/8/4
最初は小さかったパキラも2年目を迎える頃には、幹も枝も太く成長しサイズにあわせた鉢に植え替えする必要があります。今回は、パキラの植え替え時期とおすすめの土をご紹介します。いつまでも元気に育つよう、さっそく植え替えてみましょう。
パキラは1〜2年に1度の頻度で植え替えよう!
Photo by おつみさん@GreenSnap
鉢植えのパキラは、植え込みから数年が経過すると幹や枝は太く成長し、そのまま鉢では窮屈になります。そのため植え替えずに放置すると、行き場のない根たちが絡まり根腐れしやすくなるほか、土が古くなったことで水はけが悪くなり枯れる場合があります。
植物を育てるなら、適した時期にあわせた植え替えが必要であることを理解し、正しい時期や方法を押さえておきましょう。
パキラの植え替え時期
パキラの植え替えに適した時期は5~9月です。5~9月はパキラの成長期なので、植え替えのダメージの早い回復が見込めます。植え替をする前は、1週間ほど水やりを控えることで、土がほぐしやすくなり、根への負担を最小限に抑えられます。
なお、幹や枝が太いからといって、5~9月以外に植え替えるのは厳禁です。成長期以外の植え替えは、植え替えによる負担が回復しにくい時期です。負担をかけると冬越しできず枯れてしまう恐れがあるので、時期を過ぎたときは翌年の成長期まで我慢しましょう。
鉢植えパキラの植え替え方法
Photo by 卯実さん@GreenSnap
準備するもの
植え替えの手順
1.1週間ほど水やりを控え、鉢の土を乾かす
2.新しい土に鉢底用ネットを敷き、鉢底石、または赤玉土を入れる
3.観葉植物用培養土、または鹿沼土かバーミキュライトを入れ、パキラの太さにあわせて割り箸で穴をあける
4.鉢からパキラを取り出したら土をほぐしながらやさしく取り、新しい鉢の中心に挿し込む
5.鉢の2~3cmほど下まで土を足す
6.たっぷりの水を与える
なお、パキラを取り出したときは必ず根の状態をチェックしましょう。黒く変色した根は根腐れの証拠で、そのままにすると健康な根に悪影響を及ぼします。根腐れした根は清潔なハサミで切り落とし、薄茶色、または白い根に整えてから植え替えてください。
パキラの植え替え後の管理方法
パキラを植え替えたあとは、10日ほど半日向の場所に置きましょう。植え替え直後のパキラは、どれだけ成長期に植え替えしても大きな負担がかかり弱っている状態です。植え替えから10日ほど経過し、パキラの葉が薄緑色から濃い緑へと変わったら、日の当たる場所に移動させ、たっぷりと日光浴させましょう。
パキラの植え替えについてよくある質問
パキラの植え替えにおすすめの土は?
パキラの植え替えにおすすめの土は観葉植物用培養土です。観葉植物用培養土とは、腐葉土や堆肥などを配合し、観葉植物にとって必要な栄養分を豊富に含んだ土のことです。観葉植物用培養土には、赤玉土や鹿沼土など、水はけや保水性、保肥性なども配合されているため、土づくりの手間が省け、簡単に観葉植物の植え替えができます。
植え替えたパキラがぐらぐらする!対策はありますか?
植え替え直後のパキラはまだ土に根が張っていないため、2~4週間ほどぐらぐらします。風や振動などでパキラが倒れそうなら、土に根を張るまでの間、支柱を使って支えるとよいでしょう。
幹の太さが5cm未満、丈の長さが20cm未満のパキラであれば、割り箸でも支柱になります。あまり費用をかけず根が張るまで支柱を使うのであれば、割り箸と結束バンドなどを使うとよいでしょう。
パキラを小さいまま育てたい場合も植え替えは必要?
パキラを小さいまま育てたいときであっても植え替えは必要です。植物にとって植え替えは、過ごしやすい家に引っ越すようなものです。もし植え替えずにいれば、限られたスペースによって根の行き場がへり、根詰まりが起きたり根腐れによって枯れたりする場合があります。なにも言わない植物だからこそ、植え替えに適した時期や方法を知り、過ごしやすい環境を与えましょう。
なおパキラを小さく育てたい場合は、今のサイズよりも1サイズほど大きい鉢に植えましょう。2サイズ以上大きな鉢に植えると根がどんどん広がるため、幹や枝も太く大きく成長するので注意してください。