編み込みパキラって自分でつくれる?編み方とその後のお手入れのコツとは?
2024/2/27
パキラ編み込みは、ひとつでも存在感が抜群で、おしゃれな観葉植物として人気ですよね。とはいえ立派な編み込みパキラは意外と高額になることも。でもパキラの苗さえあれば、じつは意外と簡単に自分でもつくることができます。
この記事では、編み込みパキラの作り方やお手入れのコツ、よくある質問について詳しく解説します。
編み込みパキラ、自分でもつくれる?
Photo by ANAさん@GreenSnap
パキラは南米原産の常緑樹で、その育てやすさと力強い見た目から人気の観葉植物です。パキラにはいろんな樹形がありますが、とくに編み込みパキラは通常のパキラよりも一層おしゃれで存在感がありますよね。
じつはこの編み込みパキラ、正しい方法を知っていれば自分でもつくることができますよ。さっそく作り方をご紹介します。
編み込みパキラの作り方
必要な材料
編み込みパキラをつくるには、まず以下のものを用意しましょう。
- 20〜30cmほどの実生苗パキラ2〜3株
- 5〜6号サイズの鉢
- 鉢底石、鉢底ネット
- 観葉植物用の土
- ハサミ
- 麻紐の紐か結束バンド
ちなみに、実生苗とは種から発芽させた苗のことです。お店に出回るパキラのほとんどは太い幹を切り出して発根発芽させた挿し木株。挿し木株ではなかなか幹が太くならないので、編み込み前提で育てるなら実生苗を用意しましょう。
編み込みのやり方
- 苗の下半分ほどについた、編み込むのに邪魔な枝葉を剪定する。
- 新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石、土を3分の2ほどいれる。
- 苗の根鉢についた土は半分ほど落とす。
- 苗を2本植える場合は隣り合うように、3本植える場合は三角形になるよう、10cm間隔をあけて植える。
- 隙間を土でうめ、たっぷりと水やりをする。
- 幹同士を交差もしくは三つ編みするように、苗の高さ半分くらいまでねじる。
- 麻紐や結束バンドなどで、きつめに結ぶ。
- 混み合った部分の葉を剪定する。
編み込むときのポイント
パキラを編み込むときのポイントは、無理にきつく編まないことです。多少隙間があいていても実生苗であれば幹がどんどん太くなるので、そのうちしっかりと編み込まれて固定できます。
むしろきつく編み込んだり、株間をあまりあけずに植えてしまうと、その後幹が太りにくくなるので注意しましょう。
編み込みパキラのお手入れのコツ
置き場所
パキラは日当たりがいいところを好みますが、とくに編み込みパキラは幹や葉の密集度が高いため、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。
効率よく幹を太くさせるには、自然の強い風にさらすことも大切。風に当たることで幹が自身を支えられるようにしようと太くなろうとするので、できれば春から秋は屋外で育てるのがおすすめです。
水やり
パキラには春から秋の間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、編み込みパキラの場合、幹が密集しているため根元の湿度が高くなりがちです。水やりのしすぎには注意しながら、土にだけ水がかかるように水やりしましょう。
肥料
編み込みパキラには、生育期の春から夏にかけて、2ヶ月に1回程度、固形の肥料を与えましょう。活力剤という肥料だけでは補えない栄養成分を与える資材も併用することで、より幹が太くなりやすく、立派な編み込みパキラになりやすいです。
植え替え
通常パキラの植え替えは2〜3年に1回が目安とされていますが、編み込みパキラの場合は毎年の春か秋に植え替えするのがおすすめです。
毎年植え替えることで土の状態が保たれ、根を張るスペースも確保されるので、どんどん太く大きく育っていきます。
編み込みパキラによくある質問
枯れる原因は?
編み込みパキラが枯れる主な原因は、水やりの過不足、不適切な置き場所、根腐れなどです。とくに編み込みパキラは蒸れに弱いので、風通しのいい環境や、水はけのいい土に保つことが大切です。
一本だけ枯れたらどうするべき?
編み込みパキラのうち、一本だけ枯れた場合は、植え替えのときに優しく枯れた苗をほどいて取り除きましょう。残った方の苗は元気であればそのまま育てられます。多少不自然な形になるかもしれませんが、それも愛着がわくはずです。
挿し木でつくったパキラでもできる?
挿し木で増やしたパキラでも編み込み自体はできますが、実生苗に比べて幹が太くなりにくいため、なかなか思った通りには育たないでしょう。市販されているような編み込みパキラを目指すなら、実生苗を使ってください。
編み込みパキラに挑戦してみよう!
編み込みパキラは少しの手間と愛情で、通常のパキラとは一味違う特別な観葉植物にすることができます。この記事を参考に、ぜひ自分だけの編み込みパキラに挑戦してみてください。あなたの部屋を彩るステキなインテリアになること間違いなしです。