観葉植物はLEDライトで育つ?おすすめの植物ライトや選び方を解説
2024/9/12
植物にとって、日光は生長に必要不可欠ですが、人気のある観葉植物はインテリアとしても利用されるため、置き場所によっては日光不足になりやすいことがあります。今回は、そんなときに役立つ植物ライトの選び方とおすすめの植物ライトをご紹介します。
観葉植物の元気がない…もしかして日光不足かも?
おうちの観葉植物の元気がないと感じたら、もしかすると日光不足が原因かもしれません。
日光不足になると生長が遅くなるだけでなく、葉色の変色や、茎や枝が間延びする徒長が起きてしまい、観葉植物の見た目が悪くなってしまいます。 そのため、それぞれの植物ごとに適切な日照環境を用意してあげることが重要です。
観葉植物はライトでも育つ?
Photo by UGUMEさん@GreenSnap
観葉植物の置き場所が北向きであったり窓が小さいと、日光不足になりやすいです。しかし、改善しようにも部屋の間取りなどによって限界があります。そんなときには植物用ライトの導入を考えてみましょう。
人工のライトでも、植物に必要な光の波長を当ててあげることで、光合成をしてくれます。
観葉植物に必要なライトはなに?
光合成に必要な光は、主に可視光線の青色(400〜500nm)と赤色(600〜700nm)で、とくに赤色の光は、光合成を促す重要な光となります。また青色の光は、葉や実を大きくする役割があります。
観葉植物用のライトを選ぶときは、以下を確認してみましょう。
PPFD
PPFDとは光の量をはかる単位で、植物の光合成を考えるときの指標となります。快晴時のPPFD値はだいたい2000μmol/m2sで、曇りは50〜100μmol/m2sほどです。
植物ごとに最適なPPFDは違いますが、観葉植物には10〜500ほど必要とされており、基本的には300以上のものがよいとされています。
色温度
色温度は、観葉植物の見え方や部屋の印象に関係します。一般的に、色温度が低ければオレンジっぽい暖色系の光となり、落ち着いた雰囲気を感じます。反対に色温度が高くなると白〜青色の光となり、明るくはっきりとした印象になります。
定格寿命
一般的に観葉植物用のライトは一日10〜13時間は照射するのがよいとされています。安いものでも数千円はするため、コスト面から定格寿命が数万時間もつライトがよいでしょう。
観葉植物のLEDライトは「育てるあかり」がおすすめ
一般家庭で観葉植物をライトで育てる場合には、熱が発生するハロゲンライトや光量を確保するには難しい蛍光灯は向いていません。一方で、明るく、あまり熱を発さず、電気代も安くすむLEDライトがおすすめです。またLEDライトはほかに比べて虫が寄り付きにくい特徴があります。
植物用LEDライト「育てるあかり」は、光合成に必要な赤色と青色の波長を調整した、植物のためのあかりで、観葉植物や室内栽培の葉野菜などの健やかな生長を助けてくれます。
一般的な電球40〜60W相当の明るさと約25,000時間の寿命をもち、特定の観葉植物に向けたスポットライトやペンダントライトのインテリアとしても利用できます。また、自然光に近いナチュラル色と、暖かみのあるオレンジ色の2種類から選べるので、お部屋の雰囲気に合わせられます。
観葉植物はLEDライトだけでも育てられる?
植物用のライトを使用して環境を整えてあげれば、観葉植物を日光に当てなくても育てることはできます。むしろ日当たりの悪い場所でずっと管理するよりも、そちらの方がよく育つ場合もあるでしょう。
しかし、やはりライトは太陽光と比べると補える光量や光の波長も劣るため、植物の好みや生育期を考慮して、定期的に日光に当てるようにするとよいでしょう。
観葉植物の日光不足対策は植物ライトで解決!
植物の生長に日光は必要不可欠ですが、室内の観葉植物はどうしても日光不足になりがちです。そんなときは、植物ライトで光を補ってあげることで元気に育つようになるでしょう。
また、ライトで観葉植物を照らしてあげることで、生長を促すだけでなくインテリアとしてもよりおしゃれに演出できますよ。