吊るすと映える◎!ハンギングにおすすめの観葉植物と飾り方を解説
2023/10/11
「ハンギング」とは、観葉植物を天井に吊るしたり壁にかけて育てる方法で、置き型のプランターとは違った雰囲気を楽しむことができます。またハンギングの魅力は、空間を立体的に使えて、何もなかった空間にインテリアとして植物を飾れることです。
今回は、観葉植物をハンギングするときの注意点や吊るし方、そしておすすめの観葉植物をご紹介します。
観葉植物を吊るすときに気をつけることは?
ハンギングで楽しむ観葉植物には、アイビー(へデラ)やポトスといった一般的に葉や枝が垂れるつる性のものや、ビカクシダ(コウモリラン)のように立体感のあるものが使われます。
植物を吊るす方法としては、ハンギング専用のフック付きプラスチック鉢、布製のプラントハンガーや木製のカゴにプランターを入れる方法があります。観葉植物をハンギングで楽しむときは、重量に注意しましょう。
とくに鉢や土の重さは、植物の種類によって異なるため、軽めの素材を選んで使うのがベストです。プラスチック鉢は、強度がありながら軽量なのでおすすめです。万が一地震などで落下しても、割れる心配が少ない素材を選べば安心◎。
このほか、壁や天井の吊るす部分の強度や、引っ掛けるフックなどの耐荷重も考えておきましょう。
観葉植物のおしゃれな吊るし方(飾り方)
天井から吊り下げる
Photo by natsuさん@GreenSnap
天井にフックを取り付けてハンギングすることで、お部屋のデッドスペースを活用することができます。好きな場所に吊り下げることができるほか、ヒモの長さを調整するなどして高低差をつけて複数飾ったりすることもできます。
しかし、天井に強度の十分にあるフックを取り付けるには、いくつかのコツと道具が必要なため、難易度はやや高めです。
カーテンレールや突っ張り棒に吊り下げる
Photo by アスキンさん@GreenSnap
どんなお部屋に必ずあるカーテンレールに、S字フックなどを用いて観葉植物を飾ることで、簡単にハンギングができます。また、窓枠に突っ張り棒を通して吊るすこともできます。
この方法は、賃貸物件でも簡単にハンギングを楽しめます。また、どちらも窓の近くに飾る方法なので、耐陰性がある品種を選べば、日照不足を防ぎ、植物たちの生育環境としてもよいでしょう。
一方で複数の観葉植物をハンギングする際は、一箇所に荷重がかからないように注意してください。
リビングなどのダクトレール吊り下げる
Photo by まこさん@GreenSnap
キッチンやリビングの照明用に取り付けられていることが多いダクトレールを活用するのもおすすめです。吊るし方もダクトレール専用のフックを取り付け、吊るすだけと簡単です。
さらに、ペンダントライトとバランスよく配置すれば、観葉植物を照らすスポットライトにもなってより一層ステキな空間にしてくれます。
壁面に飾る
Photo by 鬼太郎さん@GreenSnap
壁のスペースを利用することで、ディスプレイ風に飾ることができます。フックなどの取り付けが簡単で、他の方法よりもしっかりと植物を固定できます。またお手入れもしやすく、飾り方のバリエーションも豊富なため、おすすめのハンギング方法です。
吊るすと◎!ハンギングにおすすめの観葉植物一覧
ハンギングで楽しむのにおすすめの観葉植物は、葉が垂れ下がるものや、葉が細かく特徴的なものが人気です。
また、ハンギングで育てる場合は、通常よりも風通しがよく乾燥しやすい環境になるため、乾燥に強い観葉植物が向いています。
ヒメモンステラ
モンステラは、大きな切れ込みの入った葉が特徴的で人気のある植物で、ヒメモンステラはその小型種です。生育旺盛で耐陰性もあり育てやすく、乾燥にも強いのでハンギングに向いています。
オリヅルラン
オリヅルランは、背は低いまま、模様の入った葉がしだれるように生長する観葉植物です。乾燥や日陰に強く、お手入れも簡単なので初心者の方にもおすすめです。
ハンギングにすることで、放射状に伸びる葉をいろんな方向から楽しむことができます。
アイビー
アイビー(ヘデラ)は、つる性で立体感が出るため、ハンギングによく用いられる観葉植物です。暑さと寒さ、乾燥や日陰にも強く、とても丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。種類によって葉っぱの形や模様が異なります。
ポトス
ポトスは、つる性の植物で、斑入り品種がたくさんあり人気があります。日陰に強く、成長がゆっくりでコンパクトな小さい状態を保てるため、育てやすい観葉植物の一つです。
また、ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去する効果の高い「エコプラント」としても注目されています。
アジアンタム
アジアンタムは繊細なレースのような葉っぱが特徴的な観葉植物です。日陰に強く育てやすいですが、多湿を好み水やり頻度はやや多めのため、ハンギングする場合はこまめなお手入れができる方におすすめです。
観葉植物を吊るすと手入れが大変?ハンギング後のお手入れ方法
ハンギングの観葉植物は土が乾燥しやすいため、水やりを忘れないように注意しましょう。
土の表面が乾いたときには、全体が乾き切ってしまっていることがあります。そのため土の状態を目安とせずに、時間を決めるなどして定期的に水やりするとよいでしょう。葉水も忘れずに行うようにしましょう。
また、ハンギングした観葉植物の水やりは、受け皿の有無でやり方が変わります。
受け皿がある場合は、プランターをおろす必要なく、そのまま水やりができますが、受け皿に水溜まっているとこぼれやすいので、捨てるかスポンジで吸い取るなどしましょう。
受け皿がない場合は、ハンギングからおろして、お庭やシンクなどで水やりをしましょう。
ハンギングでも水やり簡単!テーブルプランツは吊るすのもおすすめ!
土を使わない観葉植物「テーブルプランツ」なら、専用のスポンジを使って育てるので、水やりがとても簡単です。高いところに吊るすハンギングは、水やりや水切りの手間がかかりますが、テーブルプランツなら、カップにそのまま水を注ぐだけなのでお手入れがとても楽ちん!枝垂れるように伸びるつる性の観葉植物を集めた、つる性テーブルプランツがおすすめです。
テーブルプランツをおしゃれに壁掛けできる、リネン×レザーハンギングや、SOFT LETHER POTと合わせてどうぞ。
観葉植物を吊るしてハンギングを楽しもう!
吊るして楽しむハンギングは、普段と違った角度から観葉植物を楽しむことができます。また壁や天井の近くといった、家の空いたスペースを使えて、おしゃれなインテリアとしても優れています。
今回紹介したつる性の観葉植物のほかにも、ビカクシダ(コウモリラン)や土を必要としないエアープランツなどもハンギングに人気の植物です。お気に入りのハンギング方法を見つけて、植物のある暮らしをより一層楽しみましょう。