【玉ねぎの品種一覧】初心者におすすめの品種や特徴を紹介
2024/8/28
玉ねぎの種類と特徴

Photo by ますださんさん@GreenSnap
玉ねぎは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、日本の家庭料理には欠かせない野菜です。外皮の色によって味や風味が異なり、「黄色」「白色」「赤色」の3種類あります。黄色はもっとも一般的な玉ねぎで、白玉ねぎはスープや炒め物に、赤玉ねぎはサラダに向いています。
また、玉ねぎは成長速度の違いから、収穫時期の早い順に「早生」「中生」「晩生」の3つに分類されます。玉ねぎの品種ごとの特徴
早生玉ねぎ
早生玉ねぎは3月中旬〜4月下旬頃に収穫され、水分量が多く甘みが強いのが特徴です。サラダなど生で食べるのに適していますが、長期保存には向いていません。
晩生玉ねぎ
晩生玉ねぎは5月中旬〜7月中旬頃に収穫され、一般的に食卓でよく利用されているのは晩生玉ねぎです。収穫してから翌春までの長期保存ができます。
中生玉ねぎ
中生玉ねぎは5月〜6月下旬頃に収穫され、早生と晩生の中間の性質を持っています。晩生玉ねぎほどではありませんが長期保存ができ、炒め物やカレーなどの料理に向いています。
玉ねぎのおすすめ品種一覧
サラダ玉ねぎ
収穫時期3月中旬〜4月上旬の極早生玉ねぎです。苦みが少なく甘みの強い新玉ねぎで、病耐性も強く栽培期間も短いので失敗しにくく、初心者にもおすすめです。ただし、長期保存ができないので注意してください。
ソニック
4月中旬から収穫のできる早生玉ねぎです。平均320gと大玉で色つやがよく、病気と寒さに強いので暖地〜中間地で栽培ができます。また、早生玉ねぎですが8月末まで保存ができます。
スパート
4月中旬から収穫のできる早生玉ねぎです。ほかの早生種と比べて、トウ立ちや分球が起こりにくいのが特徴となっています。また、寒さに強く暖地〜中間地で栽培ができます。
ターボ
5月下旬から収穫できる中生玉ねぎです。年内までの長期保存ができ、ベト病や灰色腐敗病に強い特徴があります。
ネオアース
5月下旬から収穫できる中生玉ねぎです。いろツヤや形がよく、最大翌2月頃までの長期保存ができます。また、長期保存しても品質がくずれにくいのが特徴です。
ケルたまルビー
5月下旬から収穫できる中生赤玉ねぎです。分球や葉折れがしにくくて栽培しやすく、サラダに適しています。保存期間は9月末ごろと少し短めです。
ケルたま
6月中旬から収穫のできる晩生玉ねぎです。玉そろいやしまりがよく、翌3月までと長期保存に向いているのが特徴です。
家庭菜園におすすめの玉ねぎ品種
家庭菜園初心者の方は、耐病性のある品種や栽培期間が短い早生種を選ぶとよいでしょう。早生種であれば、栽培期間の短い「サラダ玉ねぎ」や病気に強く長期保存もきく「ソニック」などがおすすめです。
また、「ターボ」や「ネオアース」は中生種ですが、収穫時期が比較的早く、生育旺盛で丈夫な性質を持っているので家庭菜園にも向いています。
玉ねぎの品種は「早生種」がおすすめ!
初心者の方は栽培期間の短い、早生種の玉ねぎから栽培を始めるのがおすすめです。また、玉ねぎは連作障害が起こりにくく、必要な株間も短いため、スペースの限られている家庭菜園に向いていますよ。
この記事の玉ねぎの品種一覧を参考に、自分のお庭にあった玉ねぎを見つけてくださいね。