【玉ねぎの後作にいい野菜・悪い野菜一覧】育てやすいのはどれ?
2025/6/16
後作とは、その野菜を栽培したあとの土地に次に植える野菜のこと。後作をする際には連作障害を考慮しなければなりません。今回は、ヒガンバナ科に分類される玉ねぎの後作について、相性のよい野菜と悪い野菜のおすすめを解説します。
玉ねぎは連作障害に強いが、後作は相性あり!

Photo by Taka722さん@GreenSnap
玉ねぎは連作障害にとても強く、4〜5年の連作も一般的なくらいとても優秀な野菜です。
連作障害とは、同じ科の植物を同じ場所でつづけて栽培することで、土壌の栄養や微生物の偏り、野菜の生育が悪くなることをいいます。これを避けるため、同じ科の野菜を同じ場所に植えるには数年ほど間隔をあける必要があるのです。
したがって、後作には違う科の野菜を植え付けるのが一般的です。
玉ねぎは連作障害が起きにくい野菜ですが、できれば同じ科の野菜や相性の悪い野菜を後作にするのは避けた方がいいでしょう。
玉ねぎの後作にいい野菜一覧
玉ねぎは11月に苗の植え付けをし、5〜6月頃に収穫をします。玉ねぎは連作ができるため、玉ねぎの収穫後に植え付けて次の栽培まで、夏〜秋にかけて収穫のできる野菜を植えられると最適です。
さつまいも(育てやすさ◎)
さつまいもはヒルガオ科の野菜で、玉ねぎと同じく連作障害を起こしにくいです。また、栽培期間が5〜11月頃なので、玉ねぎの次の栽培まであいた期間を埋めることができます。
それなりのスペースは要しますが、面倒な手入れがほかの野菜より少ないため、初心者でも育てやすいです。栽培スペースが広い方におすすめです。
かぼちゃ
かぼちゃはウリ科の野菜で、玉ねぎの後作で栽培することで立枯病が発生しにくくなります。また、玉ねぎが土壌の肥料を使ってしまうので、玉ねぎの後作で栽培するかぼちゃはつるぼけしにくく、実つきがよくなります。
ナス
ナス科の植物は玉ねぎの後作におすすめで、植え付けが遅れても夏〜秋の長い期間収穫が楽しめます。
ピーマン
ピーマンもナス科の植物として、同じ理由で玉ねぎの後作に向いています。
オクラ(育てやすさ◎)
オクラはアオイ科の植物で、植え付けから2ヶ月ほどで収穫時期を迎え、7月中旬〜10月中旬まで、比較的長期間の収穫が楽しめます。また、害虫被害が少ないので初心者でも育てやすいです。
玉ねぎの後作に悪い野菜とは?
玉ねぎは連作障害に強いですが、同じヒガンバナ科のネギ類の長ネギ、ニンニク、ラッキョウなどや、マメ科のエンドウ、枝豆などは避ける方がいいでしょう。
これらを栽培したい場合は、土を変えるなどするのがおすすめです。
玉ねぎの後作には夏野菜がおすすめ!
玉ねぎの後作にはさきほどあげた意外にも、ゴーヤやシシトウなどの夏野菜もおすすめです。また、玉ねぎの後作に植えてはいけない野菜は少なく、比較的影響も出にくいとはされますが、ネギ類やマメ科は避けた方が無難でしょう。