玉ねぎの種まき時期はいつ?トレイでの育苗方法と種まきのコツを解説
2024/8/21
玉ねぎは初心者でも比較的簡単に育てることができ、家庭菜園で人気の野菜の一つです。玉ねぎを上手に育てるためには、適切な時期に種まきを行い、発芽させることが大切です。
ここでは、玉ねぎの種まき時期や種まきの方法、発芽のコツなどを詳しく解説します。
玉ねぎの種まき時期はいつ?

Photo by toshi722さん@GreenSnap
玉ねぎの種まき時期は、品種や地域によって多少の差はありますが、おおむね9月中旬〜10月中旬頃です。最適な種まき時期はタネ袋に記載されている時期を参考にしましょう。
玉ねぎは栽培期間によって、「早生」「中生」「晩生」の3つに大きく分けられますが、それぞれの播種時期を逃すとトウ立ちしたり、分球してうまく育たず、収穫が難しくなってしまうので注意してください。
畑で玉ねぎの種まきをする方法
準備するもの
- 玉ねぎの種
- 板やレーキなど土をならせるもの
- 新聞紙、またはワラ
- ジョウロ
種まきの手順
- 土づくりをした畑に、幅75cm高さ10cmほどの畝を作る。
- つくった畝を板やレーキを使って平らにする。
- 8cm間隔で浅い溝を掘り、そこに種を5mm間隔で条まきする。
- 軽く覆土して、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
- 発芽するまで新聞紙、またはワラをかけておく。
セルトレイで玉ねぎの種まきをする方法
準備するもの
- セルトレイ
- 玉ねぎの種
- 育苗培養土
- ジョウロ
種まきの手順
- セルトレイに培養土を入れ、軽く押さえて平らにする。
- 指でくぼみをつけてから、1粒ずつ種をまきをしていく。
- 土を被せたら、数回に分けてたっぷり水やりをします。
玉ねぎの種まきのコツ
玉ねぎの種まきでうまく発芽させるコツは、必ず品種ごとの適期に種まきすることと、発芽するまで乾燥しないように新聞紙やワラをかけておくことです。発芽するまで土が乾かないように管理しましょう。
玉ねぎの種まきしたあとのお手入れ
玉ねぎを種まきしたあと、露地栽培の場合は発芽して本葉が2枚になったら苗間1cmほどになるよう間引きをします。さらに葉が長さ10cmほどになった頃に2回目の間引きを行って、追肥してください。草丈が20〜25cmほどになったら植え付けができます。
セルトレイで育てている場合は、本葉2枚になった頃からは朝1回の水やりとし、定植の10日前から水やりを少しずつ控えて、茎葉を硬めにします。種をまいてから約2ヶ月後、草丈が20cmほどになったら植え付けの適期です。セルトレイから苗を土ごとに取り出して植え付けましょう。
玉ねぎの種まき時期を逃さないようにしよう!
玉ねぎの種まきは適期の幅がせまく、遅れても早くても生育障害を起こしやすくなってしまうので注意しましょう。さらに、早生種や晩生種など品種によって適期が異なるので覚えておきましょう。ぜひこの記事を参考に、玉ねぎの育苗を成功させてくださいね。