【玉ねぎの収穫時期と方法】その後の吊るし方なども徹底解説
2024/5/30

Photo by えぐこさん@GreenSnap
さまざまなお料理に使える万能野菜、玉ねぎ。そんな玉ねぎの収穫時期は、あるものの変化を観察していればすぐにわかります。ただし、種類によって時期が少し異なるほか、収穫後に乾燥させる手間があるため、ぜひこの記事を参考に玉ねぎの収穫について理解を深めていきましょう。
玉ねぎの収穫時期はいつ?
一般的な玉ねぎの収穫時期は、5〜6月頃です。葉茎が倒れてから、1週間ほど経ったら収穫できます。
※種類によって収穫時期が異なる点については、記事後半にて解説します
玉ねぎの収穫のタイミングを見分ける方法

玉ねぎの株を複数植えている場合は、全体の80%ほどの葉茎が上のイラストのように倒れたら収穫のタイミングです。
また、とう立ちし始めている株がいくつか見られる場合も、同様に収穫のタイミングと判断できます。
玉ねぎの収穫方法
土を軽くほぐし、肥大した球のすぐ上を手でつかみ、引き抜きます。引き抜いたら、球についた土を軽く落としましょう。
なお、玉ねぎの収穫後は乾燥させる必要があるため、収穫作業も晴れた日に行うようにしてください。
玉ねぎの収穫後はどう保存する?葉切りした方がいい?

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玉ねぎの収穫後は、根を切り落とし、そのまま天日干しをするか、吊るして球を乾燥させます。
収穫後の数日間、天気が確実に晴れるようであれば、そのまま地面に倒して天日干しするといいでしょう。
このとき、玉ねぎの葉は20cmほど残して切り落としておくといいでしょう。葉切りをすることで、玉ねぎから芽が出にくくなり栄養の分散を防ぐことができます。葉切りしすぎても、切り口から傷みが進む可能性があるため、必ず20cmほどは葉を残すのがポイントです。
玉ねぎの収穫後の吊るし方
玉ねぎを収穫したら、いくつかの株の葉の部分をまとめて紐でしばり、吊るします。
吊るしている間は、日光が当たりすぎると傷む原因となるため、できるだけ日陰で風通しがよく、雨が当たらない軒下などで管理しましょう。
ちなみに玉ねぎの収穫時期は早生・中生・晩生で違います!
前半で、玉ねぎの収穫時期は5〜6月頃ですとお伝えしましたが、実は玉ねぎには早生種・中生種・晩生種などのさまざまな種類があり、それぞれ収穫時期が少し異なります。
収穫時期の早い早生種は家庭菜園向きの種類ですので、こちらを栽培している方も多いかもしれません。よく知られている品種が、新玉ねぎです。新玉ねぎは収穫したての玉ねぎと勘違いされていることも多いですが、これは誤りです。
以下に種類別の玉ねぎの収穫時期をまとめます。
種類 | 主な品種 | 収穫時期 |
早生種の玉ねぎ | 新玉ねぎ | 3〜5月頃 |
中生種の玉ねぎ | ターボ | 5〜6月頃 |
晩生種の玉ねぎ | ケルたま | 5〜6月頃 |
玉ねぎの収穫時期はさまざまです
玉ねぎの収穫時期は、ざっくりいえば春です。育てている玉ねぎの品種がわからない場合は、倒伏(葉茎が倒れる現象)してきたことを目安に、収穫時期を見極めましょう。この記事を参考に、ぜひたくさんの玉ねぎを収穫して、うまく長期保存させて楽しんでください。