玉ねぎの追肥時期|肥料はなにがいい?化成肥料や鶏糞のやり方を解説
2024/11/28
玉ねぎは晩秋に植え付けをして、翌年春頃に収穫と栽培期間が長いため、生育に合わせた適切な追肥が重要です。
今回は、玉ねぎの追肥のタイミングとやり方を紹介します。
玉ねぎの肥料はなにがいい?
Photo by Taka722さん@GreenSnap
玉ねぎの肥料は、窒素・リン酸・カリウムが等量配合された化成肥料が適しており、化成肥料8:8:8が使えます。
また、アミノ酸やミネラルを含む肥料を使うと、玉ねぎの食味や貯蔵性の向上につながります。
玉ねぎの追肥時期はいつ?
玉ねぎの追肥は、基本的には定植から2週間ごとを目安に追肥をするとよいです。ただし、品種によって最適なタイミングが異なります。
- 早生玉ねぎ:12月中旬〜1月上旬頃、2月上旬〜中旬頃の2回
- 中生玉ねぎ:1月上旬〜中旬、2月中旬〜下旬、3月上旬の3回
- 晩生玉ねぎ:1月上旬〜中旬、2月中旬〜下旬、3月上旬の3回
最後にする追肥のことを止め肥といって、止め肥が遅れると玉ねぎの貯蔵性が悪くなるので、必ず3月上旬で追肥を終えるようにしましょう。
また、栽培地域によって施肥の仕方も変化し、北海道の春まき玉ねぎや暖地栽培の極早生玉ねぎは、栽培期間が短いので元肥をしっかりと施肥して、追肥は行わないのが一般的なようです。
玉ねぎの追肥のやり方
玉ねぎの追肥のやり方は、化成肥料8:8:8を1㎡あたり40gほどを目安に条間へまいたら覆土して、施肥をします。
マルチ栽培の場合は、植え穴に化成肥料をひとつまみずつ施肥します。施肥したあとは、畝の表面を軽く耕して雑草を取り除いてください。
玉ねぎの追肥に鶏糞は使える?
玉ねぎの肥料として、鶏糞もおすすめです。鶏糞は、3大要素がほどよく入り、カルシウムが多いのが特徴です。
追肥に使用する場合は、必ず完熟の鶏糞を使用してください。施肥量の目安は、1㎡あたりひと握りほどです。
追肥時期を見極めておいしい玉ねぎをつくろう!
あいまいな追肥は、トウ立ちや玉の肥大不良、貯蔵性の低下などを招いてしまいます。そのため、玉ねぎの栽培期間に合わせたタイミングと適切な量で追肥をしましょう。
また、止め肥をしてから約45〜60日ほどで収穫ができますよ。この記事を参考に、追肥をしておいしい玉ねぎをつくってくださいね。