オリーブの木は室内の観葉植物にできる?元気に育てるコツも解説!
2024/8/26
オリーブの木は、地中海沿岸が原産の常緑高木です。オリーブオイルの原料となる実を付けることで知られていますが、シルバーグリーンの美しい葉形から、庭木やシンボルツリーとしても人気があります。
そんなオリーブの木を室内で育ててみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、オリーブの木は本来屋外で育てるのが適しているため、室内管理には注意が必要です。
今回は、オリーブを室内でも元気に管理するためのポイントを解説します。
オリーブは室内の観葉植物にできる?
Photo by yumyumさん@GreenSnap
たくさんの日当たりと風通しのよい環境を好むオリーブの木は基本的には屋外で育てるのが適しています。そのため、室内の閉鎖的な空間では、オリーブの木にとって最もよい理想的な条件を得流ことが難しいでしょう。
しかし、オリーブの木は耐陰性もあるため、一定の条件を整えれば室内で育てることもできます。ただし、屋外で育てるのと比べると、生長速度が遅くなったり、花や実がなりにくくなることを覚えておきましょう。また、室内で育てる場合は、オリーブの木の特性を理解し、適切な環境づくりと管理を心がけましょう。
オリーブの木を室内で元気に育てるポイント
オリーブの木を室内で育てるには、以下のようなポイントに気をつける必要があります。
①日当たりと風通しのいい場所に置く
オリーブは日光を大量に必要とする植物なので、できるだけ日が長く当たる南向きの窓際がおすすめです。また、風通しが悪いと病気になりやすいので、エアコンの風が直接当たらない場所を選びましょう。
②適切な水やりを心がける
オリーブは乾燥に強い反面、過湿に弱い植物です。ただし、水をやらなさすぎても葉が落ちてしまいます。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、常に土が湿り気を帯びないよう気をつけましょう。夏場は特に乾燥しやすいので、こまめな水やりが必要です。
③冬場は低温管理をする
オリーブは一定の寒さを必要とする植物のため、冬場に10℃以下の低温に当てないと翌年の開花や結実が難しくなります。室内で管理する場合は、冬場に一時的に低温の場所に移動させるなどの工夫が必要です。
④適切な肥料を与える
オリーブは肥料が不足すると栄養不足になりがちです。春から秋にかけて、オリーブ専用の液体肥料や緩効性の肥料を与えましょう。
⑤定期的に剪定する
オリーブは枝が密集しがちなので、株全体の葉に日光が十分に当たるよう、適度に剪定を行う必要があります。剪定時期は花芽がつく前の、春先の2〜3月がベストです。
室内で育てるオリーブの木に虫はつく?
比較的、害虫に強いとされるオリーブの木ですが、室内で育てているオリーブの木にも害虫がつくことがあります。オリーブの木につく害虫として、オリーブアナアキゾウムシやハマキムシなどに注意してください。
異変に気づいたら、被害のある部分を取り除き、必要があれば薬剤散布をして防除しましょう。
室内で元気なオリーブを楽しもう!
オリーブの木は本来屋外で育てるのが適していますが、よく観察しながらうまく育てれば室内でも元気に管理することができます。もし室内のオリーブの木に元気がないと思ったら、もう一度紹介したポイントを見直してみてくださいね。