オクラにつく害虫は?アブラムシなどの害虫対策や駆除方法を解説!
2024/5/27
夏の旬の野菜であるオクラは、ビタミンやミネラルが豊富で栄養価の高い食材です。しかし、オクラを家庭菜園で育てる際には、さまざまな害虫の被害に遭うことがあります。
今回は、オクラにつきやすい害虫とその対策について詳しく解説します。
オクラにつきやすい害虫は?

Photo by RIE♥️さん@GreenSnap
オクラは害虫に弱い野菜のひとつです。オクラにつきやすい主な害虫は以下の通りです。
アブラムシ
アブラムシは、オクラにつきやすい代表的な害虫です。アブラムシは植物の汁を吸うため、オクラの葉が黄色くなったり、しおれてしまいます。アブラムシの排泄物にカビが生えると、葉が黒くなる「すす病」の原因にもなります。
カメムシ
カメムシは、オクラの新芽や花、果実を食害する害虫です。カメムシに刺されたオクラの新芽は縮んだり奇形になり、果実はスポンジ状になって腐ってしまいます。カメムシは7月頃から発生し、9月から11月にかけて大量発生します。
ハモグリバエ(ハマキムシ)
ハモグリバエは、幼虫が葉の内部に潜り込み、葉肉を食べながら白い線状の食痕を残す害虫です。被害が進むと葉全体が白く見えるようになり、オクラの生育を阻害します。早期発見と防除が重要で、防虫ネットの使用や薬剤散布が有効な対策となります。
オオタバコガ
オオタバコガは、オクラの花蕾、葉、果実を食害する害虫です。幼虫は果実に穴を開けて内部を食べ、被害がひどくなると果実が腐ってしまいます。8月から10月にかけて発生が多く、早期発見と防除が重要となります。
フタトガリコヤガ
フタトガリコヤガは、幼虫期にオクラの葉を食害する害虫です。緑色の体に黄色の縦線と黒い斑点があり、体表面に長い毛が生えているのが特徴です。葉を食べ尽くすと、次々と新しい葉に移動して食害を続けます。
オクラの害虫を予防する方法
オクラの害虫を予防するには、以下の対策が効果的です。
- 日当たりと風通しの良い場所で育てる
- 防虫ネットを使用する
- 周りの雑草や落ち葉を取り除く
- 植え付け前に土壌消毒を行う
- 適量の肥料を与え、過剰な窒素肥料は控える
オクラに害虫が見つかった時の対処法
オクラに害虫が発生した場合は、以下の対処が必要です。
- 害虫を歯ブラシや粘着テープで取り除く
- 効果のある農薬を散布する
- 被害の大きい葉や株は早めに除去する
害虫を予防して、オクラを元気に育てよう!
オクラは害虫に弱い野菜ですが、こまめな手入れと適切な対策を行えば、元気に育てることができます。害虫の発生を未然に防ぎ、発生時には迅速な対処を心がけましょう。