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スイセンの種類図鑑|香りや毒のある品種の見分け方は?

2023/7/16

スイセンは早春の時期になると花を咲かせる球根植物です。花色や咲き方などのバリエーションも豊富で、種類によって雰囲気が大きく異なります。スイセンは群生するイメージですが、鉢植えでコンパクトに楽しむこともできますよ。

今回はそんなかわいらしいスイセンの種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。

スイセンはどんな花?

スイセンPhoto by Cocoさん@GreenSnap

スイセンは地中海沿岸を中心に生息するヒガンバナ科の宿根草です。開花時期は11~4月頃が多く、草丈20~40cmほどまで成長します。スイセンはそのユニークな花姿が特徴で、凛とした雰囲気がありますね。

スイセンはお庭などに植えることも多いですが、じつは草全体に毒性があります。誤って口に入れてしまうと、下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。とくに、ラッパスイセンの全草は有毒なので、注意が必要です。

スイセンにはどんな種類がある?

スイセンの種類は約100品種以上あるようで、そのうち原種は30種類ほどです。スイセンには、以下のような6つの咲き方があります。

カップ咲きスイセン 花の中央ではカップ状に複数の花びらが重なる代表的な咲き方
ラッパスイセン いくつもの花びらが重なり筒状の花を咲かせる
口紅スイセン カップ状の花びらに紅色の縁が入る
八重咲きスイセン 花びらが幾重にも重なる
房咲きスイセン 茎の先端で房状に花を咲かせる
ペチコート咲きスイセン 筒状の小さな花を咲かせる

そのほか、スイセンには12系統もあり、系統によって特徴などもさまざまです。 ここからはスイセンの種類について詳しく紹介します。スイセンの特徴は種類によって変わるので、お気に入りの種類を見つけてみてくださいね。

主なスイセンの種類

スパラキシス

スパラキシスPhoto by hamamaさん@GreenSnap

スパラキシスはアヤメ科の球根植物です。別名「スイセンアヤメ」とも呼ばれ、3~5月頃に見頃を迎えます。スパラキシスは甘い香りを放ち、オレンジ色や赤色など鮮やかな花を咲かせますよ。

モントブレチア

モントブレチアPhoto by lunaさん@GreenSnap

モントブレチアは、夏になると鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。「ヒメヒオウギズイセン」という和名を持ち、スイセンのような花姿が特徴です。モントブレチアは花もちがよく、サフランのような香りが漂います。

ペチコート

ペチコートPhoto by まるみんさん@GreenSnap

ペチコートは、筒状の小さな花がかわいらしいスイセンです。1~3月頃になると黄色や白色の花を咲かせ、よい香りを放ちます。ペチコートの代表的な品種は、「ナルキッスス・バルボコディウム」などです。

釣鐘(ツリガネ)

ツリガネスイセンPhoto by まもさんさん@GreenSnap

釣鐘は、名前のとおり釣鐘状の花を咲かせる植物です。「シラー・カンパニュラータ」という名前で流通し、青色やピンク色の花がかわいらしいですね。釣鐘は、春に見頃を迎え、香りはとくにありません。

ニホンスイセン

ニホンスイセンPhoto by Erieさん@GreenSnap

ニホンスイセンは、白色と黄色の花を咲かせるスイセンです。爽やかな香りが特徴で、メジャーな種類で知られています。ニホンスイセンは育て方が難しくなく、初心者向きです。

オオマツユキソウ

オオマツユキソウ スノーフレークPhoto by fuuwaさん@GreenSnap

オオマツユキソウは、白い花が下向きに咲く植物です。別名「スズランスイセン」とも呼ばれるように、花や香りはスズラン、葉はスイセンに似ています。かわいらしい花姿が魅力的で、春に見頃を迎えますよ。

スイセンの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて

スイセンは早春に見頃を迎える植物です。種類によって花色や花姿などの特徴も異なり、地植えや鉢植えなどで楽しめます。花の開花時期が長いことも魅力のひとつですね。

スイセンは寒さにも強く、初心者の方でも育てやすいです。ご興味があれば、ぜひスイセンを育ててみてはいかがでしょうか。