母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?おすすめの色と本数は?
2025/3/18
母の日は、お母さんに「ありがとう」を伝える大切な日です。日本では毎年5月の第2日曜日に祝われます。この日には、カーネーションを贈るのが定番となっていますが、なぜカーネーションなのでしょうか?この記事では、母の日の由来やカーネーションの色ごとの意味、贈るときのポイントをわかりやすく紹介します。
母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?

Photo by さくちゃんさん@GreenSnap
母の日は日本だけでなく、たくさんの国で祝われている行事です。日本だけでなくアメリカでもカーネーションを贈る風習がありますが、そのほかの国ではカーネーション以外の花やものを贈ることも多いようです。
そもそも母の日の起源は、アメリカに住んでいたアンナ・ジャービスという女性が始めたとされています。アンナの母親は、地域の人々を助ける活動をしていました。母親を亡くしたアンナは、「お母さんに感謝の気持ちを伝える日があればいいのに」と考え、1908年に母の日のイベントを開きました。
このイベントが広がり、1914年にはアメリカの正式な記念日となりました。そして、この習慣は日本をはじめ、世界中に広がっていったのです。
母の日にカーネーションを贈るのはなぜなの?
アンナ・ジャービスが最初の母の日のイベントで、お母さんが好きだった白いカーネーションを参加者に配ったことがきっかけで、カーネーションが母の日のシンボルとなりました。
カーネーションは、花びらがいくえにも重なり合い、ふんわりと咲きます。その姿が「母の愛」のように優しく、力強いことから、母の日の花として選ばれましたのでしょう。
また、カーネーションの花言葉は「無償の愛」や「感謝」などとされていて、大切なお母さんへの贈り物にぴったりの花なのです。
母の日の贈り物にぴったりなカーネーションの色と本数
カーネーションにはさまざまな色があり、それぞれ意味があります。母の日に贈るときは、色の意味を考えて選ぶと、より気持ちが伝わるでしょう。
【カーネーションの色の意味】
- 赤:「母への愛」「感謝の気持ち」
- ピンク:「感謝」「温かい心」
- 白:「亡くなった母を偲ぶ」
- 黄色:「友情」「軽蔑(ネガティブな意味もあるので注意)」
- オレンジ:「元気」「純粋な愛」
一般的には、赤やピンクが母の日におすすめの色です。白いカーネーションは故人を偲ぶ意味があるので、贈る相手によっては注意が必要です。
【カーネーションの本数の意味】
花束を贈るときは、本数にも意味があります。
- 1本:「あなたは私のすべて」
- 3本:「愛しています」
- 5本:「あなたに出会えてよかった」
- 11本:「最愛の人」
母の日には、3本や5本、11本など、感謝や愛を表す本数のカーネーションを選ぶとよいでしょう。
母の日にカーネーションの花束を贈ろう

Photo by まゆりんさん@GreenSnap
お母さんにカーネーションを贈るときは、花束だけでなく、一緒に「ありがとう」の気持ちを伝えると、さらに喜んでもらえます。カーネーションにメッセージカードを添えたり、お母さんが好きなお菓子やプレゼントと一緒に渡したりすると、思い出に残る贈り物になります。
また、カーネーション以外にも、バラやガーベラ、ユリなどの花を混ぜた花束も素敵です。お母さんの好きな色の花を選ぶのもおすすめです。
お母さんに感謝の気持ちを伝えるために、ぴったりのカーネーションを選んで、素敵な母の日を過ごしましょう!