マリモの寿命はどれくらい?生きてるか死んでいるかの見分け方は?
2024/5/29
マリモは生きている

Photo by まーさんさん@GreenSnap
マリモとは、一般的に北海道の阿寒湖といった一部の地域にのみ発生する球状の緑藻類のことです。本来は球状ではなく繊維質の藻で、ほかの日本北部の湖などにも生息していますが、球状になるのは阿寒湖のように一定の条件の揃う、極めて限られた地域のみです。
マリモの寿命はどれくらい?
マリモの生育はとてもゆっくりで、直径10cmほどになるには15年ほどかかるとされています。正確な寿命はわかっていませんが、300年以上生きていると推測されるマリモもいるようです。また、阿寒湖では最大30cmものマリモが確認されています。
マリモが生きているか死んでいるか見分け方は?
マリモは藻類の水生植物なので、生育環境がよくないと枯死してしまいます。マリモが枯れると、茶色くなっていきます。表面だけが枯れていて、まだ内部は生きている可能性もありますが、つついたり優しく力を加えてみてバラバラになってしまったら、完全に枯れています。
それでも判断が難しい場合は、半分に切って中身を直接見て確認してみましょう。マリモは本来繊維状なため、球体が千切れてもひとつひとつは生きており、再び生長します。
マリモが枯れる原因
マリモが枯れてしまう主な原因は、水温の上昇です。マリモは寒冷地に生息しており、暑さには弱い性質があります。マリモを飼っている水槽に直射日光が当たると水温が急激に上がって、突然の環境の変化に耐えられずダメージを受けてしまいます。
とくに夏は注意して、水温が30℃以上になる場合は、冷蔵庫に入れたり氷を入れて水温を調整しましょう。
マリモの寿命は長く、何十年も生きる!
マリモはとてもゆっくりと生長して、長生きする水生植物です。また、5年後や10年後はどれくらいのサイズになっているか想像するのも楽しいですね。また上手に育てれば、一生をともに過ごせるかもしれませんよ。