苔の種類図鑑|よくある身近なものの特徴と見分け方を写真つきで解説
2024/5/10
森や日陰によく生えているイメージがある苔。最近は苔玉や苔テラリウムなど、さまざまな苔の楽しみ方があり、数多くの種類があるのはご存じですか?
そこで今回は、苔の種類について詳しく紹介します。人気の高い苔から育てやすい苔まで紹介するので、ぜひお気に入りの苔を見つけてみてくださいね。
苔はどんな植物?
Photo by こげてるよねさん@GreenSnap
苔は、岩の上や幹などに自生している植物のことです。苔といえば、薄暗い所日陰などで育つイメージですが、種類によっては日向を好むものもあります。
また、日本では、日本庭園や盆栽で古くから利用されていましたが、最近では苔玉や苔テラリウムなど新しい苔の楽しみ方もあり、注目が高まっています。
苔にはどんな種類がある?
苔は、全世界に約2万種、日本でも約1,700種類あるといわれており、森の中や都会の道路や石の上など、さまざまな場所に自生しています。
苔の種類は、蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)、ツノゴケ類に分類されており、蘚類は、その中でも1番種類が多く、茎と葉から構成されているのが特徴です。苔類は、茎と葉をもつものもありますが、葉状体(ようじょうたい)と呼ばれる茎と葉の区別が無いタイプのものもあり、多様な姿の苔があります。ツノゴケ類は、茎と葉はなく、葉状体のみの苔です。
ここからは、苔について種類ごとに詳しく紹介します。苔の特徴は種類によって変わるので、お気に入りの種類を見つけてみましょう。
苔の種類一覧!
よくある身近な苔!スナゴケ
Photo by にかにかさん@GreenSnap
スナゴケは、小さい星屑のような形がかわいらしい苔。北半球に広く分布しており、日当たりがよい砂地や岩に自生しています。日本でもコンクリートや岩によく生えている種類です。
スナゴケは、直射日光にも、積雪にも強く、比較的どんな環境でも適応するため、日当たりの良いお庭にぴったりの苔です。そのため、初めて苔を育ててみたいという方でも安心ですよ。
シッポゴケ
Photo by むらさきさん@GreenSnap
シッポゴケは、フサフサとしたシッポのような美しい葉をもつ苔。森林や半日陰の場所によく自生しており、湿気がある環境を好みます。
テラリウムでも比較的育てやすい品種で、他の苔に比べると背丈が高いため、高さのある容器で育てるのがおすすめです。
コツボゴケ
Photo by (こけやん)さん@GreenSnap
コツボゴケは、透き通るような緑色の葉が人気の苔。透明感のある葉は、水をあげた時にキラキラと輝くように見えてとってもキレイです。
比較的丈夫な苔のため、苔玉や苔庭でも使用されており、テラリウム初心者でも育てやすい品種です。
タマゴケ
Photo by にかにかさん@GreenSnap
タマゴケは、柔らかな緑色がキレイな苔。森林や明るめの日陰に自生しており、丸い胞子体をつけることから、タマゴケと名付けられました。
寒さには強いですが、夏の暑さにやや弱いため、涼しい環境で育てるのがおすすめです。
テラリウムでよくある苔!ホソバオキナゴケ
Photo by けいさん@GreenSnap
ホソバオキナゴケは、こんもりとした姿がかわいらしく、テラリウムでよく使われる定番の苔。盆栽の装飾にも使われ、別名「山ゴケ」とも呼ばれています。
成長がゆっくりなため、ゆっくりと苔の成長を楽しみたい方におすすめですよ。
アクアテラリウムでよくある苔!ミズゴケ
Photo by 日吉丸さん@GreenSnap
ミズゴケは、園芸の植え込みによく利用されている苔です。
ミズゴケは、葉に特殊な細胞をもち、大量の水を溜め込むことができるだけでなく、排水性や通気性もいいため、植え込み材料にぴったり。乾燥した状態で販売されていることが多く、簡単に水で戻せるため、初めての方でも扱いやすいですよ。
シノブゴケ
Photo by ちゃろぽんさん@GreenSnap
シノブゴケは、苔玉によく利用されている苔です。葉を広げた姿がとてもキレイで、盆栽やテラリウムにも使用されています。
シノブゴゲは、這うようにして成長することが多いため、テラリウムのレイアウトにもぴったりです。
苔の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
苔はさまざまな種類があり、好みの環境が違うため、それぞれに合った育て方で楽しむのがおすすめですよ。
GreenSnapSTOREでは、ミニ盆栽や苔玉など、さまざまな苔を取り扱っています。初めての方でも安心して利用できるように、「無料の育て方相談サービス」もあるので、ぜひこの機会にGreenSnapSTOREをチェックしてみてくださいね。