【朝顔の支柱の立て方・誘引のやり方】リング支柱の使い方やつるの巻き方は?
2024/5/13
夏の風物詩・朝顔を美しく咲かせるには、支柱が欠かせません。朝顔のつるを支柱に誘引することで、見応えのある株に育てることができますよ。
この記事では、リング支柱を使った行燈仕立ての方法を中心に、支柱選びのコツから立て方、誘引の仕方まで詳しく解説いたします。
朝顔は支柱なしだとどうなる?
Photo by sachikoさん@GreenSnap
朝顔はつる性植物ですので、支柱なしで育てるとつるが地面を這ってしまい、葉が密集して風通しが悪くなってしまいます。そうなると、蒸れが原因でうどんこ病などの病気が発生しやすくなったり、花つきが悪くなってしまいます。
そのため、立派に花をたくさん咲かせるためにも、朝顔に支柱はかかせないのです。
朝顔におすすめの支柱の種類
朝顔につかえる支柱には、リング支柱、トレリス、ネットなどがあります。
- リング支柱:丸い輪が連なった形状で、つるを巻き付けやすい。
- トレリス:格子状の支柱で、つるが絡みやすい反面、設置に手間がかかる。
- ネット:張るだけで手軽に使えますが、ある程度スペースが必要。
一番ポピュラーで簡単なのがリング支柱でつくる行燈仕立てです。最近では100均にも売っているので手軽に入手できますよ。とくに5〜7号の植木鉢で育てているならリング支柱がおすすめです。
そのほか、横に広いプランターで育てている場合は複数のトレリスをたてるか、ネットを張って支柱代わりとするのがいいでしょう。
ネットを活用した朝顔のグリーンカテーンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
朝顔の支柱の立て方
朝顔に支柱を立てるタイミングとしては、苗の植え付けと同時、もしくは本葉が5~6枚出た頃に立てるのがベストです。 リング支柱の場合、支柱の足を地面にしっかり差し込み、倒れないように固定してください。
支柱と株元の間は30cm程度離すようにしましょう。株元に近づけ過ぎると、つるを巻き付ける時に茎を傷める可能性があるので注意してください。
朝顔は行灯仕立てが初心者向きでおすすめ!
リング支柱がお家にない方も大丈夫。鉢に等間隔で支柱を3本立てておけば、針金などでリングの代用することも可能です。
針金で支柱を巻くときは、針金同士の間隔を14cmほどあけておくといいでしょう。そこへ、つるを誘引していきます。この行燈仕立てが最も簡単で、初心者向きです。
朝顔の支柱の仕立て方(つるの誘引方法)
朝顔のつるが20~30cm程度に伸びてきたら、支柱への誘引を開始しましょう。 基本的には、朝顔は左向きに伸びる性質があるので、つるは左向き・反時計回りの方向でそっと巻きつけていきます。
あまり強く巻き付けすぎると、つるが傷ついてしまうのでご注意ください。結束バンドやひもを使って、緩めに固定してあげるのも効果的ですよ。
また、リング支柱やトレリスを使って仕立てる場合、上段までつるを巻き終わってから摘心をすることで、より脇芽が増えて花つきもよくなります。
摘心についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
朝顔の支柱についてよくあるご質問にお答えします
朝顔にはプラスチック製と金属製の支柱のどちらがいいの?
プラスチック製は軽くて扱いやすいですが、耐久性では金属製に分があります。金属製は錆びる可能性があるため、選ばれる際はメッキ加工されているかもご確認ください。
朝顔の支柱の高さはどのくらいが適切でしょうか?
朝顔の品種にもよりますが、1.5~2m程度の高さがおすすめです。あまり高すぎると花が見にくくなりますし、低すぎるとつるを十分に伸ばせません。
朝顔の誘引のために使う資材は何がよいでしょうか?
結束バンドやビニールひもがよく使われます。針金などは茎を傷めやすいのでお避けいただいた方が無難です。誘引ひもは、柔らかくて伸縮性のあるものをお選びください。
朝顔の支柱を立てて行燈仕立てにしよう!
リング支柱を使えば、美しい行燈仕立ての朝顔を簡単につくることができますが、ワイヤーや麻紐など、自宅にあるもので代用して手作りするのでも大丈夫です。つるの誘引に少し手間をかけることで、朝顔本来の魅力を引き出せるはず。ぜひ、支柱を活用して、自慢の朝顔を育ててみてくださいね。