モンステラの元気がない原因は?根腐れなどで枯れる前に試したい復活方法!
2024/3/22
元気のないモンステラも、完全に枯れる前であれば持ち前の生命力の高さで復活させられる可能性もあります。この記事では、モンステラに元気がない原因や復活方法についてご紹介します。
元気がないモンステラは放置しないで!
Photo by ミドリさん@GreenSnap
人気の観葉植物モンステラ。しかし、育て方次第では元気がなくなってしまうことも。くったりとした葉っぱや黄色い葉っぱは、モンステラからのSOSサインかもしれません。でも安心してください。完全に枯れる前なら、まだ復活のチャンスはあります!まずは症状から原因を探り、適切な処置を施しましょう。
モンステラの元気がない!症状からわかる原因
根腐れが原因で元気がない
モンステラが元気をなくす最大の原因は、根腐れです。根腐れは水やりの頻度が多すぎたり、鉢底の排水穴が詰まること、冬にも高頻度で水やりをしていることなどが原因で起きる病気です。
モンステラが根腐れを起こすと、葉が黄色くなったり茎が茶色くなったりして、株全体がしおれていき元気を失っていきます。
寒さが原因で元気がない
冬にモンステラの元気がない場合、寒さが原因かもしれません。モンステラの耐寒温度は10℃程度。寒さに長時間さらされると、葉が黒ずんで枯れ始めます。
とくに窓際は夜間の冷え込みが厳しいので要注意。そのほかにもいきなり気温が低い場所に移動したり、水やりの水温が低すぎると冷害といって寒さで元気をなくしていきます。
日光不足が原因で元気がない
明るい日陰を好むモンステラですが、日光が極端に不足すると徒長し、葉が黄色くなったりひょろひょろと伸びて自立しずらくなります。この状態を放置すれば、株が弱って病害虫にも狙われやすくなるので要注意です。
根詰まりが原因で元気がない
モンステラを数年間植え替えしないまま育てると、鉢の中で根がぐるぐる回ってしまう根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを放っておくと植物に栄養や水分が行き渡らなくなり、葉が黄色くなったり全体的にしおれてきます。鉢底から根が飛び出してきたり、水の吸い込みが遅くなったりしたら要注意です。
元気がないモンステラが枯れる前にやるべき復活方法
植え替え
モンステラが根腐れや根詰まりを起こしている場合は、思い切って植え替えをしましょう。植え替えするときは古い土をすべて落とし、黒ずんで痛んだ根を取り除いてから新しい土に植え替えてください。植え替え直後はストレスで弱っているので、強い日光には当てず、水やりの頻度もやや落として管理しましょう。
水やり頻度の見直し
春から秋の間は、表土が乾いてからたっぷりと水をあげるのがモンステラの基本の水やり。この「たっぷり」というのは、鉢底から流れ出るほど水やりするという意味です。こうすることで土の中の空気も循環して根が呼吸をしやすくなります。
つまり鉢底穴がない鉢カバータイプに直接植えるのはNGということ。また、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしましょう。
冬場は水やり回数を月1〜2回程度に減らして、その代わりに葉水で乾燥を防いでください。
置き場所の見直し
モンステラに適した置き場所は、春と秋は窓ガラス越しの日光、夏場はレースカーテン越しの光が入る明るい日陰です。よく明るい日陰でも育つとはいいますが、具体的には照明なしで本が読める程度の明るさが目安です。
また、エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶのも◎。風通しは良くしておきたいのでサーキュレーターを活用するのもおすすめです。
冬越し方法の見直し
本来熱帯アメリカなどに自生するモンステラは、日本の冬の寒さにデリケート。気温が下がってきたら、窓から少し離れた室内の暖かい場所に移動させましょう。冬は休眠するので肥料はやめて水やりも最小限に抑えてください。葉水で乾燥を防ぐのがコツです。
なお、冬の水やりをするときは水温にも気をつけてください。水道水をそのまま与えるのは冷たすぎるので、15度くらいの常温に戻して与えましょう。
元気がないモンステラの活用方法
ちなみに根腐れなどで茎の一部が変色してしまったり、徒長でひょろひょろになった場合は、剪定して病害部分を取り除くのが吉です。そのままにしておくと、回復できない部分にエネルギーを使ってしまうので復活が遅れたり、最悪かれてしまいます。
せっかく緑の部分があるのにもったいないという場合は、病害部分を切り落として挿し木にしてみるのもおすすめです。挿し木の方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
元気がないモンステラのSOSを見逃さないで!
元気がないモンステラに気づいたら、すぐに復活方法を試すことが大切です。症状から原因を見極めて適切な処置を施せば、きっと愛するモンステラは復活してくれるはず。ちょっとした変化を見逃さず、長く付き合っていけるよう、日頃からしっかり観察することを心がけましょう。