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モンステラの気根は何のためにある?切るときの注意点と正しい誘導の仕方

2024/1/15

モンステラを育てていると、茎から白っぽい根のようなものが伸びていきますよね。これは「気根」というモンステラ特有の器官です。でもこの気根、どんどんと生えてくるので見た目的に気になる方も多いかもしれません。

そこでこの記事ではモンテラの気根の意味や、切るときの注意点など詳しくご紹介します。

モンステラの気根は何のためにある?

モンステラ 気根

Photo by komiya420さん@GreenSnap

そもそもモンステラは、もともと他の樹木に着生して巻き付くように伸びていく半つる性の観葉植物です。そのため、モンステラの気根には主に次のような役割があります。

  • モンステラの株自体を支える
  • 空気中の水分や酸素を吸収・放出する

とくに重要なのが株自体を支える役割のほうで、大株になるにつれモンステラは気根がないと横に倒れてしまうこともあります。支柱に巻きつけたり土に埋めたりすることで安定性がましていくので、モンステラの成長のためにも気根も大事に育てましょう。

モンステラの気根を切るときの注意点

とはいえ、モンステラの気根はどんどん伸びていくので見た目的に気になるという方も多いです。そんなときは気根を切ってしまうというも一つの手なのですが、気根を切るときは注意点があります。

  • 全ての気根は切らない。切っても元の本数の3分の1は残す。
  • 気根を途中で切らない。切るときは気根の付け根から切る。

先ほどもお伝えした通り、気根には水分や酸素を吸収・放出する役割(蒸散)があるため、全て切ってしまうとこのバランスが乱れてしまいます。そうなると次第に弱ってしまうので必ず数本は残しましょう。

また、途中で気根を切ると、切った部分から分岐して気根が伸びることもあるので、見た目をスッキリさせたいなら付け根から切ることをおすすめします。

モンステラの気根の誘導の仕方

モンステラの気根は見た目的にネガティブに思っている方も多いのですが、最近では気根を存分に伸ばして幹を立たせる、より自然に近い「幹立ち」という樹形がおしゃれで人気を集めています。

この幹立ち樹形をつくるには安定性のある気根が重要です。気根を切るのではなく、あえて伸ばしてオンリーワンの樹形を楽しむのもおすすめですよ。 モンステラの気根を伸ばしたいときは、気根に霧吹きをよく吹きかけることと、長く伸びてきたら土に挿して誘導してあげることが大切です。

こうすることで気根がしっかりと根付いて安定性が増していきます。 誘導の仕方がよくわからず、気根を鉢の外側に出している方をよく見かけますが、こうすると気根は空気中の少ない水分と酸素を求めてどんどんヒョロ長く伸びていきます。太くしっかりした気根にしたいなら、土に挿すほうがいいですよ。 もしくは、支柱などを用意して気根を巻きつけていく方法もおすすめです。

モンステラの気根は成長に欠かせない!

モンステラの気根は、モンステラが大きく成長していく上で欠かせない器官なので、それも個性だと思って大切に育てましょう。時間はかかりますがその分愛着も増す幹上がり樹形も楽しめるので、気根の切り方や誘導に困ったらぜひこの記事を参考にしてみてください。