ミントの種類図鑑!モヒートミントやハーブミントなど、用途別の品種は?
2024/4/17
ミントはさわやかな香りと爽やかな味わいが人気のハーブで、お料理やデザート、ドリンクなど、様々な用途で活用されています。
実は一口にミントと言っても種類がとても豊富。香りや味わいが異なる品種がたくさんあるのをご存知でしたか?今回は、ミントの主な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
ミントにはどんな種類がある?
Photo by pechapechaさん@GreenSnap
世界には40種類以上のミントがありますが、ミントは主に2つの系統に大別することができます。1つはペパーミント系で、もう1つはスペアミント系です。それぞれ香りや形態、育て方が少しずつ異なります。お好みの種類を選んで、ガーデニングを楽しんでみましょう。
ペパーミント系
ペパーミントは、ミントの中でも最もポピュラーな品種です。香りの元となる成分はメントールで、すっきりとした爽やかな香りと、ピリリとした刺激が特徴。これは和種であるハッカにも含まれる成分です。主に飲み物に用いられます。
ペパーミントは葉先が尖っており、葉はしわがなくスペアミントよりもピンと張ったフォルムをしています。草丈は約55〜80cmほどに生長し、夏に小さな紫色の花を咲かせます。
ペパーミント系の品種は以下の通りです。
イングリッシュスペアミント
イングリッシュスペアミントは、爽やかな甘みのある香りが特徴です。料理やお茶、ポプリなどに幅広く使われ、強すぎない上品な香りで、ミントの苦手な方にもおすすめの品種です。
クールミント
クールミントは、ペパーミントやスペアミントに似た爽やかな香りが特徴です。メントールの含有量が多く、ペパーミントよりも強い清涼感があるのが特徴です。全体的に黒みがかった緑色で、葉の裏が紫色になりやすい品種です。
ホクト
ホクトは日本で品種改良された品種で、メントール含有量が多く、強い清涼感と刺激的な香りが特徴です。メントール感がとても強いので、触れるととてもスースーします。
スペアミント系
スペアミントは、ペパーミントに比べるとおだやかな香りの品種です。香りの元となる成分はカルボンで、メントールは含まれていないため、お料理に加えてそのまま食べることもできます。ケーキの上の飾りにしたり、モヒートなどのドリンクなど、主に生食での食用に使われます。葉は少ししわがよっていて、柔らかな質感です。夏には白色〜薄桃色の花を咲かせます。
スペアミント系の品種は以下の通りです。
ベルガモットミント(オレンジミント)
ベルガモットミントは、オレンジの皮のような大人っぽい柑橘系の香りが特徴的な品種です。フレッシュで爽やかな香りに、フローラルな甘みが加わった優雅な香りが楽しめます。
アップルミント
アップルミントは、リンゴのような甘い香りが特徴的な品種です。小さな丸い葉が可愛らしく、ハーブティーによく用いられます。優しくまろやかな香りが魅力です。耐暑性と耐寒性に優れており、育てやすいのでガーデニング初心者にもおすすめの品種です。
パイナップルミント
パイナップルミントは、アップルミントの変種で、葉に白やクリーム色の斑が入るのが特徴です。葉模様がおしゃれなので、インテリアグリーンとしても人気があり、鉢植えにも向いています。パイナップルとリンゴを混ぜたような甘い香りがするので、お子さまでも食べやすい品種です。
モヒートミント(イエルバ・ブエナ)
モヒートミント(イエルバ・ブエナ)は、モヒートの本場であるキューバ発祥のハーブです。スペアミントよりも甘みと柔らかさがあり、スパイシーな香りが特徴的です。
オーデコロンミント
オーデコロンミントは、触れるとオーデコロンのような香りのする品種です。全くスースーしませんが、紅茶や麦茶などと相性がよく、一緒に飲むと美味しいのが特徴です。
ミントの種類は奥深い!お気に入りを見つけてみて!
このように、ミントにはさまざまな種類と品種があります。お好みの香りや用途に合わせて、ぜひお気に入りの品種を見つけてみてくださいね。