【ミントの水耕栽培】挿し木による増やし方を徹底解説
2024/4/23
ミントは、爽やかな香りが魅力のハーブで、ハーブティーやアロマ、虫除けなどさまざまな用途に利用でき人気があります。ミントの収穫を長くいつまでも楽しむために、今回はミントの挿し木での増やし方を紹介します。
ミントの増やし方は?

Photo by れいさん@GreenSnap
ミントは生命力が強く、挿し木や水挿しで簡単に増やすことができます。なかでも水挿しは、特別な道具を用意したり、土で汚れる心配がなく初心者にもおすすめです。また、ミントは水挿しからそのまま水耕栽培で育てることもできます。
ミントの挿し木の時期
ミントの挿し木は、生育期の4〜10月が適期です。水挿しをする場合もこの時期に行ってください。ただし、真夏の暑さの厳しい時期は避け、気温が15〜25℃くらいの時期に行うのがコツです。
ミントの挿し木のやり方
準備するもの
- 育苗ポット
- 赤玉土小粒
- 清潔なはさみやカッター
- 水を張ったコップ
- 割り箸などの棒
挿し木のやり方
- ミントの茎を先端から10〜15cmほどの長さで、切り口をななめにカットする。
- 先端の葉を2〜3枚ほど残して、ほかの葉は取り除く。
- 水を張ったコップに挿し穂の切り口を1時間つける。
- 育苗ポットに赤玉土を入れて、水で湿らせる。
- 棒で穴を開けて、そこに挿し穂を挿して土を被せる。
- たっぷり水やりする。
挿し木にしたあとは、日陰で土を乾かさないように管理し、10〜14日ほどで発根します。
ミントの水耕栽培(水挿し)のやり方
準備するもの
- 花びんやペットボトル
- ゼオライト(根腐れ防止剤)
水耕栽培のやり方
- ミントの茎を先端から10〜15cmほどの長さでカットする。
- 下から2〜3節分から生えている葉を全て取り除く。
- 根腐れ防止剤を花びんの底に敷いて、2/3ほど水を入れる。
- 最低2〜3節は水に浸かるように、水を張った花びんに入れる。
水挿しをしたミントは、節から発根するため必ず2〜3節分は水に浸かるようにしてください。また、葉っぱが水に浸かっていると水が腐りやすいので注意します。
水耕栽培のミントの管理方法

Photo by 阿檀 (adan)さん@GreenSnap
水の入れ替え
水耕栽培のミントは、2〜3日に一回水の入れ替えをして、清潔な状態を保つようにしましょう。暑い時期は蒸発が激しくなるため、必要であればこまめに水を足てください。
また、夏に水の温度が上がると根腐れを起こしやすくなるので、水の入れ替え頻度を増やすとよいです。このほか、水の入れ替えと一緒に花びんを洗って、カビや藻が発生しないようにしましょう。
日当たり
ミントは日光を好む植物ですが、真夏の直射日光といった強い日差しは苦手です。レースのカーテン越しや半日陰で育てるとよいです。
肥料の管理
水耕栽培では、肥料が重要なポイントになります。水耕栽培は土から栄養が補給できないため、定期的に液体肥料を規定量、水に混ぜて与える必要があります。一方で肥料の入れすぎは、根腐れの原因になるので適量を守って施肥してください。
ミントを水挿しから水耕栽培で育ててみよう!
ミントはハーブとして収穫するので、株の更新が必要不可欠です。嬉しいことにミントは生育旺盛で、挿し木や水挿しで簡単に増やせるので、ぜひチャレンジしてみましょう。また、水挿しであればそのまま水耕栽培に移行することで、土を使わず手軽にミントを育てることができますよ。